マレーシアのローカルコーヒーショップで定番の朝ごはんと言えば、カヤトーストとコピ。
この記事では、カヤトーストとコピが美味しいと評判の高いクアラルンプールで人気のKopitiam(コピティアム)について紹介します。
目次
カヤトーストとコピが美味しいおすすめコーヒーショップ
本記事で紹介するKopitiam(コピティアム)は、
…の5店です。
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1. 鎰記中西菜館

クアラルンプールの人気コピティアムの筆頭は、Chow Kitにある鎰記中西菜館(Yut Kee Restaurant)。
1928年に創業した鎰記中西菜館(Yut Kee Restaurant)は、クアラルンプールで95年以上の長い歴史を持つコピティアムになります。

鎰記中西菜館(Yut Kee Restaurant)は、昔ながらの味を今も忠実に再現している、‘古き良きコピティアム’で、その料理は素朴でどこか昔懐かしい味がします。
看板メニューは、海南チキンチョップや海南麺、そしてカヤトースト、デザート系のメニューではマーブルケーキやカヤロールが人気です。
鎰記中西菜館は自家製のカヤが美味しく、カヤトーストに関しては、一番おすすめのお店です。(料理に関しては、昔ながらのレシピをそのまま再現しているので、好き嫌いが分かれるかもしれません。)
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2. 何九海南茶店

創業1956年、67年以上の歴史を持つ何九海南茶店(Ho Kow Hainam Kopitiam)。
何九海南茶店(Ho Kow Hainam Kopitiam)は、クアラルンプールのチャイナタウンにある鬼仔巷(Kwai Chai Hong)と呼ばれる路地で営業をしていた老舗コピティアムになります。
2018年末に、すぐ近くにあるJalan Balai Polisという通りに場所を移動してリニューアルオープンして以来、若い世代を中心に爆発的な人気を集め、「観光スポット化」していると言っても過言ではないほど混み合うコピティアムに進化しています。

何九海南茶店(How Hainam Kopitiam)でおすすめのフードメニューは、カレーソースの豬腸粉(チーチョンファン)と炒米粉(ビーフン炒め)。
Kopi(コピ)やカヤトーストの味はまぁまぁという印象ですが、カヤ系のメニューを選ぶなら、カヤバタートーストではなく、カヤバターバンやカヤバタークロワッサンを選ぶ形がおすすめです。(上記画像の右下にあるものがカヤバターバンです。)
混み合うところが難点であるものの、レトロなテイストの店内はかわいいです。
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3. 源昌隆咖啡店

クアラルンプールのチャイナタウンにあり、何九海南茶店の近くで営業している源昌隆咖啡店(Kafei Dian)。
ペナンの料理が多く、メニューが非常に豊富です。

おすすめはカヤバタークロワッサンと馬來糕。
特に、温めてふかふかの状態で提供してくれる馬來糕が美味しいです。
カヤの味に関しては、何九海南茶よりもKafei Dianの方が美味しいと感じています。
コーヒーの味はまぁまぁですが、海南茶の味は悪くないです。
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4. 溏记海南茶室

1988年創業の溏記海南室(Thong Kee Cafe)。
マレーシアのPahang(パハン)州にあるBentong(ベントン)という場所ではじまった溏記海南室(Thong Kee Cafe)は、クアラルンプール近郊都市に店舗を拡大しているコピティアムになります。

溏記海南室(Thong Kee Cafe)の看板メニューは、1+1と呼ばれるKopiとTehをミックスしたドリンクとカヤバタークロワッサン 。
しっかり濃く淹れたコーヒードリンクが美味しいこと、クロワッサンをはじめ、トースト、バンズ、ドーナッツ、マフィンなど、パンメニューの種類が豊富なところが溏記海南室(Thong Kee Cafe)の特徴です。
カヤトースト自体の味は普通ですが、クロワッサンで注文すると美味しく感じるので、溏記海南室(Thong Kee Cafe)を利用する時は、カヤバタークロワッサンを選ぶ形がおすすめです。
クアラルンプール市内や近郊都市にいくつか店舗があるものの、どれも車がないとやや不便にある点がデメリットです。
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5. 阿榮哥海南茶

創業1964年の阿榮哥海南茶(Ah Weng Koh Hainan Tea)。
ICC Puduのなかで営業しているコピティアムになります。

阿榮哥海南茶(Ah Weng Koh Hainan Tea)の人気メニューは海南茶。
カヤトーストに関しては、何九海南茶店と同じように、トーストで注文するよりも、Bun(バン)で注文する方がおすすめです。

阿榮哥海南茶(Ah Weng Koh Hainan Tea)では、週末に海南茶ソフトクリームも販売していて、これがすごくおすすめです。
ICC Puduは建物の構造上、換気があまり良くなく、熱気が溜まりやすい場所であること、混み合うと非常にごちゃごちゃするので、快適に食事できる場所であるとは言えませんが、ICC Pudu自体はローカルグルメが豊富で美味しいものが多い食事スポットです。
また、良い意味でも悪い意味でも、普通のローカル感がある場所で、サービス面はあまり期待しないで行く方が良いかもしれません。
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ローカル感よりも使いやすさを重視する場合
上記で紹介したKopitiam(コピティアム)は、ローカルの人に人気のコーヒーショップですが、日本人の感覚からすると、やや使いにくいと感じてしまうお店もあります。
鎰記中西菜館(Yut Kee Restaurant)と何九海南茶店(Ho Kow Hainam Kopitiam)は非常に混み合うことを除けば、旅行者にも使いやすい雰囲気のコピティアムですが、溏記海南室(Thong Kee Cafe)と阿榮哥海南茶(Ah Weng Koh Hainan Tea)は、「独特のローカル感が嫌」と感じる人もいるかもしれません。
以下に、使いやすい雰囲気を持つお店について紹介します。
Bungkus Kaw Kaw

Bungkus Kaw Kawは、Nu Sentral、Sunway Velocity、Berjaya Times Square、Low Yat Plaza、Avenue K、SOGO KL、Suria KLCC、The Exchange 106など、 クアラルンプールのショッピングモール内を中心に展開しているお店です。
テイクアウトが中心でイートインスペースが小さめであることから、のんびり食事を楽しみたい時にはあまり適したお店ではありませんが、パパッと食べ物を購入したい時に便利なお店です。
Bungkus Kaw KawのKopi(コピ)、カヤトースト、Nasi Lemakは美味しく、一般的なコピティアムのものに引けをとりません。
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使いやすさで言うと、Nyonya Colorsもおすすめです。
Nyonya Colorsもショッピングモール内にあり、ローカルグルメのほか、クエが豊富であるところが特徴です。
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また、フランチャイズ化しているコピティアムレストランでは、OldTown(オールドタウン)が有名です。
コーヒーやカヤトーストが飛び抜けて美味しいというわけではありませんが、クアラルンプールの空港にも店舗があり、旅行者に人気のコピティアムになります。
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Oriental Kopi(華陽)

ここ数年、注目を集めているコピティアムがOriental Kopi(オリエンタルコピ)。
Oriental Kopiは南洋料理を提供しているコピティアムで、雞絲河粉やプローンミー、Nasi Lemak、カヤトースト、チェンドル、南洋コーヒーなど色々なメニューがありますが、どことなくイポーのコピティアムを思わせるものがあります。

オリエンタルコピの看板メニューはエッグタルト。
なかのカスタードは濃厚でトロトロ、外側の生地はサクサク&ホロホロに仕上がっています。
オリエンタルコピのエッグタルトはおすすめです。

菠蘿包(Polo Bun)も人気です。
エッグタルトも菠蘿包(Polo Bun)も焼きたての状態で提供されます。
Orientak KopiはPuchong(プチョン)のBandar PuteriやBukit JalilにあるPavilion Bukit Jalilに店舗があるほか、2022年7月にはMid Valley Megamallに店舗がオープンしています。
さらに、Pavilion KLやKLIA2にも新店舗がオープンしています。
クアラルンプール以外では、ジョホール・バルに店舗があります。
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料理が美味しいコピティアム
コピティアムにも色々なものがあり、コピやカヤトーストを目的に足を運ぶお客さんが多いお店のほか、麺類やご飯ものなど、特定の料理を目的に足を運ぶお客さんが多いお店もあります。
料理のクオリティが高い人気のコピティアムとしては、
- O&S Restaurant
- New Yong Len Restaurant
…の2つを挙げることができます。
O&S RestaurantはPetaling Jayaにあるコピティアムで、アッサムラクサやペナンホッケンミーなどペナン名物の料理が多く、美味しいお店がたくさん集まっています。
ただ、クアラルンプール中心部から離れたところにあり、ローカル感が強い場所なので、旅行者の人がわざわざ足を運ぶコピティアムとしてはあまりおすすめではありません。
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TTDIにあるコピティアムのNew Yong Len Restaurantは、ペナンホッケンミー(プローンミー)が人気料理になっています。
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クアラルンプール中心部、KLCCやBukit Bintangに近いエリアにあるコピティアムであれば、Imbiにある永興城茶餐室。
永興城茶餐室は、有名な三間庄ポークヌードルのお店があるコピティアムとして知られていますが、カヤトーストやコーヒーも美味しいです。(三間庄ポークヌードルは好き嫌いが分かれる食べ物かもしれません。)
永興城茶餐は便利なロケーションにあるので、旅行者の人にもおすすめです。
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まとめ
クアラルンプールや近郊にある色々なコピティアムを紹介しましたが、クアラルンプールでカヤトーストなら鎰記中西菜館(Yut Kee Restaurant)が一番美味しいと感じています。
海南コピティアムらしい、最も伝統的なスタイルのカヤとパンを使ったカヤトーストを食べることができる場所です。
また、源昌隆咖啡店(Kafei Dian)のカヤも美味しく、同店のカヤバタークロワッサンはおすすめです。
何九海南茶店と阿榮哥海南茶は、クアラルンプールで非常に有名なコピティアムであるものの、カヤトーストに関しては普通だと感じています。(個人的な感想です。)
溏記海南室のカヤバタークロワッサンも美味しいものの、お店が不便な場所にあるので、旅行者の人にはそこまでおすすめしません。
また、鎰記中西菜館、源昌隆咖啡店、何九海南茶店、溏記海南室、阿榮哥海南茶は、いずれも店内でカヤの販売をしています。
カヤを購入すれば、自宅でカヤトーストを簡単に作ることができるので、コピティアムで食事をするついでにカヤを購入することもおすすめです。
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以上、カヤトーストやコピが美味しいクアラルンプールで人気のコピティアムについての紹介でした!