クアラルンプールの主要ショッピングモールを中心に展開するNyonya Colors(ニョニャカラーズ)。
手頃な価格でクエや各種デザートのほか、ローカルフードを気軽に楽しむことができるグルメスポットです。
この記事ではNyonya Colors(ニョニャカラーズ)の詳細についてご紹介します。
目次
クアラルンプールで展開するニョニャカラーズ

店名にNyonya(ニョニャ)という言葉が使われている通り、Nyonya Colors(ニョニャカラーズ)の看板メニューはニョニャクエをはじめとする伝統菓子のクエ(Kueh/Kuih)。
ニョニャクエ以外に、マレー系やインドネシア系のクエなど幅広いクエが揃っています。
クエは商品によって多少価格が異なるものの、1スライスあたりRM1.35程度から購入することができます。(2020年11月12日の為替レート<1MYR=25.45円>で日本円に換算すると35円程度です。)
ほかのお店でもよく見かける一般的なクエから、少し変わったニョニャクエまで様々なものがあります。
Nyonya Colorsのメニュー

Nyonya Colors(ニョニャカラーズ)ではクエのほかにも、軽食やデザートの販売をしています。
軽食の価格はカヤトースト(Roti Bakar + Kaya)でRM3.80、麺類やライス系メニューはRM11.90、糖水系のデザートはRM5.00程度です。
ショッピングモール内にあるレストランで食べるフード価格としてはかなり安いので、食事やティータイムを楽しむローカルの人がたくさんいます。
クエ&デザート

個人的にクエを買う時にどのお店でも毎回必ずと言っていいほど購入する好きなものがあり、それが上記3つのクエ。
緑と白のクエがKueh Talam(クエ タラム)、黄色いクエがKueh Bingka Ubi(クエ ビンカ ウビ)、青と白のクエにカヤがついたものがPulut Tai Tai(プルッ タイタイ)。
Nyonya Colors(ニョニャカラーズ)のKueh Talam・Bingka Ubi・Pulut Tai Taiはどれも美味しいです。

また、Pulut Intiも美味しいです。

Kochi Santan(コチ サンタン)もおすすめです。

Kochi Santan(コチ サンタン)の中に入っているものは…

グラマラッカで味つけされたココナッツ。

グリーンカラーの層になったレイヤーケーキのLapis Pandan(ラピス パンダン)も美味しいです。
Nyonya Colors(ニョニャカラーズ)で販売されているレイヤー系のクエには数種類あり、Lapis Pandanはパンダンの葉で色づけ&風味づけされたレイヤーケーキになります。

紅龜粿(アンクークエ)。
Nyonya Colors(ニョニャカラーズ)で販売されている紅龜粿(アンクークエ)は一般的なアンクークエの約半分の大きさのミニサイズになっています。
通常サイズのアンクークエを1個食べると、それだけでお腹が膨れるので、Nyonya Colors(ニョニャカラーズ)の小さなアンクークエは色々なクエを楽しみたい時に手頃なサイズ感です。
上記のアンクークエはパンダンベースの生地に緑豆(ムングビーン)がフィリングとして入っています。
ココナッツがフィリングとして入ったアンクークエもあります。

Seri Muka(スリ ムカ)。

Ondeh Ondeh(オンデオンデ)。

クエはお持ち帰りすることもできます。

バナナ(Pisang)を使ったLipat Pisang。
温かいデザートと冷たいデザート

温かいデザートと氷を使った冷たいデザートがあります。
温かいデザートは小豆や緑豆を使ったスープ系デザート、冷たいデザートはアイスカチャンやチェンドルなどがあります。

チェンドル。
グラマラッカ(パームシューガー)とココナッツミルクのバランスが良く、美味しいデザートです。
あずき入りで注文することもできます。
❤︎チェンドルに関しては光華が美味しいです↓↓↓

ニョニャのデザートと言えばBubur Cha Cha(ボボチャチャ)。
ボボチャチャは金・土・日および祝日に提供される限定メニューになっています。
お持ち帰り専用であるものの、ボボチャチャに関してはNyonya Heritageのものが美味しいです。
❤︎お店の詳細はこちら↓↓↓
ローカルグルメ
Nyonya Colors(ニョニャカラーズ)の軽食も美味しいものがたくさんあります。
ペナンアッサムラクサ

おすすめはペナンアッサムラクサ。
ペナンとは異なり、美味しいアッサムラクサのお店が少ないクアラルンプールにおいて、Nyonya Colors(ニョニャカラーズ)は満足度の高いクオリティのアッサムラクサを提供しています。
クアラルンプールのショッピングモールに入っているお店で食べるペナンアッサムラクサとしてはAh Cheng Laksaも美味しいですが、Nyonya Colors(ニョニャカラーズ)もおすすめです。
❤︎Ah Cheng Laksaの詳細はこちら↓↓↓
Nasi Lemak & Mee Siam
Nasi LemakやMee Siamも美味しいです。
Nyonya Colors(ニョニャカラーズ)で提供されるNasi LemakやMee Siamには、お皿で提供されるものとバナナリーフで包まれたタイプ(Bungkus・ブンクス)の2種類あります。

マレー語で包むという意味を持つbungkus(ブンクス)。
上記のようにバナナリーフなどで包まれた状態のNasi LemakはNasi Lemak Bungkusと呼ばれています。
BungkusタイプのNasi LemakやMee Siamの価格はどちらもRM4.20。
日本円にすると100円ちょっと…というイメージです。

Nyonya Colors(ニョニャカラーズ)のNasi Lemak BungkusはNasi Lemak Pandanという商品名になっています。
これはココナッツライスにパンダンが使われていることを意味し、実際にココナッツライスは緑がかった色味をしています。
❤︎Nasi Lemakを食べたい時におすすめのお店はこちら↓↓↓

ビーフンを使ったMee Siam。
Mee SiamのSiamはタイの旧名のシャムという言葉がもとになっていて、タイ料理のフレーバーの影響を受けた料理になります。
あっさりしているので、小腹が空いた時にパパッと食べることができるグルメです。

プレートで提供されるタイプのMee SiamとNasi LemakはCurry ChickenまたはChicken Rendangとセットにして注文することができます。
Nasi Kunyit with Curry Chicken(ナシクニ+カリーチキン)

ターメリックライスのNasi Kunyit(ナシクニ)。

もち米を使うNasi Kunitはどしっとした重みがあります。

Nasi KunyitのセットになっているCurry Chicken(カリーチキン)。
旨みがつまったカレーにホロホロ食感の鶏肉が入っています。
Nyonya Colors(ニョニャカラーズ)のカレーはどれも美味しいので、Curry Chicken(カリーチキン)のほか、Curry Mee(カリーミー)もおすすめです。

豬腸粉(Chee Cheong Fun・チーチョンファン)

豬腸粉(Chee Cheong Fun・チーチョンファン)はOriginal(オリジナル)とCurry(カレー)から好きなものを選ぶことができます。
オリジナルはペナンスタイルの豬腸粉(チーチョンファン)、カレーはクアラルンプールスタイルの豬腸粉(チーチョンファン)になります。
違いはソース。
カレーソースをかけて食べることが多いクアラルンプールスタイルの豬腸粉(チーチョンファン)に対し、ペナンスタイルの豬腸粉(チーチョンファン)は蝦醬(シュリンプペースト)と甜醬(スウィートソース)をベースにしたソースが使われています。
シュリンプペーストの味は好き嫌いが分かれますが、ペナンのRojak(ロジャッ)のソースに近いテイストなので、Rojakが食べれる人はオリジナルの豬腸粉(チーチョンファン)は抵抗なく食べることができると思います。(ただニョニャカラーズのオリジナルチーチョンファンはかなり辛い味つけになっているので、辛いものが苦手な人にはおすすめしません。)
カヤトースト

カヤトースト(Roti Bakar + Kaya)。
Nyonya Colors(ニョニャカラーズ)のカヤは割と美味しいです。

カヤは店内で販売されています。
Kopitiam(コピティアム)で販売されているカヤと同程度、またはコピティアムのものよりも若干安い価格設定になっています。

自宅用に購入すると、家でカヤトーストを楽しむことができます。
ちなみに、クアラルンプールでカヤを購入したい時は老舗コピティアムのYut Keeで販売しているものもおすすめです。
Yut Keeのカヤは余分なものを入れていない分、日持ちしないタイプのカヤなので、消費期限に注意が必要ですが、美味しいです。
❤︎詳細はこちら↓↓↓

ちなみに…Nyonya Colors(ニョニャカラーズ)やYut Keeよりも価格が高くなりますが、シンガポールブランドのTOAST BOXのカヤも美味しいです。
PavilionやMid Valley Megamall、KLIA2(クアラルンプール国際空港ターミナル2)などに店舗があります。
スナック類

Nyonya Colors(ニョニャカラーズ)には甘いクエのほか、Otak-Otak(オタオタ)、Curry Puff(カリーパフ)、Samosa(サモサ)など甘くないsavoury系統の軽食もあります。

海老を使ったCucur Udang。
また、新商品として揚げバナナのピサンゴレンも登場しています。
ドリンク

Teh Tarik。

Cham。
ドリンク類には、Kopi(コピ)やKopi O(コピオー)、Teh O(テーオー)、Barley(バーリー)、ミロ、など、定番のものが揃っています。
❤︎マレーシアにおけるドリンクの詳細はこちら↓↓↓
ニョニャカラーズの店舗ロケーション
2020年11月現在、クアラルンプール市内には…
- Suria KLCC
- The Gardens Mall
- Nu Sentral
- Berjaya Times Square
- MyTown Shopping Centre
…に店舗があります。
そのなかでも便利なロケーションにある店舗をピックアップして紹介します。
Suria KLCC

最寄駅はKLCC駅。
ペトロナスツインタワー観光やスリアKLCCでのお買い物とセットにして利用できる店舗です。
❤︎Suria KLCCの詳細はこちら↓↓↓
The Gardens Mall

最寄駅はLRT及びKTMのAbdullah Hukum駅、またはKTMのMid Valley駅。
The Gardens Mall(ザ・ガーデンズモール)の中にある店舗で、ミッドバレーエリアでお買い物をする時に便利な店舗です。
❤︎Mid Valley Megamall&The Gardensの詳細はこちら↓↓↓
Nu Sentral

最寄駅はKL Sentral駅。
ショッピングモールのNu Sentralはクアラルンプールの中央駅であるKLセントラル駅のすぐ近くにあり、各公共交通機関(LRT・KTM・モノレール・KLIAエクスプレス&トランジットなど)の駅からも非常に近いため、便利な店舗です。
お店の雰囲気としては、スリアKLCCやThe Gardensにある店舗よりも開放感のあるNu Sentralの店舗が一番心地良いと感じています。
❤︎Nu Sentralの詳細はこちら↓↓↓
クアラルンプール郊外にある店舗情報
- 1 Utama Shopping Centre(Petaling Jaya)
- Empire Shopping Gallery(Subang Jaya)
- gateway@klia2(クアラルンプール国際空港)
また、Genting Highlands(ゲンティン ハイランズ)にも店舗があります。
❤︎gateway@klia2の詳細はこちら↓↓↓
まとめ
Nyonya Colors(ニョニャカラーズ)は…
✔︎ショッピングモールにある飲食店の価格帯としてはかなり手頃
✔︎ショッピングモールで食べるローカルグルメとしてとしてはクオリティが高い
…というコスパの良いお店です。
また、アクセス面で非常に便利なロケーションに店舗がある点もNyonya Colors(ニョニャカラーズ)の特徴です。
クアラルンプールの主要ショッピングモールで展開しているローカルレストランにはマダムクワンズもありますが、Nyonya Colors(ニョニャカラーズ)はマダムクワンズよりも低価格でカジュアルに楽しむことができます。
以上、Nyonya Colors(ニョニャカラーズ)についての紹介でした!
❤︎マダムクワンズの詳細はこちら↓↓↓
本記事で色々なクエを紹介しましたが、ニョニャクエを食べるならペナンがおすすめです。
クエの種類や特徴、おすすめのお店の情報は以下の記事にまとめているので、興味があればぜひ目を通してみてください。