クアラルンプールのICC Pudu。
阿榮哥海南茶(Ah Weng Koh Hainan Tea)の海南茶やカヤトーストなどをはじめ、マレーシアの定番ローカルグルメが揃っている場所です。
この記事では阿榮哥海南茶(Ah Weng Koh Hainan Tea)を中心に、ICC Puduで食べるおすすめローカルグルメについて紹介します。
目次
クアラルンプールのICC Puduはどんな場所?

複合商業施設のICC Pudu(アイシーシー プドゥ)。
ICCはIntegrated Commercial Complexの頭文字を取ったものになります。

地下(LG)に市場、地上1階(G)にフードコートがあり、非常に多くのお店がICC Puduのテナントとして入っています。
Tun Razak Exchange(TRX)開発による移転
ICC Puduに入っているテナントの多くは、かつてImbi Market(インビマーケット)<別名、Pasar Baru Bukit Bintang>で営業していたお店になります。
Imbi Market(インビマーケット)があった場所は、現在のTun Razak Exchange(TRX)エリア。

新しい金融エリアとして開発が進められているTRXは、ICC Puduからそれほど遠くない距離にあります。
Imbi Market(インビマーケット)にあったお店はTRX開発プロジェクトに伴う立ち退き要請を受け、移転先として準備されたICC Puduに移ってきた…という歴史があります。
Imbi Market(インビマーケット)にあったお店がICC Puduに移転したのは2016年になります。
移転の多い歴史を持つImbi Market(インビマーケット)
TRXがあるエリアからICC Puduに移転する数十年以上前にも、Imbi Market(インビマーケット)は開発の影響を受けた移転を数回経験しています。
Imbi Market(インビマーケット)としてImbi(インビ)エリアで営業する前は、Pasar Bukit BintangとしてBukit Bintang(ブキッビンタン)エリアで営業していた…という歴史を持ちます。
具体的なロケーションは、現在Fahrenheit88がある場所およびLot10がある場所になります。
ICC PuduにはImbi Market(インビマーケット)時代からの、また古いものではPasar Bukit Bintang時代からの美味しいものがたくさんある場所である…と言えます。
❤︎Fahrenheit88のそばにあるPavilionの詳細はこちら↓↓↓
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ローカルの人に愛される阿榮哥海南茶(Ah Weng Koh Hainan Tea )

ICC Pudu入口のすぐ近くのロケーションにあり、ICC Puduに来たら立ち寄るべき名物店とも言える場所が阿榮哥海南茶(Ah Weng Koh Hainan Tea)。
創業1964年。
Pasar Bukit Bintang時代から営業しているお店で、クアラルンプールにおける海南茶のパイオニアとして知られています。
阿榮哥海南茶(Ah Weng Koh Hainan Tea )の創業者は、中国・海南島出身の陳澤佳さん。
現在も、2代目・3代目と一族による経営が続いています。
阿榮哥海南茶の海南茶ってどんなもの?

阿榮哥海南茶(Ah Weng Koh Hainan Tea )の海南茶は、コーヒーと紅茶にエバミルクをミックスした飲み物になります。
インド産の紅茶の茶葉、アラビカ種とロブスタ種をブレンドしたコーヒーを使って作られています。
Ah Weng Koの海南茶は鴛鴦茶やCham(チャム)とどう違う?
コーヒーとミルクティーをミックスした飲み物は海南茶以外にも存在し、例えばコーヒーと複数の茶葉をブレンドした紅茶にエバミルクと砂糖を入れて作る香港の鴛鴦茶、コーヒーと紅茶にコンデンスミルク(+エバミルク)を入れて作るマレーシアのCham(チャム)。
阿榮哥海南茶の海南茶は、創業者である陳澤佳さんが独自のブレンドで創りあげたものであり、鴛鴦茶でもCham(チャム)でもない…阿榮哥海南茶公式サイトに記載されています。
クアラルンプールにあるKopitiam(コピティアム)のなかには、海南茶=Chamとして販売しているお店も多く、阿榮哥海南茶の海南茶も実際のところは、鴛鴦茶やCham(チャム)に似ていると言えます。
ただ、阿榮哥海南茶(Ah Weng Koh Hainan Tea )の海南茶はコーヒーよりも茶葉のテイストが強く、茶葉の香りをしっかりと感じることができるところが特徴であると感じています。

ICC Puduには阿榮哥海南茶(Ah Weng Koh Hainan Tea )以外にも海南茶を販売しているお店がいくつかあるので、比較をしてみても良いかもしれません。
上記画像の旺發海南茶檔(Wang Fatt Hainan Coffee)のドリンクも美味しいです。
お土産にできる海南茶&ミルクティー商品も販売

海南茶が有名な阿榮哥海南茶(Ah Weng Koh Hainan Tea )は、インスタントの海南茶やミルクティーなど、独自メニューの商品化もしています。
店内で販売しているほか、公式サイトからもオンライン購入が可能です。
阿榮哥海南茶の人気メニュー
阿榮哥海南茶(Ah Weng Koh Hainan Tea )で人気の3点セットは…
- 海南茶
- カヤトースト
- ハーフボイルドエッグ(半熟に茹でた卵、温泉卵のようなもの)
カヤトーストをハーフボイルドエッグにディップして食べつつ、コーヒーや紅茶、ミルクティーなどのドリンクを飲む…という形がローカルの定番スタイルです。
また、阿榮哥海南茶(Ah Weng Koh Hainan Tea )にはドリンク・パン・卵以外にも、豬腸粉やNasi Lemakなどのメニューもあります。
ドリンク

看板メニューの海南茶。

阿榮哥海南茶(Ah Weng Koh Hainan Tea )のTeh Cもおすすめです。
Teh Cは紅茶にエバミルクと砂糖を加えたドリンクです。
しっかりした甘みが欲しい時はコンデンスミルク入りのTehという選択肢もありますが、しつこい甘さがなく滑らかな口あたりのTeh Cはおすすめです。
個人的には阿榮哥海南茶(Ah Weng Koh Hainan Tea )のドリンクのなかでは、海南茶よりもTeh Cの方が好きです。

Kopi(コピ)。
コンデンスミルク入りのコーヒーになります。

アイス入りのKopiであるKopi Peng。
上記で紹介したドリンク以外にも、Kopi C、Teh O、Teh O Peng、Teh Limau、Milo、Barley など、Kopitiam(コピティアム)で定番の色々なドリンクがあります。
❤︎KopiやTehの詳細はこちら↓↓↓
カヤトースト&カヤバン

Kaya Butter Toast(カヤバタートースト)。
カヤとバターを挟んだトーストです。
トーストしたパン以外に、蒸したパンを使ったKaya Butter Steam Breadもあります。

阿榮哥海南茶(Ah Weng Koh Hainan Tea)ではカヤトーストよりもKaya Butter Bun(カヤバターバン)の方がおすすめです。

カヤバタートーストとの違いはパンの種類だけで、カヤバタートーストと同じようにカヤとバターをサンドしています。
Bunも蒸したものがあります。

カヤは購入することもできます。
カヤの価格はRM5。
パンダンの香りがしっかりある美味しいカヤです。
パンメニューについては、パンにピーナッツバターを塗ったPeanut Butter Toast(ピーナッツバタートースト)もあります。
❤︎カヤの詳細はこちら↓↓↓
週末限定の海南茶ソフトクリームもおすすめ

阿榮哥海南茶(Ah Weng Koh Hainan Tea)では、週末に海南茶のソフトクリームも販売しています。

濃厚な味の海南茶ソフトクリーム。
おすすめの一品です。
ドリンクにソフトクリームを乗せたフロート的なメニューもあります。
腸粉

カレーソースベースの腸粉。
阿榮哥海南茶(Ah Weng Koh Hainan Tea )のカレー腸粉は、カレーソースがさらっとしておいて美味しいです。
マレーシアにある豬腸粉(チーチョンファン)は香港スタイル、KLスタイル、ペナンスタイルなど、色々なチーチョンファンがあるので、人によって好みもあると思いますが、あっさりしていて朝食に食べるにはちょうど良い腸粉です。
❤︎腸粉の詳細はこちら↓↓↓
Nasi Lemak(ココナッツライス)

Nasi Lemakもおすすめメニューの1つです。

サンバルは辛めですが、ココナッツライスの香りが良く美味しいです。
Nasi Lemakに関しては、フライドチキンがセットになったNasi Lemak + Fried Chickenのほか、チキンルンダンがセットになったNasi Lemak+Rendang Chicken、サンバルソトン(サンバルというチリソースでイカを調理したもの)がセットになったNasi Lemak+Sambal Sotongがあります。
ICC Puduで楽しむそのほかのグルメ

ICC Puduにはワンタンミー、カリーミー、チキンライス、ココナッツライス(Nasi Lemak)、板麺、クエ、点心、チーチョンファン、粽など、様々なグルメが揃っています。
Sisters Crispy Popiah

クアラルンプールで薄餅(Popiah)が美味しいお店として有名なSisters Crispy Popiah。
Imbi Market(インビマーケット)時代から有名なお店になりますが、フランチャイズ化していることから、現在はクアラルンプールの主要ショッピングモールで見かけることが多いお店です。
一般的な薄餅(Popiah)とは異なり、クリスピーな食感を持つユニークな薄餅(Popiah)になっています。
以前は阿榮哥海南茶と同じエリアで営業していましたが、現在は阿榮哥海南茶の対面で、auntie mei’s crispy popiahとして営業しています。
❤︎ポピアの詳細はこちら↓↓↓
阿福釀豆腐腸粉(Ah Fook Yong Tau Fu Cheong Fun)

釀豆腐と腸粉を一緒に食べることができるお店が阿福釀豆腐腸粉(Ah Fook Yong Tau Fu Cheong Fun)。
釀豆腐は好きな素材を選ぶことができるので、注文する時にトングを使って欲しいものをお皿に乗せてお店の人に渡します。
Ann Nasi Lemak

Ann Nasi LemakもICC Puduで人気のお店の1つで、豚肉をおかずにしたNasi Lemakが美味しいお店です。
❤︎Ann Nasi Lemakの詳細はこちら↓↓↓
LinTang

ICC Puduに新しく登場したLinTANG。

クレイポット(土鍋)で淹れるコーヒーが人気のお店です。
長い行列ができていることがよくあります。
Imbi Pasar Mee Halia

Imbi Pasar Mee HaliaもImbi Market(インビマーケット)時代から営業を続けているお店です。

姜酒米と魚頭米が看板メニューになっています。

どちらも美味しいです。
Madam Eng Curry Mee

Madam Eng Curry Meeはカリーミーが人気のお店です。

カレーの味が濃厚です。
特色潮州蒸大阪

潮州式の料理を提供する特色潮州蒸大阪。
潮州スタイルで調理した河粉やお粥を販売するお店で、蒸した魚と河粉を使ったSteam Fish Hor Funがおすすめです。
焼包王

焼包のほか、エッグタルトやカヤパフを販売する焼包王。
サクサクの美味しい中華菓子を低価格でいただくことができます。
❤︎焼包王の詳細はこちら↓↓↓
黄酒鶏包

お店で作った出来立てを販売している黄酒鶏包も人気です。
黄酒鶏包のほかにも、叉焼包など色々な点心を販売しています。
ニョニャクエのお店

ICC PuduにはKuih(クエ)を販売しているお店が数店あります。
❤︎クエの詳細はこちら↓↓↓
寬記炸年糕(Imbi Kuih Bakul)

揚げた年糕を販売している寬記炸年糕。

上記画像の炸年糕は、年糕を紫さつまいもとタロイモでサンドした三層(トリプル)の年糕(ニェンガオ)になります。
❤︎年糕(ニェンガオ)の詳細はこちら↓↓↓
森記 Sam Kee (Joe) Wanton Meeについて

阿榮哥海南茶(Ah Weng Koh Hainan Tea )の近くで営業していたワンタンミーのお店、森記(祖)雲吞麵 / Sam Kee(Joe) Wanton Mee。
有名なお店であったものの、2019年末にICC PuduからCheras(チェラス)に移転しています。
ただ、ワンタンミーを販売するお店はICC Puduのなかにいくつかあるので、ワンタンミーが食べたいという時も心配ありません。
ICC Puduのロケーション
住所:Jalan Kijang, Pudu, 55100 Kuala Lumpur, Wilayah Persekutuan Kuala Lumpur
朝から営業していますが、昼過ぎには閉店してしまうので、営業時間に注意してください。

阿榮哥海南茶(Ah Weng Koh Hainan Tea )はICC Puduの入口のすぐそば、入口右手側にあります。
駐車場はICC Puduの上階にあり、多くの駐車スペースがあります。
ICC Puduに入っているお店のなかには、Grab Foodやfoodpandaなど、デリバリーに対応しているお店もあるのでオンラインで注文が可能です。
阿榮哥海南茶(Ah Weng Koh Hainan Tea )もGrab Foodなどで注文できます。
まとめ
ICC Puduは多くのローカルグルメを楽しむことができる場所です。
とにかくたくさんのものがあるため、ふらっと立ち寄ってみて、気になるものを試してみると面白いと思います。
以上、ICC Puduについての紹介でした!
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