マレーシアのクアラルンプールにあるセントラルマーケット。
歴史ある建物の中に数多くのショップがひしめき合い、ふらっと見てまわるだけでも楽しい場所です。
この記事では、セントラルマーケットでお買い物&お土産探しを全力で楽しみたい人に向けて、
…について紹介します。
目次
クアラルンプールのセントラルマーケット
セントラルマーケット(Central Market)のはじまりは1888年。
セントラルマーケットの歴史を簡単にまとめると、
- 1888年:一般市民や錫鉱山労働者のための生鮮市場としてスタート
- 1930年代:現在のArt Déco調のスタイルへ
- 1970年代:取り壊しの危機を回避、市場から文化&アート・遺産スポットへ
- 1985年:リノベーション工事により現在のカラフルな姿へ
…こんな歩みを経て現在に至ります。
クアラルンプールの人口増加と共に数々の拡大工事やリノベーション、取り壊しの危機を経て、伝統工芸品やお土産が購入できるお買い物スポット、そしてギャラリーが軒を連ねるアート空間という複合スポットになっています。
コロナの影響で観光客が激減してからは、かつての賑わいがなくなり、”ゴーストタウン”のようにひっそりとしていた時期もありますが、現在は活気が戻り、コロナ前以上の賑わいを見せています。
最近はデザイン性の高い雑貨を販売するお店が増えてきていて、以前よりもテナントが充実しています。
セントラルマーケットの2階にあるフードコート。
マレーシア、タイ、ウェスタンなど色々なジャンルの料理があります。
ただ、食事をするならセントラルマーケット内よりも、すぐ近くにあるチャイナタウンエリアに行く方がおすすめです。(人気店や有名店がたくさんあるため)
Kastri Walkも見所が満載
こちらはセントラルマーケットのメインビル横にあるKasturi Walkと呼ばれる通り。
小さなお店がひしめきあい、お土産や食べ物を販売しています。
セントラルマーケットのメインビルディングの後ろ側には、Central Market Annexeと呼ばれるギャラリーがあり、アート空間になっています。
セントラルマーケットのお土産アイテム
セントラルマーケットで購入できるお土産アイテムについてざっと紹介します。
バッグ&ポーチ
セントラルマーケットには、女性受けするバッグ類が豊富です。
ボルネオ島の原住民が手編みするカラフルなかごバッグ。
Gift of Borneoというお店でかごバッグが販売されています。
こちらはKLのチャイナタウンとKLタワーがデザインされたバッグ。
ペトロナスツインタワーがデザインされたバッグもあり、RM10程度の低価格で購入できます。
セントラルマーケットでは、このタイプのトートバッグを販売しているお店が多いです。
なまこ石鹸
セントラルマーケットで買う人気のお土産の1つのなまこ石鹸。
たくさん買うと割引してくれるお店があります。
チャイナテイストのグッズ
こちらは中華系のエリアにあるお店には、レトロなアイテムが多く、じっくり探してみると結構面白いものがたくさんあります。
トルコ雑貨
セントラルマーケットには、マレーシア以外の輸入品のお土産アイテムもあります。
例えば、トルコ雑貨のお店。
トルコランプや食器など、カラフルでかわいいアイテムが揃っているため、人気のお店です。
ドドル
食べ物のお土産物を扱うお店では、ホワイトコーヒーやBOHのほか、ビスケット類やDodolなどの伝統的なお菓子も販売されています。
バティック
伝統的な布地であるBatikの販売もしています。
2階エリアにたくさんのお店があるほか、外のKastri WalkにあるAinna Artworkというお店では、バティックの色づけ体験ができます。
マレーの凧
マレー伝統デザインの凧のWau Bulan。
Wau Bulanはマレーシア航空のロゴのデザインモチーフになっているものになります。
ピューター商品
ロイヤルスランゴールの商品を取り扱っているお店。
KL Arts and Craftでは、JCBカードの優待特典が利用できます。
セントラルマーケットのおすすめショップ
個人的に特におすすめのお店と商品について紹介します。
Pasar Besar
2023年にオープンしたPasar Besar。
スーパー+土産店+飲食店をミックスしたような場所で、お土産を買ったり、軽食を楽んだり、色々な楽しみ方ができる場所です。
Pasar Besarにあるお土産アイテムは、一般的なマレーシアのスーパーには置いてないものが多いので、お土産探しにおすすめのスポットです。
T&A Souvenir
マレーシアの素材をデザインモチーフにした雑貨を取り扱うT&A Souvenir。
デザイン性の高い雑貨が多く、かわいいものが多いので、雑貨が好きな人はお店をのぞいてみてください。
Bingkaの雑貨も取り扱っています。
TANAMERA
自然由来のスキンケアアイテムやホームスパイテムを販売するマレーシアのブランド、TANAMERA(タナメラ)。
コールドプレス製法で抽出したココナッツオイルのほか、各種エッシェンシャルオイルやスキンケアアイテムなどが人気です。
APOM!
マレーシアの文化をベースにしたユニークなお土産アイテムが揃うAPOM!。
面白いお土産アイテムを探している時に使えるお店です。
Peranakan Heritage Gallery
プラナカン関連の雑貨を販売するプラナカンヘリテージギャラリー。
観光客が集まるセントラルマーケットという場所柄、価格は高めですが、プラナカン関連の雑貨や陶器類を見てみたいという時に便利なお店です。
Nala Kasturi
かわいいテキスタイル雑貨や洋服を扱うNala。
Nalaの新しい店舗(Nala Kasturi)がセントラルマーケットにオープンしています。
お店の場所は、セントラルマーケットの建物のなかではなく、外側のKasturi Walkにあります。
Earth Heir
かごバッグをはじめとするかわいい雑貨が豊富なEarth Heir。
Kastri Walkにあるお店で、Nala Kastriの隣にある入口から2階に行くとお店があります。
セントラルマーケットでクレジットカードは使える?
大半のお店で使えます。
VISAまたはマスターカードがあれば、大抵どこでも使えるので、いずれかのクレジットカードを持っていくことをおすすめします。
セントラルマーケットの営業時間
営業時間は10:00〜22:00。
ただ、夜になると早めに閉めてしまうお店もあるので、夕方ごろまでに足を運ぶ形がおすすめです。
セントラルマーケットへの行き方
住所:Jalan Hang Kasturi, 50050 Kuala Lumpur
LRT(Kelana Jaya線)またはMRTのPasar Seni駅が最寄駅になります。
こちらはLRTのPasar Seni駅。
改札を出たら、そのまままっすぐ進みます。
案内表示に「EXIT D Central Market」という文字があるので、それに従って歩いて行きます。
階段を使って下に降りて行きます。
奥にちらっと見える水色の建物がセントラルマーケット。
まっすぐ歩いて行くだけなので、迷うことはないはずです。
また、バス(Rapid KL、KL Hop-On Hop-Off、GO KL)を使ったアクセスも可能です。
周辺情報
セントラルマーケット周辺には、チャイナタウン(プタリンストリート)があるほか、少し歩けばKLシティギャラリーやムルデカ広場、ジャメモスクへもアクセス可能です。
セントラルマーケットの駐車場
有料の駐車場があります。
セントラルマーケットの駐車場は、チャイナタウンエリアにある駐車場よりも安い料金になっていることから、非常に混み合うことが多いです。
特に週末は満車状態で駐車場に入れないこともあります。
セントラルマーケットがオープンする少し前に行くと駐車スペースをスムーズに確保できることが多いので、自家用車でアクセスする場合は早めに行くことをおすすめします。
まとめ:雑貨が豊富なマレーシアのセントラルマーケット
観光客が多い場所であることから、高めの価格設定になっているものがたくさんあることも事実ですが、雑貨が好きな方には楽しい場所です。
セントラルマーケットの近くにはクアラルンプールの主要観光スポットがたくさんあるため、観光を楽しみつつ、お土産探しを楽しむ場所として訪れてみてください。
以上、クアラルンプールのセントラルマーケットについての紹介でした!