インドネシアやマレーシアで親しまれているDodol(ドドル)。
茶色い見た目をしていることから、はじめてドドルを見た時に、
「どんな味?」
「美味しいの?」
…と不安に感じ、購入をためらうことがあるかもしれませんが、素朴な味のどこか懐かしさを覚える美味しいお菓子です。
この記事では、マレーシアのDodol(ドドル)について紹介します。
目次
Dodol(ドドル)とは?
インドネシア発祥のお菓子と言われるDodol(ドドル)。
マレーシアでもよく食べられているもので、お土産屋さんで販売されていることが多いお菓子になります。
とってもシンプル!ドドルの原材料
ドドルの基本材料は、
- ココナッツミルク
- もち粉
- グラマラッカ
…の3つです。
これに、砂糖(グラニュー糖)を加えることもよくあります。
材料を火にかけ、もっちり食感になるまで、長時間混ぜ続けて作られています。
ココナッツパームシュガーのGula Melaka(グラマラッカ)。
強いコクと甘みを持つグラマラッカは、ドドルに欠かせない材料の1つで、マレーシアの伝統菓子(クエ)に使われる定番素材です。
ドドルの味とフレーバー
マレーシアで販売されているドドルのフレーバーは、
- ココナッツ味(オリジナル)
- ドリアン味
…の2つが定番です。
オリジナルココナッツフレーバーのドドル
もっちり&ねっとりとした食感を持つドドル。
オリジナルフレーバーのドドルは、
- ココナッツ
- グラマラッカ
…この2つの素材のシンプルな味を堪能できるものになっています。
ココナッツの風味はあるものの、日本で食べる和菓子にも何となく通じるところがあり、例えるなら、子供の日(端午の節句)に食べる黒糖粽。
グラマラッカは黒糖より深いコクを持つため、黒糖粽にもっと深いコクとねっとり感、ココナッツの風味を加えたものが、オリジナルのドドルというイメージです。
オリジナルフレーバーのドドルを食べた時に、どことなく懐かしい感じがするのは、黒糖粽に似たところがあるためかもしれません。
ドリアンフレーバーのドドル
ドリアンが使われているドリアンフレーバーのドドル。
食べた後も口のなかにドリアン臭が残る、しっかりとしたドリアンの味があります。
ドリアンドドルは好き嫌いが分かれる味ですが、ドリアンが好きな人は抵抗なく食べることができると思います。
Lempok Durianはドリアンドドルと何が違う?
ドリアンケーキのLempok Durian。
ドリアン味のドドルに似たお菓子ではあるものの、似て非なるものになります。
Lempok Durianは、ドリアンと砂糖だけで作られているところがポイントで、ドドルのようにもち粉などの粉類を加えないところが大きな違いになります。
上記画像のドリアンケーキは、ペナンにあるドリアン農園が販売しているもので、ドリアンに少量の砂糖を加え、11時間かけて作られています。
ドリアンの風味が濃厚で、非常に美味しいドリアンケーキです。
マレーシアのどこでドドルが買える?
一部のスーパーやお土産屋さんなど、マレーシアの様々な場所でドドルを購入することができます。
セントラルマーケット
セントラルマーケット内では複数のお店でドドルが販売されていますが、おすすめの買い物スポットはPasar Besar。
Pasar Besarには、Hamidah Food Industryというマラッカを拠点にする企業のドドルがあります。
MAMAMIDAHやMAMAというブランド名で商品を販売しています。
ドドルはシンプルに見えるお菓子であるものの、色々なドドルを食べてみると、商品によって美味しいものと美味しくないものがあることに気づきます。
今まで食べたドドルのなかで、「これ、美味しいな!」と感じたものがMAMAのドドルで、ココナッツのドドルが特におすすめです。
Pasar Besar以外でも、セントラルマーケット内にあるお土産店でMAMAのドドルが販売されています。
Mamamidahのドドルは、ECサイトのShopeeやLazadaでもオンライン購入できます。マレーシアにお住まいでMamamidahのドドルを購入したい場合は、オンライン購入が手軽です。
MamamidahのドドルはスーパーのJaya GrocerやVillage Grocerで販売されているのを見かけたことがあります。ただし、ハリラヤなどの特別なホリデーシーズンに商品が登場するケースが多い傾向にあったり、店舗によって在庫があるケースとないケースがあり、タイミングによるところがあります。
Cold Storage(Suria KLCC)
スリアKLCCにあるスーパーのCold Storage。
スリアKLCCには伊勢丹のスーパーもあり、伊勢丹でもドドルの取り扱いがありますが、品揃えの多さはCold Storageの方が上です。
スリアKLCCのCold Storageでは、複数のブランドのドドル商品が販売されています。
平均して、RM15前後で購入することができます。
ただ、味に関しては、Mamamidahのドドルの方がずっと美味しいです。
上記画像の商品は、どちらもパサつきがあり、味に少しクセがある印象です。
店員さんの情報によるとオレンジ色の箱のドドルは何かの賞を受賞したと言っていましたが、Mamamidahと比較すると、そこまでおすすめではありません。
Mercato(パビリオンKL)
パビリオンKLにあるスーパーのMercato(メルカート)で、ドドルが販売されているのを見かけたことがあります。
メルカートで販売されているドドルも、スリアKLCCのCold Storageと同じブランドになります。
クアラルンプール国際空港
クアラルンプール国際空港にあるお土産屋さんでもドドルを購入することができます。
上記画像のお土産屋さんは、メインターミナル(ターミナル1)の出発ロビー(Level 5)の国際線出発ゲートのすぐそばにあるお店になります。(出国審査前の非制限区域にあります。)
複数の種類のドドルを販売しています。
ドドルの価格はRM25程度(日本円で約750円)で、”空港価格”で高めに設定されていますが、マレーシア出発前にパパッと買い物できるところが便利です。
また、試食も可能です。
マラッカのお土産屋さん
販売しているお店が圧倒的に多い場所はマラッカ。
マラッカのジョンカーストリートにあるお土産屋さんで数多くの取り扱いがあります。
まとめ
美味しいドドルを一口食べると、その美味しさにどっぷりハマってしまう、不思議な魅力を持つドドル。
オリジナルのココナッツ味のドドルは日本人の口にも割と合うため、「ドドル、美味しいかな…不安だな…」と心配な場合は、ドリアン味ではなくココナッツ味を購入してみることをおすすめします。
マラッカだと、試食させてくれるお土産屋さんも多いので、マラッカで購入するお土産としてもおすすめです。
以上、マレーシアのDodol(ドドル)についての紹介でした!
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