台北には圓山駅付近にある花博農民市集や善導寺駅近くの台北希望広場など、旅行者の方も楽しむことができる週末開催のファーマーズマーケットがあります。
しかしながら、思いっきりローカル感や市場独特の臨場感を味わいたい場合は、昔からある伝統市場に足を運んでみることをおすすめします。
現地の人々のありのままの姿を垣間見ることができる場所であり、安くて新鮮なものがたくさんある楽しい場所です。
この記事ではMRT永春駅近くにある伝統市場についてご紹介します。
目次
虎林街黄昏市場 (虎林市場/永春市場)
虎林街(フーリンジエ)にある黄昏市場・永春市場。
この市場は地元の人の間でも有名で、普段から賑わっている場所ですが、旧正月前には多くの人が正月前の買い出しに訪れる場所でもあり、かなりの賑わいを見せます。
朝からお店がオープンしますが、朝と夕方でお店が入れ替わるところが多く、朝と夕方で顔ぶれが異なります。
午後の入れ替わりの時間は閉まっているところが多いので注意が必要です。
昼間の買い物も良いですが、市場が一番活気づく夕方以降の訪問がおすすめです。
市場は野菜や果物が安い!
スーパーにも安いものがありますが、市場も安くて新鮮なものがたくさんあります。
1個あたりいくらというものもありますが、値札に「斤」とついているものは、600グラムあたりの値段になります。
バナナやみかんなど、同じような果物を販売しているお店が市場内にいくつかあるので、時間に余裕があれば、一通り各お店の一斤あたりの値段や品質を確認してから購入すると良いと思います。
同じように見えますが、微妙に値段や品質が異なります。
ローカルの人で賑わっているところは大抵品質が良く、価格が安いケースが多いので、人だかりができているお店を狙っていく方法もおすすめです。
市場の果物の価格はスーパーの半額以下ということも
こちらのドラゴンフルーツは一斤あたりNT$29という安さで購入したものです。
レッドドラゴンフルーツの方がホワイトドラゴンフルーツよりも価格が高いケースが多いのですが、どちらも同じ価格で販売していました。
同じ日に近くのスーパーに立ち寄った際にドラゴンフルーツの価格を確認してみたところ、レッドドラゴンフルーツが一斤NT$59、ホワイトドラゴンフルーツがNT$49で販売されていました。
市場はスーパーの半額以下の価格だったので、かなりお得感がありました。
ただ、価格は毎日変動するため、スーパーで購入する方が安いというケースもあります。
市場の中にある人気の八百屋さん「廣興農産」
黄昏市場・永春市場市場に来て、野菜を購入するなら廣興農産がおすすめです。
東門市場にもお店があり、永春にあるお店は分店(支店)になります。
新鮮な野菜がたくさんあります。
閉店間際に行くと、野菜がほとんどなくなっていることもあるので、廣興農産をメインでお買い物に行く時は夕方ではなく、もっと早い時間帯の方が良いかもしれません。
廣興農産で販売されている卵も美味しいです。
スーパーで購入するものよりも、黄身がぷっくりしていて、美味しいと感じています。
市場の中にあるスイーツ店
廣興農産のお隣には車輪餠のお店があります。
日本で言う今川焼きや大判焼きなのですが、こちらのお店のものはたっぷり中身が入っていてボリューム満点です。
1個あたりNT$10です。
あんこがはみ出すくらい、たっぷり入っています。
あずきの他、カスタードやタロイモペーストなどのフレーバーがあります。
市場でお買い物をしていて、小腹が空いた時におすすめです。
市場にある台湾おにぎりのお店
廣興農産の向かいには台湾おにぎりの飯糰のお店があります。
色々な具材のおにぎりがあります。
お店の看板に「大三角」とあるように、大きな手のひらサイズのおにぎりです。
市場にあるその他のお店
お肉屋さん。
お肉を購入する時は、欲しい部位を指定して買います。
魚屋さん。
魚についてはすごくお得感のあるものもありますが、スーパーと比較してそこまで安くないなと思うものも結構多いです。
ただ、その日に獲れたものを市場に直送しているものが多いので、新鮮さについては市場の方が上だと感じています。
市場には競売をしている魚屋さんもあります。
水餃子のお店。
ドライロンガンなどの販売をしているお店。
市場では激安アウトレットセールも
食材だけではなく、洋服を販売しているお店もあります。
こちらのお店は一着あたりNT$20の激安セールを実施していました。
もうタダでいいんじゃないかと思うような価格帯ですが、人だかりができている人気コーナーです。
生活雑貨の販売も
生活雑貨もあります。
この手のものはハイパーマーケットにも売っているので、そちらで購入しても良いかなと思いますが、色々な生活雑貨があるので見てみると面白いかもしれません。
欲しいものを欲しいだけ
台湾のスーパーで買い物をしていると、ものによっては1個あたりの販売ではなく、お徳用パックのように比較的大容量で販売しているものも結構あります。
大家族なら良いのですが、小家族など一回あたりの料理の量が少ない場合は、少しだけ欲しいのになと思うものもあり、そんな時は市場の方が便利です。
例えば、にんにく。
市場ではこのような形で販売されているので、自分で好きなものを吟味して、好きなだけ購入することができます。
お店に置いてあるビニール袋を取って、自分で袋の中に入れていき、後はお店の方に渡すだけです。
重さで値段が決まるものは計量したのち、価格を口頭で伝えてくれます。
ビニール袋がない時はお店の人に声をかけます。
袋が欲しいという意味の「我要袋子(ウオ ヤオ ダイズ)」と言えば大丈夫です。
ただ、商品を物色していると、何を言わなくてもお店の人が袋を渡してくれるケースが多いです。
市場にある美味しいものたち
市場には色々なものがありますが、個人的に好きでよく購入しているものを紹介します。
フライドチキン
いつも地元の人で賑わっているお店です。
鶏肉の部位を選んで購入することができます。
ジューシーで美味しいです。
食べ歩きできるので、小腹が空いた時におすすめの一品です。
油飯(台湾おこわ)
1パックあたりNT$40です。お茶碗約2杯分あります。
普通のお店で食べると、お茶碗1杯あたりNT$30〜35くらいするので、安いです。
上の画像のように、お櫃に入った油飯をよそって販売しています。
観光客の方で油飯を食べてみたいという方には、近くの饒河街觀光夜市にある東發號というお店のものがおすすめです。その場で食べることができるので、手軽です。
❤︎東發號についてはこちら↓↓↓
ボイルイカ
シンプルなものが一番美味しいということを感じることができる一品です。
茹でただけのイカですが、新鮮なものなのかとても美味しいです。
イカは卵入りと卵無しから選ぶことができます。
こちらのお店でイカを購入するとソースを付けてくれるのですが、そのソースもボイルイカによくマッチして美味しいです。
この分量でNT$120でした。
市場で買い物をする時は・・・
台湾では環境を考慮してビニール袋を減らす目的から、ジューススタンドやベーカリーなどこれまで無料で持ち帰り用のビニール袋を提供していたお店に対して、有料化することを義務づける法律が2018年1月から施行されています。
…が、市場ではビニール袋が無料のままです。
あれもこれもと買い物をすると、上の画像のようにビニール袋でいっぱいになります。
エコバッグがあると便利です。
虎林街黄昏市場のロケーション
住所:台北市信義區松山路348巷14-2號
MRT永春駅5番出口のすぐ側です。
5番出口を出ると、すぐ左手側に通路があります。その通路が市場の通りです。
夕方は午後4時過ぎから少しずつ開店準備をするお店が多く、午後5時から6時頃になると、お客さんの数も増え、賑わい出します。
市場の定休日は基本的に月曜日です。その他、旧正月や祝日に合わせて休みになることがあります。
まとめ
虎林街黄昏市場は台北在住の方におすすめできるお買い物スポットですが、数は多くないものの、観光客の方の姿もちらほら見かけます。
台湾の市場のローカル感を味わってみたいという方は足を運んでみると面白いと思います。
以上、虎林街黄昏市場についての紹介でした!
市場から少し歩けば、五分埔や饒河街觀光夜市にも徒歩でアクセス可能です。
❤︎五分埔の詳細はこちら↓↓↓
❤︎饒河街觀光夜市についてはこちら↓↓↓