台湾で生活をしていて「面白いな」と思うことに、公共料金払いの仕組みがあります。
電気代、水道代、ガス代などといった公共料金の支払いの内、ガス代についてのみ、2ヵ月に一度の請求前に使用量について自己申告をする必要があります。
この記事では台湾のガス料金請求に関わる実態と、ガスメーター値の便利な自己申告方法について紹介します。
台湾のガス料金が自己申告制である理由
電気や水道のメーターとは異なり、ガスのメーターは通常外部の人が外から見ることができない場所に設置されています。
そのため、ガス会社の人が外側から計測できないことから、台湾ではガス料金は自己申告制となっています。
ガス料金はどのような形で申告するの?
2ヵ月に一度、月末近くになると、ガスメーター値を記入するピンクの紙を街中の至るところで見かけるようになります。
ピンクの紙とは、こんな感じの紙です。
マンションであれば、各階のエレベーターホールであったり、一軒家はドアの前、アパートの場合は共有ゲートの前に貼られています。
我が家は各階の共有部分であるエレベーターの近くに貼られています。
各自、ガスメーターを確認して、このピンクの紙にメーター値を手書きで記入します。
記入する期間も定められていて(約1週間)、その期間中にメーター値の記入がないと、警告が来たりします。
私は台湾を離れて、第3国に行っていたり、日本に一時帰国していることもあったりで、ガスメーターの自己申告時と不在が重なってしまうことがたまにあります。
そんな時に便利なのが、オンラインで自己申告をする方法です。
便利なオンライン申告
「大台北區瓦斯股份有限公司」のウェブサイトから手続きをします。
トップページから、「自報度數」をクリックします。
クリック後に、入力画面に移動します。
ここで入力が必要となるのが、下記3つの事項です。
- 「用戶號碼」
- 「聯絡電話」
- 「瓦斯表指針度數」
①用戶號碼
各家庭に割り振られているアカウント番号です。
このアカウント番号はガスの請求書に記載されているので、請求書で確認することができます。
②聯絡電話
連絡先の電話番号を記入します。
③瓦斯表指針度數
ガスメーター値を記入します。
上記3つの事項について入力をしたら、後は「確定送出」のボタンをクリックして、データを送信するだけです。
とても手軽で簡単です。
アンドロイドであれば、スマホアプリもあるようです。
まとめ
はじめてオンライン申告をした時は、本当に手続きできたのかちょっと不安でしたが、きちんと申告通りの請求が来ました。
こんな便利な機能があるのに、ご近所さんを見ていると、まだまだ手書きしている人が多いなという印象です。
私も台湾にいる時は手書きをして、不在の時にオンライン申告するというやり方をしています。
以上、ちょっとした台湾の生活の知恵でした!
メーター値を忘れないようにスマホのメモ帳などにメモしておくと良いかもしれません。