クアラルンプールの鬼仔巷エリアにオープンした海南コピティアムのLuckin Kopi。
古き良きコピティアムスタイルをベースに、質の高いサービスを提供しつつ手頃な価格でマレーシア料理を楽しむことができる場所になっています。
この記事ではKopi Kawと呼ばれる濃厚コーヒーが看板メニューになっている同店の詳細について紹介します。
海南コピティアムのLuckin Kopi(Luckbros Kopi)
100年以上の歴史を持つ古いショップハウスを海南スタイルのコピティアム(Kopitiam)に改装したLuckin Kopi。
2019年10月にオープンしたお店で、一般的なコピティアムと比較して、おしゃれな内装になっています。
途中で店名に変更があり、現在は、Luckbros Kopiという名前に変わっています。
Luckin Kopiのメニュー
Luckin Kopiのメニュー。
マレーシアの定番料理が揃っています。
トースト系のメニュー。
コーヒー(Kopi・コピ)や紅茶&ミルクティー(Teh・テー)のメニュー。
Luckin Kopiの看板メニューは、濃いめに淹れたコンデンスミルク入りコーヒーのKopi Kaw。
Kawには福建語で「濃い(直接の意味合いは「厚い」)」という意味があり、メニューに「Kaw」の文字があるものは通常よりも濃く淹れたものになります。
- Cham:KopiとTehをミックスしたもの(コンデンスミルク入りのコーヒー&紅茶)
- Kopi-O:砂糖入り・ミルクなしのコーヒー
- Kopi-C Kaw:砂糖&エバミルク入りの濃いめに淹れたコーヒー
- Kopi Kaw Cincau:仙草ゼリーを加えた濃いめに淹れたコンデンスミルク入りのコーヒー
- Teh Tarik Kaw:濃いめに淹れたコンデンスミルク入りの紅茶
- Teh-O:砂糖入り・ミルクなしの紅茶
- Teh-C Kaw:砂糖&エバミルク入りの濃いめに淹れた紅茶(ミルクティー)
- Satu Malaysia:コピ+テー+ミロの3つをミックスしたもの
ちなみに、 Satu Malaysia(サトゥマレーシア)という言葉自体は、ナジブ前マレーシア首相により提唱されたマレーシアの民族統一を掲げる政治的スローガンになります。
スローガンはマレー系・中華系・インド系の3民族の融合を謳ったものになりますが、Luckin KopiのメニューではKopi+Teh+Miloというマレーシアで定番の3つのドリンクが”融合”したという意味合いで使われています。
Kopi、Kopi-C、Kopi-Oなど、マレーシアでドリンクを注文する時に知っておくと便利な情報は以下の記事にまとめています。
マレーシアのドリンクの詳細はこちら
Luckin Kopiのフードメニュー。
Nasi Lemak、Indo Mee、Mee Siamがあり、その価格の安さから人気メニューになっています。
セットミールにすることも可能で、サイドディッシュには、Chicken Rendang、Sambal Sotong、Sambal Petai、Curry Chickenなど、どれもマレーシア定番の料理が揃っています。
パスタや海南チキンチョップ。
オイスターソースチキンライスやスープなどのメニュー。
台湾の割包のような、饅頭(マントウ)を使ったBUNのメニューもあります。
デザートメニューにはアイスカチャンやチェンドルがあるほか、日替わりの糖水(スープ系デザート)もあります。
また、スナック系のメニューとしては、Rojak(ロジャッ)、猪腸粉、ニョニャクエがあります。
ソーダ系のドリンク、フルーツジュースなどのメニュー。
Luckin Kopiで楽しむローカルドリンク&フード
看板メニューのKopi Kaw。
Kawという言葉通り、コーヒーの濃さやコクをしっかり感じることができるコーヒーになっています。
冷たいKopi(コピ)はアイスの意味を持つ福建語のPengという言葉を使って、一般的にKopi Pengと呼ばれています。
こちらはCham(チャム)。
KopiとTehを混ぜたマレーシア定番の飲み物で、Chamという福建語の言葉には「ミックス」という意味があります。
Luckin KopiのChamはコーヒーの味が強めになっているところが特徴です。
カヤバタートースト。
Nasi Lemak Biasa。
Luckin Kopiのメニューの中でもコスパが高い人気メニューです。
マレー語のBiasa(ビアサ)には普通・ノーマルという意味があり、Nasi Lemak Biasaはベーシックのココナッツライスになります。
Petai Pasta。
Petaiは英語でStink Bean(臭い豆)と呼ばれている豆で、Petai Pastaはプタイを使ったパスタになっています。
Luckbros Kopiのロケーション
住所:14, Jalan Panggong, City Centre, 50000 Kuala Lumpur
最寄駅はLRTまたはMRTのPasar Seni駅。
駅から徒歩で4分程度です。
お店の背面には、ストリートアートがあるKwai Chai Hongがあります。
アクセス方法
MRT・Pasar Seni駅のA出口からまっすぐ歩き、Purple Caneというお店の前で右に曲がります。
そのまま歩いて行くと左手側にLuckin Kopiが見えてきます。
Luckin Kopiのすぐ側にはBeryl’s Lot18というマレーシアのチョコレートブランドのショップ&カフェがあります。
まとめ:サービスの質が良く使いやすいコーヒーショップ
鬼仔巷(Kwai Chai Hong)エリアにある老舗コピティアムとしては、何九海南茶店が非常に有名ですが、一方で新しくオープンしたLuckin Kopiにも人が集まりつつあり、行列ができる人気店に急成長しています。
これらの要素が人気になっている理由であると感じています。
Luckin Kopiは旅行者の方にも非常に使いやすい場所になっているため、おしゃれなコピティアム体験をしたい時に利用してみる形もおすすめです。
以上、Luckin Kopiについての紹介でした!