プルプルっとしたゼリー層とふわふわのスポンジ層で構成されるパンダンレイヤーケーキ。
マレーシアで昔から食べられている定番のケーキの1つで、どこか懐かしい味がするお菓子です。
この記事では、パンダンレイヤーケーキの概要とクランにあるRegent Pandan Layer Cakeについて紹介します。
マレーシアのパンダンレイヤーケーキとは?
パンダンとココナッツミルクを主材料に作られるパンダンレイヤーケーキ。
- パンダンのスポンジケーキ
- パンダン&ココナッツミルクのゼリー
…という2層で構成されるケーキになります。
あらかじめ焼いておいたスポンジケーキを薄くスライスしたのち、スポンジの間にゼリーを流し込むことを繰り返て層を形成し、冷やし固めて作られています。
パンダンレイヤーケーキの味と食感
- スポンジのふわふわ感
- ゼリーのぷるぷる感
…という異なる食感を一度に楽しむことができるケーキです。
蒸して作る伝統菓子のKuih Lapis(クエラピス)やKuih Talam(クエタラム)を思わせるもちもち&ぷるぷるとした食感がありつつ、その間にスポンジケーキのふわふわっとした食感があり、とてもユニークな食感のお菓子です。
クエの要素と西洋のケーキの要素を盛り込んだようなケーキになります。
クランの名店 Regent Pandan Layer Cake
パンダンレイヤーケーキが有名なお店は、Klang(クラン)にあるRegent Pandan Layer Cake。
1977年に、Cheng Yew Hoeさんが創業したお店で、48年以上に及ぶ歴史を持ちます。
オーナーの高齢化と後継者がいないという理由で、2016年に閉業の話が出ていたものの、息子さんがお店を引き継ぐことを決め、現在も営業が続けられています。
小さいボックスに入ったスモールサイズ(8ピース)はRM14(日本円で420円程度)。
大きいサイズ(500gや1kg)で購入することもできますが、スモールサイズでもボリュームがあります。
5層になっているRegent Pandan Layer Cakeのパンダンレイヤーケーキ。
しっとりとしたスポンジ生地に、硬すぎず柔らかすぎないゼリーの食感が絶妙です。
Regent Pandan Layer Cakeでは、
- コーン
- ヤム(タロイモ)
- ドリアン
- パンダン&ヤムミックス
…などのレイヤーケーキのほか、各種ケーキの販売もしています。
Regent Pandan Layer Cakeのロケーション
住所:70, Jalan Raya Timur, Kawasan 1, 41000 Klang, Selangor
最寄駅はKTMのKlang駅。
駅から徒歩で5分程度の距離にRegent Pandan Layer Cakeがあります。
Regent Pandan Layer Cakeの付近には、盛發肉骨茶というバクテーの名店やChong Kok Kopitiamという人気のコピティアムがあります。
まとめ
パンダンレイヤーケーキは、Regent Pandan Layer Cakeが有名であるものの、マレーシアにある普通のベーカリーで販売されていることも多いケーキです。
クアラルンプール中心部からクランまでは距離があり、KTMを使うと時間がかかるため、旅行者の方はパンダンレイヤーケーキのためにわざわざRegent Pandan Layer Cakeに行くよりも、クランに行く予定があるついでに立ち寄る形がおすすめです。
以上、マレーシアのパンダンレイヤーケーキについての紹介でした!