亀ゼリーが有名なお店と言えば香港発の恭和堂。
マレーシアにも恭和堂(Koong Woh Tong)の店舗がたくさんあるものの、実は本家香港の恭和堂とは無関係です。
ただし、手軽に亀ゼリーを食べ、涼茶(リャンチャー)と呼ばれるハーバルティーをいただくことができるという意味においては、とても便利なお店であると言えます。
この記事ではマレーシアの恭和堂(Koong Woh Tong)の詳細とメニュー、クアラルンプールにある店舗について紹介します。
目次
香港の恭和堂とは?
マレーシアの恭和堂(Koong Woh Tong)について紹介する前に、香港の恭和堂について簡単に説明します。
100年以上の歴史を持つ香港の恭和堂。
お店の公式サイトに記載されている情報によると、龜苓膏の専門店として香港の中で最も長い歴史を持っています。
亀ゼリーと呼ばれる理由
日本語で亀ゼリーと呼ばれる龜苓膏。
亀という文字があるように、伝統的な龜苓膏には亀が使われています。
香港の恭和堂では金錢龜という種類の亀を使い、その中でも柔らかい胸部と腹部を主材料として採用、それに10種類以上の漢方成分を混ぜて龜苓膏を作っています。
香港の恭和堂は金錢龜を使っていると明記していますが、市販されている安い龜苓膏の中には別の種類の亀を使ったり、全く亀の成分を使っていないものも多く存在します。
その理由は以下の通り。
亀ゼリーが体に良いと言われる理由
解毒の他、肌や消化に良いと言われています。
香港の恭和堂公式サイトによると、そのデトックス効果から月経中の人、妊娠中の人、胃腸が弱い人、食欲不振の人には適していないとなっています。
香港の恭和堂とマレーシアの恭和堂は別モノ
本家である香港の恭和堂の公式サイトには…
「マレーシアの恭和堂と香港の恭和堂は全くの無関係です。」
…という一文があります。
香港とマレーシアの恭和堂(Koong Woh Tong)は同じものであると思っている方が結構多いかもしれませんが、本家情報から「無関係」と言うことができます。
一方、マレーシアの恭和堂(Koong Woh Tong)が創業したのは1990年。
クアラルンプールを中心に展開し、30年以上の歴史があります。
マレーシアの恭和堂(Koong Woh Tong)
マレーシアの恭和堂(Koong Woh Tong)の店舗。
店先にハーバルティーが陳列されています。
マレーシアの恭和堂での注文方法
ローカルの人の中にはハーバルティーをその場でグイ飲みしていく人も多いので、店先でお店の方に声をかけ、ボウルに入ったハーバルティーを立ち飲みすることも可能です。
店内で飲食する場合は座席に座って注文します。
お持ち帰りも可能で、亀ゼリーについてはお持ち帰り用のプラスチック容器に入った商品を渡してくれます。
恭和堂(Koong Woh Tong)のメニュー
マレーシアの恭和堂(Koong Woh Tong)には以下のメニューがあります。
- 龜苓膏(亀ゼリー)
- 五花茶(Five Flower Tea)
- 王老吉(Wong Lo Kat Herbal Tea)
- 鸡骨草凉茶(Abrum Cantonese Plant Tea)
- 夏桔草凉茶(Spica Prunellae Drink)
- 廿四味凉茶(Ya Sei Mei Herbal Tea)
- 灵芝罗汉果凉茶(Ling Zhi Momordica Herbal Tea)
①の亀ゼリーは大サイズ(RM13)と小サイズ(RM10)があり、②の五花茶と③の王老吉はボウル(RM2)とカップ(RM3)という選択肢があります。
④〜⑦はペットボトル入り(RM5)です。
価格は2019年1月時点のものです。
少しずつ値上がりしてきていることから、今後も変動があるかもしれないので、参考程度にしてください。
マレーシアの恭和堂の亀ゼリー
マレーシアの恭和堂(Koong Woh Tong)の龜苓膏(亀ゼリー)です。
具体的にどんな成分で作られているのか調べてみましたが、ネット上に情報がなく不明です。
店内で食べる場合はこのような容器に入った状態で提供されます。
小皿に亀ゼリーをよそいます。
そのまま食べることもできますが、苦味が気になる場合はシロップをかけるとかなり食べやすくなります。
マレーシアの恭和堂の涼茶(ハーバルティー)
ここからはドリンクについて紹介します。
王老吉(Wang Lo Kat)
王老吉は中国の広東発祥の有名な涼茶(ハーバルティー)です。
王老吉に関しては、希望に応じて漢方のパウダーやタブレットを追加することも可能です。(追加料金がかかります。)
体が熱っぽい時、咳が出る時、風邪をひいている時など、これらの症状を緩和したい時におすすめとなっています。
五花茶(Five Flower Tea)
五花茶。
その名の通り、5つの種類の花が使われているお茶で、解毒の他、目に良いとされています。
クセが少なく、飲みやすい部類のお茶になります。
上記で紹介したお茶はボウルに入ったものですが、お持ち帰りにしたい時はこのようにカップに入ったものを注文すると街歩きする時に便利です。
ボトル入りの涼茶。
冷やした商品もあります。
クアラルンプールにある恭和堂の店舗
クアラルンプールのチャイナタウンに店舗がある他、色々なショッピングセンター内に入っています。(AEON系列のショッピングモールにテナントとして入っているケースが多いです。)
チャイナタウンにある恭和堂のロケーション
住所:107, Jalan Petaling, City Centre, 50000 Kuala Lumpur
クアラルンプールのチャイナタウンには2つの恭和堂の店舗があります。
上記の画像にある店舗はJalan Sultan側にある店舗で、Pasar Seni駅からJalan Sultanに沿って歩き、左手側に見えるチャイナタウンのゲートのすぐ側にあります。
Jalan Tun Tan Cheng Lock側にあるゲートの側にある店舗。
どちらもPetaling Streetのゲートの側にある…ということを覚えておけば、迷うことがないはずです。
❤︎チャイナタウンの詳細はこちら↓↓↓
ショッピングモールにある店舗(パビリオン)
パビリオンKLのなかに入っている店舗。
フードコートと同じエリアにあります。
❤︎パビリオンの詳細はこちら↓↓↓
ショッピングモールにある店舗(Mid Valley Megamall)
色々なショッピングモールに入っていますが、ここではMid Valley Megamall(ミッドバレーメガモール)に入っている店舗について紹介します。
LGのフロアに店舗があります。
店舗番号のLG-069を目印に探してみてください。
また、スーパーのイオンのすぐ近くにも店舗があります。
ミッドバレーには恭和堂の他にも涼茶を販売しているお店がある他、漢方薬店もあります。
❤︎ミッドバレーメガモールの詳細はこちら↓↓↓
まとめ:亀ゼリーや涼茶は漢方に抵抗がない人におすすめ
個人的には亀ゼリーも涼茶も大好きですが、漢方の味に慣れていないと「独特な味がダメ…」という人も多いと言えます。
そのため、無理に亀ゼリーを食べたり、涼茶を飲む必要はなく、漢方が好きという人だけにおすすめします。
ただし、昔から体に良いという位置付けのものであるため、興味がある方は試してみても良いと思います。
以上、マレーシアの恭和堂(Koong Woh Tong )についての紹介でした!
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