マレーシアのPetaling Jaya(プタリン・ジャヤ)にあるDou Dou Bake。
看板がないことから、一見するとベーカリーであることがわからない隠れ家的なお店ですが、今や高い人気を誇るデザイナーズベーカリーとして知られています。
ベーカリー内には庭園を一望できる”特等席”があり、そのフォトジェニックさがSNSで話題となり、さらにお店で販売するこだわりの天然酵母のパンやクロワッサン、ペイストリーが人気を集めています。
この記事ではDou Dou Bakeについて紹介します。
目次
デザイナーズベーカリーのDou Dou Bake

2020年7月にオープンしたDou Dou Bake。
マレーシアの有名なロースタリーであるArtisan RoasteryおよびカフェのThree Little Birds Coffeeの経営に関わっているJoey Mahさん、そしてカフェのOne Halfのオーナーでありマレーシアのバリスタチャンピオンシップで複数回優勝経験があるKeith Koayさんの二人が共同経営者として立ち上げたデザイナーズベーカリーがDou Dou Bakeになります。
❤︎Keith Koayさんが経営するカフェの詳細はこちら↓↓↓

Dou Dou Bakeのお店には看板がなく、見た目の印象は「白い建物」。
付近にも似たような白い建物があるので、パッと見ただけでは何のお店であるのかわかりません。
ここにもデザイナーズベーカリーのDou Dou Bakeならではのこだわりがあるのかも?と感じています。

敷地内にある細い通路を歩いて行くと、その先に庭園が広がり、そして手前に入口のドアがあります。

Dou Dou Bakeの店内。
奥にセントラルキッチンがあり、クロワッサンをはじめとしたパンを作っている様子を見ることができます。
“禅”がある庭園を一望できる特等席

Dou Dou Bakeの座席のなかで、一番人気は窓側の席。

目の前に広がる庭園を眺めながら、ホッと一息つくことができる癒しスポットになっています。
パン&ペイストリーとメニュー

クッキーやケーキ。

クロワッサンやデニッシュ。

クイニーアマンやパン・オ・ショコラ。

パンの種類はそれほど多くなく、マレーシアの一般的なベーカリーと比較して、Dou Dou Bakeのパンやペイストリーの価格はやや高めに設定されています。

店内では各種ナッツバターの販売もしています。
ナッツバターはピーナッツバターのほか、マサラチャイ&アーモンドバター、黒ごま&ピーナッツ、抹茶&カシューナッツ、かぼちゃの種&シナモン ピスタチオ&ヒマラヤソルトがあります。
また、オーガニックの全粒粉のほか、強力粉や薄力粉も販売していて、日本製の商品ではミナミノカオリの粉を販売しています。
公式サイトの情報によると、Dou Dou Bakeのサワー種のレシピには全てミナミノカオリが使用されているそうです。
doudoubakeのメニュー

フードメニュー。
ブレックファーストセットやサンドイッチ、トーストなどがあります。

ドリンクメニュー。
エスプレッソベースの各種コーヒー、フィルターコーヒー、コールドブリューのコーヒーやお茶、自家製コンブチャなどがあります。
また、日本、台湾、中国から取り寄せたお茶もあります。
天然酵母クロワッサン&ペイストリー

Dou Dou Bakeの人気メニューはサワー種のクロワッサン。
バターの香りがしっかりあり、外側はサクサク&ホロホロ、なかはもっちりした食感のクロワッサンです。
価格はRM9。

サワー種のクロワッサンを作った時の生地の切れ端を活用して作られているものがMorning Citrus Bun(モーニング シトラス バン)。
サクサクとしたクロワッサンベースの生地にオレンジゼストとレモンゼストが練り込まれていて、シトラスのさっぱり感が味のアクセントになっています。
価格はRM6。

サワー種のクロワッサンにハムが入ったPain au Jambon。

価格はRM14です。
美味しいペイストリー

エスカルゴ(カタツムリ)の形をしたRose Pistachio Escargot(ローズ ピスタチオ エスカルゴ)。
クロワッサンベースの生地に、ピスタチオのナッツバターを練り込み、刻んだピスタチオとバラの花びらを振りかけたペイストリーです。
価格はRM14。
ローズピスタチオエスカルゴは甘過ぎず美味しいです。
また、デニッシュも美味しいものが多く、ミックスベリーデニッシュがおすすめです。
Dou Dou Bakeの天然酵母パン

Dou Dou Bakeのサワー種のパン。
パンを持ち帰り用に購入する時は、ハーフサイズとフルサイズから選ぶことができ、Whole Loaf(ホールローフ)の価格はRM20、ハーフサイズはRM11になります。

Dou Dou Bakeの天然酵母パンがほかのお店と比較して「ここが違う!」という点は、パンのしっとり感。
モチモチ感はほかのお店の天然酵母パンにもありますが、しっとり感がより強く、これが一つの特徴になっていると感じています。
また、酵母の香りもしっかりあります。
トーストすると水分が飛んで独特のしっとり感がなくなってしまうので、しっとり感を堪能したい時は、購入したパンをそのまま食べる形がおすすめです。

上記で紹介したCountry Sourdoughに対し、全粒粉の分量を多めにして作られたものがCountry Brown。
価格はホールローフがRM22、ハーフサイズがRM12になります。

Country BrownもCountry Sourdoughと同じように、モチモチ感としっとり感が強い食感に仕上がっています。

Country SourdoughとCountry Brownを比較すると、より多くの全粒粉が使われているCountry Brownの方が色味が濃い…という違いがあるものの、味に関してはそれほど大きな違いはありません。
全粒粉100%のパンの味に慣れている場合、Country Brownに全粒粉の風味を求めると、少し物足りなさを感じることがありません。
コーヒーも美味しい

Dou Dou Bakeはカフェやコーヒービジネスに精通したオーナーが経営していることから、ほかのベーカリーと比較してコーヒーも安定して美味しいです。
Dou Dou Bakeのロケーション
住所:38, Jalan SS 4c/5, Taman Rasa Sayang, 47301 Petaling Jaya, Selangor
Dou Dou Bakeはクアラルンプール市内中心部から少し離れた場所にあります。
例えばKLCCエリアからだと車で30分程度かかります。(渋滞がない場合)
まとめ:フォトジェニックなベーカリー
Dou Dou Bakeのパンやペイストリーの価格はマレーシアのベーカリーの平均よりも上であること、SNSで話題になりお店を訪れる人の期待値が高いためか、口コミの評価は良いものと悪いものがあります。
価格に関しては高めではあるもののの、クアラルンプールで人気のKenny Hills Bakersとそれほど変わらない価格帯です。(ただ、接客の良さやパンやペイストリーの種類の豊富さではKenny Hills Bakersの方が上である…と感じています。)
賛否両論あるベーカリーですが、庭園を眺めながらコーヒーやパンを楽しむデザイナーズベーカリーとしてのユニークさはあります。
また、サワー種のクロワッサンは美味しいです。
以上、マレーシアのデザイナーズベーカリーのDou Dou Bakeについての紹介でした!
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