中国緑茶として有名な龍井茶。
この記事では、龍井茶の味の特徴と美味しく飲むための淹れ方のポイントについて紹介します。
中国10大名茶の1つ、龍井茶とは?

中国10大名茶の1つとして知られる龍井茶。
中国浙江省の杭州が産地として有名です。
杭州の西湖の近くにある龍井村で作られたお茶であることから、龍井茶と名づけられたと言われています。
龍井茶の読み方と発音
龍井茶の発音(ピンイン)はlóngjǐng chá。
カタカタ読みすると、ロンジンチャーになります。
龍井茶の特徴

龍井茶の特徴は、平たい葉の形状。
茶葉を揉む揉捻という製茶プロセスのなかで作られたものになります。

龍井茶の味の特徴は、
- 一口目は香ばしさ
- 次に青々とした爽やかさとまろやかさ
- 最後に甘みの余韻
…というイメージで、口に入れてから飲み干すまでの流れのなかで、風味の移りかわりを楽しむことができます。
甘みの余韻が強いことも特徴で、口のなかに優しい甘みが残ります。
特に1級品の龍井茶を購入すると、より深い甘みがあって美味しいです。
ロンジン茶の淹れ方

使用する容器によって茶葉の量が変わりますが、1回あたりの使用量の目安は3g〜5g。
一人分だと3gで十分です。

お湯の量は、3gの茶葉であれば150ml程度注ぎます。
美味しく飲むためのポイント
①お湯の温度
85℃くらいのお湯を使用します。
沸騰したてのお湯を使うと、渋みや苦み成分のもととなるカテキンが強く出てしまうので、お湯の温度に注意が必要です。
そのため、少し低めの80℃〜85℃くらいのお湯を使うと、龍井茶の甘みを上手に引き出すことができます。
②蒸らし時間
茶葉の抽出時間が長いと、甘みがあまり感じられなくなってしまうので、蒸らし時間にも注意が必要です。
お湯を入れてから、30秒程度の蒸らし時間で美味しく仕上がります。
また、お湯を注ぎ足すことで、繰り返し飲むことができます。

龍井茶は、冷めても美味しく飲むことができます。
温かい時よりも強い甘みを感じることができるので、あえて時間をおいて冷やしても○です。
まとめ

龍井茶は、淹れ方1つで美味しさがびっくりするほど変わります。
温度と蒸らし時間の管理をしっかりすれば、まろやかで美味しい緑茶を飲むことができます。
以上、龍井茶についての紹介でした!
径山茶も美味しいです