Amazonが提供するaudible(オーディブル)。
“耳で聞く読書”を可能にしたオーディオブックは、日々パソコンやスマホで酷使した目を休め、スキマ時間を有効活用したい時におすすめのアイテムです。
この記事ではaudibleを実際に使ってみた感想についてご紹介します。
目次
アマゾンのaudible(オーディブル)とは?
audible(オーディブル)はプロのナレーターの朗読により、本を耳で聞くオーディオブックです。
audible(オーディブル)= Amazon
…のイメージが定着しているものの、オーディブルの事業を開始したのは1995年にアメリカで創業したAudible Inc.。
本をテキスト(文章)として読むのではなく、デジタルファイルをダウンロードして”本を聞く”というアイディアとビジョンを持っていたDon Katz(ドン・カッツ)さんが立ち上げた企業がAudible Inc.になります。
アマゾンの傘下になったのは2008年のことで、日本でaudible(オーディブル)のサービスが提供開始されたのは2015年です。
オーディブルは高い?会費と会員特典
audible(オーディブル)の月額会費は1,500円。
会員特典としては…
- 毎月付与されるコインで自由に選べるオーディオブック1冊
- 無料で聴ける月替りのボーナスタイトル1冊
- 無料で聴ける月替りのボーナスタイトル1冊
…この3つです。
目玉としては①の自由に選べるオーディオブック1冊。
オーディオブックの価格にかかわらず、制限なく好きな本を選ぶことができます。
②のボーナスタイトルは、audible(オーディブル)側がおすすめの一冊として毎月すすめてくるオーディオブックで、普段自分で手に取らないような本との出合いがあるかもしれないユニークなサービスになっています。
コインの有効期限について
毎月付与されるコインの有効期限は発行された日から6ヶ月。
コインを使わなかった時は翌月に繰越ができます。
退会した場合は、コインの有効期限にかかわらず、コインが使えなくなります。
オーディブルの会員になることのメリット
会員登録せず、特定のオーディオブックが欲しい時にだけaudible(オーディブル)を使いたい
…という人もいるかもしれません。
audible(オーディブル)は会員登録なしでオーディオブックを購入することも可能ですが、実際は会員登録することのメリットの方が大きいと言えます。
その理由は、
audible(オーディブル)はオーディオブックの定価(非会員価格)が高い!
…からです。
オーディオブックにより価格は異なりますが、3,000円程度のものが多く、書店やKindleで本を購入する時と比較して「高い…」と感じます。
会員登録すると、会員特典としてオーディオブックの購入が30%オフになることに加え、毎月付与されるコインを使って購入すれば、オーディオブックの価格にかかわらず会費の1,500円だけで購入できるため、会員登録して購入する方がお得です。
audibleの無料体験
通常の無料体験期間は30日間。
audible(オーディブル)の会員登録をすることで、無料体験が利用できます。
最初の1冊は無料になっています。
一度購入したオーディオブックは退会後も聞くことができます。
無料体験の申し込み方法
Amazonのアカウントを持っている人は、手続きが非常に簡単です。(はじめてAmazonを利用する場合は、Amazonアカウントの作成が必要になります。)
audible(オーディブル)公式サイトから無料体験の申し込みを行います。
- Amazonのアカウントでaudible(オーディブル)にサインイン
- 支払い方法を選択
これで手続き完了です。
会員登録をすると、コインが1つ付与されるので、これを使って好きなオーディオブックを選ぶことができます。
無料体験後は自動的に有料会員(1,500円/月)になりますが、退会はいつでも可能です。
使ってみた感想(体験レビュー)
会員登録後、アプリをダウンロードして、オーディオブックを聴く…という一連の動作において、特に難しいものはなく、アプリの操作も簡単です。
audibleの魅力はコンテンツの充実度
audible(オーディブル)の魅力は、オーディオブックの圧倒的な量。
夏目漱石、太宰治、芥川龍之介、川端康成など巨匠の名著から、源氏物語、枕草子などの古典が一通り揃っています。
また、児童向けには、グリム童話全集、イソップ童話全集、アンデルセン童話全集、宮沢賢治童話全集、日本のむかし話など、様々なコンテンツがあります。
「あっ、この本、小学生の時に図書館で読んだことがある!」と懐かしさを覚える名作に久しぶりに遭遇したり、オーディオブックのタイトルを見ているだけでも楽しいものがあります。
ちなみに、私が懐かしいと感じたオーディオブックは『モモ』。
確か小学校5〜6年生の頃に友達にすすめられて読んだ記憶があり、久しぶりに『モモ』を見て、懐かしい気持ちになりました。
コナン君の声でおなじみの高山みなみさんがナレーターを務めています。
洋書が充実、ナレーションも良い
audible(オーディブル)の特筆すべきポイントは洋書の充実度。
audible(オーディブル)の洋書のオーディオブックは「ナレーションがすごく良い!!!」と感じるものが多く、聞いていて楽しいです。
また、ユニークなところだと、英語版の村上春樹さんの作品がオーディオブックになっています。
“本を聞く”以外の楽しみ方も
audible(オーディブル)にはSoundscape(サウンドスケープ)というユニークなオーディオブックがあります。
音響生態学者として有名なGordon Hempton(ゴードン・ヘンプトン)氏によってサンプリングされた海や滝など自然界の音源をもとに作られた音風景のオーディオブックで、一番気に入っているものは「大西洋: The Atlantic」。
波の音、コオロギの鳴き声、自然の優しい音に心が落ち着き癒されます。
パソコンで作業しながら、サウンドスケープを流すと、普通の音楽を聞いている時よりも集中できると感じています。
サウンドスケープシリーズはaudible会員であれば、聴き放題の対象になっているので、無料で楽しむことができます。
audibleを使っていて気になる点
audible(オーディブル)を使っていて、「意外とここが気になるな…」と感じていることもあります。
それはオーディオブック(タイトル)をダウンロードしてから、スマホやパソコンなどのデバイスに反映されるまでの時間。
ダウンロードしてすぐ反映されるよりも、数分かかることが多く、このタイムラグがもう少し縮まるといいのにな…と感じています。
オーディブルは海外からも使うことができる?
海外在住の人のほか、普段日本でaudible(オーディブル)を使っている場合、
日本のオーディブルは海外でも使えるの?
…という疑問を持つことがあるかもしれません。
結論としては、海外でも問題なく使うことができます。
実際に海外で使っていますが、会員登録や無料体験、そしてオーディオブックのダウンロード、全くトラブルはありません。
ダウンロードしたオーディオブックはオフラインでも使えるので、好きなオーディオブックをダウンロードしておけば、インターネットがないところでもアプリを使って聞くことができます。
まとめ:Amazonの”耳で聞く読書”はコンテンツの充実度がすごい!
Amazonのaudible(オーディブル)が高いか安いかの感じ方は個人により異なると思いますが、夏目漱石名作集など、著名な作家の作品をひとまとめにしたオーディオブックは定価が7,000や1万円と高いものが多いので、audible会員に毎月付与されるコインを使って購入すると、お得感があると感じています。
また、洋書のオーディオブックに興味がある人には、audible(オーディブル)をおすすめすることができます。
逆に日本語のビジネス書や自己啓発本などの本であれば、Kindleで購入したり、月額980円でKindleが読み放題になるKindle Unlimitedを利用する方が良いかも…と思います。
以上、Amazonのaudible(オーディブル)についての紹介でした!