働いていると、ストレスがつきものです。
特に海外で働く場合、言葉の違いや文化の違いなど、日本で受けるストレスとはまた違ったストレスを感じます。
では、どのように仕事からくるストレスと向き合い、乗り越えていけば良いのでしょうか。
この記事では私が海外で働く中で実際に体験した様々なストレス症状とストレスの乗り越え方についてご紹介します。
ストレスは突然顔に出ることも
海外で仕事を始めて間もない時。
「目標が実現した!」というある種の興奮状態にあったので、多少の無理は厭わずに働いていました。
毎月の残業時間が100時間を軽く超える残業続き+土日出勤の日々でしたが、それでも、やりたい仕事ができているという気持ちが勝り、「残業なんて、なんともない」と毎日過ごしていました。
「日本で働いている時よりも残業しているな」とは思っていたものの、「自分の実力が伴っていないから、しょうがない」と精神論で乗り切ろうとしていました。
何よりも管理職である上司が私以上に働いていたため、「頑張ろう」と意気込んでいました。
鏡を見て泣きたくなるくらいの大量のニキビ
でも、かなり無理をしていたことは事実です。
体からのSOSは突然、顔にあらわれました。
…ニキビです。
顔中に信じられない数のニキビができました。
それも、膿を含んだ大きいものばかり。
この時ほど、鏡を見ることが辛かったことはありません。
現地の皮膚科でニキビ治療しましたが、日本にはない強いニキビ内服薬(体を乾燥させる薬)を使ったこともあり、一時期、全身が文字通り粉吹き芋のようになったこともあります。
本当に惨めで自己嫌悪感に苛まれていました。
自費治療であったため、かなりの出費になりお財布にもダメージを与えました。
ストレスに起因するその他の症状
ニキビの他にも、様々な体の異変がありました。
寝つきが悪くなる
夜遅くまで残業をしていると、交感神経が活発になり神経が高ぶってしまいます。
体はとことん疲れているのに、頭が興奮状態にあり寝ることができないという日が多くなりました。
これは鬱の症状の一つだった…と思います。
胃腸の調子が悪くなる
もともと胃腸が弱い体質ですが、さらに悪化しました。
ランチは超早食いしたり、残業をしてまともに夕食を食べなかったりすることがあった上、野菜や果物が圧倒的に不足したバランスの悪い食生活を続けていたため、お腹の調子が悪い日が続きました。
ストレスで過敏性腸症候群になったのは、この頃です。
偏頭痛が酷くなる
昔から偏頭痛持ちでしたが、ストレスや寝不足のせいか、偏頭痛を起こす頻度が高くなりました。
多い時は、毎週のように鎮痛剤を服用していました。
突然発熱する
突然、風邪をひいたり、高熱を出すことが増えました。
体が疲れすぎて、免疫力が落ちていたことが原因です。
ストレスによる行動の変化
お金を無駄使いするようになりました。
ニキビ治療のために皮膚科を受診していたものの、もっと改善したいとフェイシャルエステに通い、高額なスキンケア商品を購入し、結構な金額を費やしました。
また、洋服も仕事で使うからという理由をつけて、とにかくたくさん購入しました。
今思うと、本当に無駄使いをしていました。
でも、それがその時の私にできるストレス発散の方法だったのです。
海外で働くストレスをどうやって乗り越えた?
結論から言えば、日本人的な「ただただ忍耐」という態度をやめて、「ここがおかしい!」「ここを改善したい!」ということを上司に主張してトコトン話し合いました。
幸いにも直属の上司が理解のある人だったので、私のケースは話し合うことで業務負担の見直しや人員調整をすることができました。
しかしながら、上司がみんな理解あるわけではない…はずです。
そもそも相談すべき上司との関係性に悩んでいたり、時に個人の力では解決できないくらい理不尽なこともあります。
そんな時におすすめの方法について紹介します。
自分の可能性を広げるためのキャリアコンサル
ストレスに押しつぶされそうになっていた時、親しい友人に相談したら、
「キャリアコンサル受けてみたら?」
と何気なく言われました。
実際にその一言をきっかけに、友人に紹介してもらった転職エージェントのキャリアコンサルタントに相談した経験があります。
自分の可能性を広げる客観的なアドバイスや有益な情報をたくさんもらうことができたので、専門の人に相談するだけでもメリットは大きく、何よりも当時勤めていた企業だけではなく他の選択肢もあると思えたことがストレスの緩和に繋がりました。
転職エージェントのキャリアコンサル自体は無料なので、気になる方は相談をしてみてください。
もちろん相手は仕事ということもありますが、転職したいという思いがあれば、かなり親身になって相談にのってくれます。
「こんな経験やスキルがあるから、それらを活かすことができるこんな企業&仕事がありますよ」と色々なことを提案してくれます。
日本に戻ってキャリアアップという道も
海外で数年働いたのち、日本で転職活動をして海外事業を担う部署の管理職のポジションを得て日本に戻っていった友人たちもいます。
今働いている会社に潰されてしまう前に、自分の経験やスキルを評価してくれる会社を見つける方がおすすめです。
人によりますが、日本にいながら海外に関わる仕事をする…というスタイルが合っている人もいます。
海外で働く上で一番大切なこととは?
日本でも海外でも、どこで働くにしても、
「自分の心と体を犠牲にしてまで、無理することはない」
と思っています。
これは心が壊れそうになるくらい無理をして、今まさに海外で頑張っている人に伝えたいことです。
もちろん、お金をもらって働いている以上、頑張り時は存在します。
生活していくために無理をして働かなければいけないことも承知の上ですが、やはり一番大切なものは、自分の心と体です。
日本でも海外でも、会社勤めをして、うつ病になり会社を去っていく人、なかなか復帰できない人、たくさんの人を見てきました。
人も羨む学歴や秀でたキャリアを持ち、面倒見が良く、心の優しい先輩や友人たちが、苦しんでいる姿を見るのはとても辛いものがありました。
うつ病は特別なものではなく、誰もがなりうるものです。
そんな時に、最終的に自分を守ることができるのは、自分だけです。
まとめ
全ては自分次第。選択肢はいつだって無限です。
国を変えて転職、日本に戻って転職など、選択肢はたくさんあります。
精神的に潰れてしまう前に、自分の経験とスキルを存分に活かすことができる新天地を探してみてください。
そんな時のためにあるものが、転職エージェントであり、キャリアコンサルタントによるキャリア相談や転職サポートです。
海外に飛び出した行動力やそこで培った経験を評価し、必要としてくれる人は必ず存在します。
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以上、海外で働く中で実際に体験した様々なストレス症状とストレスの乗り越え方についての紹介でした!
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