スマホの料金を抑えたい!
…というユーザーに支持されている楽天モバイル。
そんな楽天モバイルは、
…におすすめの格安SIMです。
私は海外在住者という立場で楽天モバイルを使用していますが、そのサービスに満足しています。
この記事では、楽天モバイルの特徴や日本と海外での使い心地について紹介します。
目次
0円廃止でも海外在住者に便利な格安SIMの楽天モバイル
以前から、日本の携帯番号を維持したい海外赴任者や海外在住者に支持されてきた楽天モバイル。
その理由は、月間のデータ使用量が1GB以下であれば0円という目玉のプランがあったためです。
0円プランは、
海外にいる間の日本の携帯維持費を最小限に抑えつつ、日本に一時帰国した時に使える
…という面で海外在住者にとって非常に便利なサービスであったものの、2022年7月以降、0円プランは廃止されてしまいました。
現在は、
- 3GBまで980円(税込1,078円)
- 最大2,980円(税込3,278円)
…という料金体系になっています。
0円という魅力的なプランがなくなってしまったことは残念ですが、日本と海外の双方で利用することを考慮した時に、楽天モバイルはコストとサービス内容で他の格安SIMよりも優れていて、低価格で維持できる格安SIMとして、今のところ海外在住者にとって楽天モバイルが一番だと感じています。
海外在住で日本の携帯番号を維持するために楽天モバイルを選んだ理由
私自身、海外では現地の通信会社と契約していて、海外にいる時はそちらの方をメイン使いしているものの、海外にいても日本関連の諸手続きで日本の携帯番号も必要になることがあったり、日本に一時帰国した時に電話番号やデータ通信が必要になるので、
これまで使ってきた日本の電話番号は維持したい
…だけど、海外ではサブ的な使い方をしているのでコストを抑えたい
…という考えが根底にあります。
そのため、
- 海外でも使える(国際ローミング)
- 音声通話プランがある
- SMSが利用できる
- 番号そのままで乗り換えできる(MNP)
- 月々の料金が安い
- eSIMの選択肢がある
…という条件をベースに、格安SIMを販売する企業を比較した上で、楽天モバイルを選びました。
楽天モバイルのポイントは、
…という点で、海外在住者は滞在国だけではなく、第三国に出張&旅行することがある場合も、現地で楽天モバイルをそのまま使えるという大きなメリットがあります。
2022年11月時点で、67の国と地域で楽天モバイルのデータ通信が利用でき、楽天の通話アプリ(Rakuten Link)を使えば、海外から日本への通話も0円になります。(一部対象外の番号もあり)
また、データ容量が足りない時は、1GBあたり500円でチャージが可能です。
海外利用の詳細は、楽天モバイル公式サイトで確認できるので、興味がある人はチェックしてみてください。
ほかの格安SIMとの比較
格安SIMを販売する会社は、楽天モバイル以外にも色々あります。
例えば、
- LINEMO
- ahamo
- povo
- HISモバイル
- UQモバイル
- OCNモバイルONE
- mineo
- 日本通信
…など。
当初、使わない時は0円というプランがあるpovoにも魅力を感じましたが、2022年時点で海外利用はできない状態なので、今後海外利用できるようになったら、乗り換えを検討するかもしれません。
また、シンプルに日本の携帯番号を維持したい場合で、通話が少ないケースは、1GB付きで1ヶ月290円という格安プランがある日本通信はかなりお得です。
一方、海外から日本の番号に電話したり、国をまたぐ移動が多い場合は、現状、楽天モバイルが便利で、サービスとコスパの面で優れています。
日本における楽天モバイルの通信速度と繋がりやすさ
楽天モバイルを使っているユーザーの声として、
…というネガティブな意見を見聞きすることがあるかもしれません。
私も契約前は楽天モバイルの通信速度や繋がりやすさが心配だったものの、実際に使ってみて、「そこまで悪くない」と感じています。
時々通信スピードが遅いと感じることがあったり、地下にいる時はやや電波状況が悪いと感じることがあり、地下街にある飲食店でスマホ決済をしようとした時に電波がなく焦ったという経験をしましたが、コストを考慮すると総合的に使い心地は許容範囲内です。
ただ、どうしても重要な仕事で使うというシチュエーションが多い場合は、より通信状態が安定したキャリアを選ぶ方が良いかもしれません。
楽天モバイルの海外利用について
海外でも国&地域により状況が異なると思いますが、私が主に使用している海外はマレーシアになり、繋がりやすさや通信スピードについては、特に問題を感じていません。
普段、メイン使いしている現地で契約した回線と同じ程度の繋がりやすさです。
現地のSIMと楽天モバイルを併用している場合に注意すべきこと
海外在住で、現地で契約したSIMと楽天モバイルのSIM、2つの回線を併用している時に注意すべきことがあります。
楽天モバイルは180日間全く使わないと、利用停止になることがあるため、現地のSIMをメイン使いしている場合は、時々楽天モバイルを使うように留意する必要があります。
海外で繋がらない?そんな時に確認したいこと
海外で楽天モバイルを使おうとした時に、「あれ、使えない!」「繋がらない!」というシチュエーションに面した時のチェック項目について紹介します。
しっかりチェックすべき点は、
- 楽天モバイルのアプリ(my楽天モバイル)で海外ローミングをONにする
- スマホの設定画面でデータローミングをONにする
…の2つです。
楽天モバイルのアプリ(my楽天モバイル)側の設定

楽天モバイルのアプリ(my楽天モバイル)を開き、「契約プラン」をタップした上で、「海外ローミング(データ通信)」がオンになっているかチェックします。
端末(スマホ)側の設定

次に、スマホの設定画面で「データローミング」がオンになっているか確認します。
iPhoneなら、設定→モバイル通信→モバイル通信プラン→データローミングで、海外ローミングの設定&確認ができます。
この2つのポイントが正しく設定されていれば、海外で問題なくデータ通信ができると思いますが、繋がらないという時は楽天モバイル公式サイトに掲載されいる
>>[海外ローミング] iPhoneで海外のネットワークに接続できない
…を参考にしてみてください。
楽天モバイルとの契約は超簡単!

楽天モバイルと新規契約する際は、
…という選択肢があります。
私は普段使っているSIMフリーの端末があり、他社(ドコモ)で使っていた番号をそのまま使いたかったので、MNPの手続きをした上で、SIM(Rakuten UN-LIMIT)のみの契約をしました。
乗り換えの手続きのために行ったことは、
- ドコモでMNP転出の手続き(MNP予約番号をもらう)
- 楽天モバイルでRakuten UN-LIMITの契約
…の2つだけです。
MNP転出の手続きは、オンラインのほか、電話や実店舗で簡単に行うことができます。
また、MNP予約番号には有効期限があり、残りの日数が少ないと乗り換え先で手続きができなくなってしまうので、MNPの転出をしたら、できるだけ早く乗り換え先で手続きする必要がある点に留意してください。
楽天モバイル側の手続きには、
- 本人確認書類
- 楽天ユーザーIDとパスワード
- クレジットカードや銀行口座
- MNP予約番号(番号そのまま乗り換えの場合)
…が必要になります。
オンラインだけの手続きも可能
運転免許証やマイナンバーカードがあれば、AIかんたん本人確認(eKYC)を利用して、全てオンラインで手続きを完了させることが可能です。
つまり、従来のように、店舗に足を運ぶことなく、自宅にいながら手続きをすることができます。
海外からでも契約手続きはできますが、SIMの開通手続きは日本で行うことになります。そのため、海外から手続きをする際は注意してください。
私は日本に一時帰国中に、契約とSIMのアクティベーションを行いました。

楽天モバイルを利用するには、楽天モバイルのアプリ(my楽天モバイル)をダウンロードすることに加え、通話アプリの利用にはRakuten Linkが必要になります。
楽天モバイルのアプリについては、契約の手続きをしている時に店員さんにダウンロードするように言われると思います。
Rakuten Linkは、無料通話する時に必要になるので、楽天モバイルと契約したら、すぐにダウンロードすることをおすすめします。
物理SIMではないeSIMが便利!
楽天モバイルには、nano SIM、micro SIM、標準SIMなどの物理SIMほか、eSIMの選択肢があります。
eSIMは、スマホ(端末)のなかに直接埋め込む形態の新しいSIMで、近年のトレンドとして、eSIMを提供するキャリアが増えてきています。

iPhoneであれば、iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降のSIMフリーの端末を使っていれば、eSIMの利用が可能です。
【参考】Apple公式サイト:iPhoneのeSIMについて
iPhoneには8個のeSIMをインストールすることができ、同時に2つの電話番号の使用が可能です。
デフォルトの回線(主回線)を選択した上で、どちらかの回線をオフにしたり、双方の回線をオンにした状態にすることができます。

上記スクリーンショットは、マレーシアで使っている回線(物理SIM)を主回線にし、副回線にした楽天モバイルの回線(eSIM)もオンにした状態のもので、2つの回線がアクティブになっていることがわかります。(楽天モバイルの回線は現地の通信ネットワークに繋がった状態になっています。)
それぞれのモバイル回線の名称は自分の好きなものを設定することができるので、わかりやすい名前をつけると、管理が楽です。
eSIMのメリットとデメリット
eSIMのメリットは、
…という点です。

今まで海外から日本に一時帰国したり、ほかの外国に行った時は、現地に到着してから、SIMの入れ替えをしていました。
eSIMを利用するようになって、この手間がなくなり、スマホの画面上でSIMの切り替えができることは本当に便利だと感じています。
eSIMのデメリットは、
…という点ですが、楽天モバイルはeSIM再設定手数料が無料なので、それほどデメリットであるとは感じていません。
デメリットよりもメリットの方が大きいので、eSIMを利用できる端末を使っている人は、eSIM利用がおすすめです。
楽天モバイルのお得な利用方法
楽天モバイルを使うようになってからお得だなと感じていることは、楽天ポイントを料金の支払いに使うことができるところです。
普段から楽天カードを使って買い物をしたり、楽天市場を利用することが多い人は、ポイントで月々の携帯料金を全てカバーすることができ、実質持ち出し費用0円で運用することも可能です。
ポイントを携帯料金の支払いに充てることができることは、楽天モバイルだけに限ったサービスではないものの、楽天関連のサービスを利用していると、ポイントがどんどん溜まることを実感できるので、その点が楽天グループの魅力です。
楽天モバイルでは、新規契約でポイント還元などのキャンペーンを行っていることが多いので、これらのキャンペーンを利用するとお得になります。
楽天モバイルはこんな人におすすめ
楽天モバイルは、
…に特におすすめすることができます。
日本における通信の安定性や速度が心配という場合は、主回線は別のキャリアと契約して、副回線として楽天モバイルを契約する形も検討してみても良いと思います。
以上、楽天モバイルについての紹介でした!