海外在住者にとって頭を悩ませる日本の携帯番号維持費。
私自身も海外在住で、
楽天モバイル→日本通信SIM→povo2.0
…に乗り換えし、やっと「これが一番!」というサービスに辿り着きました。
この記事では、これまでに利用した3社を比較、それぞれの特徴とおすすめの格安SIMについて紹介します。
海外在住者に人気の日本格安SIM3社比較
海外で日本の携帯番号を維持したい場合、
年間どれだけ維持コストがかかるの?
…が気になるポイントになります。
様々な日本の格安SIMのなかで、現状はpovo2.0が最安です。
料金比較
容量 | 月額 | 年維持費 | |
---|---|---|---|
povo2.0 | – | 基本使用料無料* | 660円〜* |
日本通信SIM | 1GB | 290円 | 3,480円 |
楽天モバイル | 3GB | 1,078円 | 12,936円 |
*povo2.0は180日に一回トッピングを購入する必要あり。最安トッピングは330円。
povo2.0と楽天モバイルの差は12,276円(年間)。
例えば、5年間海外に滞在する場合、トータルで6万円以上の大きなコスト差が生まれます。
①コスパ最強povo2.0
povo2.0は2023年7月末から海外データローミングに対応し、海外専用のデータトッピングを購入することで海外でもデータ通信が利用できるようになっています。
220円最安トッピングがなくなった→それでも安い
povoのトッピングには220円で24時間使い放題のsmash.使い放題パックがありました。
しかしながら、2024年4月30日でsmash.使い放題パック提供が終了。
現状はデータ使い放題24時間の330円が最安トッピングになります。
ただ、それでも年額660円という低価格で回線を維持可能です。
②日本通信SIMも安い
日本通信SIMはpovo2.0ほどではないものの、月額料金が290円〜と格安です。
また、追加データ購入が1GBあたり220円から可能で、日本一時帰国時に1GBベースで買えるところがすごく便利だと感じました。
事務手数料がネック
デメリットは3,300円の事務手数料。
スターターパックを購入すると、事務手数料が少し安くなります。
ただ、事務手数料が無料のpovo2.0や楽天モバイルと比較すると、日本通信SIMの手数料は「高いな…」と感じてしまいます。
また、通信速度に関してドコモ回線だから良いと思っていたのですが、楽天モバイルよりも遅いと感じることがありました。
日本通信SIMのアプリもpovo2.0や楽天モバイルと比較すると、やや使いにくいと感じたところがデメリットです。
③海外に強い楽天モバイル
かつて0円プランがあり、海外在住者に圧倒的人気だった楽天モバイル。
0円プランが廃止され、他社へ乗り換える人が続出し、格安感が薄れてしまった楽天モバイルですが、海外で利用するユーザーに最も配慮がある通信会社で、個人的には良い印象を持っています。
また、以前は通信速度について良くない口コミがあったものの、日本一時帰国時の度に、
「あっ、前よりはやくなった」
「繋がりやすくなった」
…と感じることが増えていったので、年々改善されていった印象があります。
海外データ通信2GBが無料
楽天モバイルの目玉は海外データ通信が毎月2GBまで無料というサービス。
毎月海外に出張に行くような人に便利です。
実際に台湾やマレーシアで楽天モバイルの海外データ通信を使ってみたことがありますが、通信速度に問題はなく、使いやすかったです。
海外在住の人は在住国でメイン使いしている現地通信会社の契約プランがあると思います。
海外でお使いの通信会社が提供する海外ローミングを使う方が楽天モバイルよりも安いケースがあるかもしれないので、プラン内容を確認してみてください。
総評:一時帰国の頻度によって選ぶ形が◎
日本の電話番号維持する目的だけであれば、povo2.0で十分です。
ただ、頻繁に日本に一時帰国する場合は、追加で購入するデータ通信の料金を含め日本通信SIMの方が年間トータルで安くなるケースもあります。
年に3回までの一時帰国であれば、帰国の都度990円(3GB/30日間)のトッピングを購入しても、povo2.0の方が日本通信SIMより安いので、コスト重視の場合はpovo2.0をおすすめします。
また、海外から海外に行くことが多い時は楽天モバイルも場合によってお得です。
以上、海外在住者におすすめの格安SIMについての紹介でした!