海外現地採用として働く実態【メリット&デメリット】

海外現地採用として働くことの実態(メリット&デメリット)

「いつか海外で働きたい!」

日本で働きながらこんな熱い思いを抱えている人は決して少なくないと思います。

私もかつて同じような思いを胸に秘め、海外転職する道を模索していました。

現地採用という選択をした私ですが、これから現地採用として海外転職を考えている人に向けて、

  • 現地採用のメリット&デメリット
  • 現地採用として働く時の注意点
  • 現地採用のキャリアパス

…というポイントに触れながら現地採用ととして働くことの現実やキャリアパスについて紹介します。

海外の企業で働く方法

海外で働く。

その方法は様々で、調べてみると想像以上にたくさんの選択肢があることに気づくはずです。

例えば…

  • 現地採用
  • 海外駐在員
  • NGOやNPO
  • 政府関係
  • ワーキングホリデー

上記は一例ですが、海外で働きたいと思った時に、

「どんな選択肢があるのか?」

「それを実現するためには何をすれば良いのか?」

こんなことをしっかり調べてみてください。

自分の可能性がグッと広がります。

現地採用として働くこと

現地採用は日本から派遣される海外駐在員としてではなく、海外にある企業で現地の人と同じように働くことを意味します。

決して「現地採用=待遇が良くない」という短絡的な見方ではなく、双方のメリット・デメリットを把握した上で、冷静に現実を知る…ということはとても重要です。

以下に海外駐在員と現地採用のメリット・デメリットについて簡単に紹介します。

海外駐在員のメリットとデメリット

まずは海外駐在員のメリットとデメリットから紹介します。

海外駐在員のメリット

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  • 給料が良い
  • 海外手当がつく
  • 家賃補助がある
  • 車の支給(国により運転者付きの場合も)
  • 国によりお手伝いさんを雇うことも可能

これは一例であるため、駐在する国、企業やポジションにより、待遇が全く異なります。

発展途上国などではドライバー付きの車の支給があり、お手伝いさんを雇うケースも多いです。

一方で途上国になると、車は自分で運転することが基本であったり、企業やポジションによって個別に車の支給がないところもあります。

海外手当については、コスト削減によりかなり手当をカットしている企業が増え、「あんまり手当が良くない…」という人もいる一方で、ひと昔前にヨーロッパに駐在していた方にお話を伺ったら「日本帰国後に手当で家を建てた。ふふっ」と話していました。

バブリーな時代のオイシイ話です。

海外駐在員のデメリット

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  • 必ずしも希望する国に派遣されるわけではない
  • いくら駐在している国が気に入っても、任期が終わったら帰国
  • 日本にいる時以上に責任あるポジションを任され、ストレスが大きいことも

駐在する国によって快適度が異なるので、自分と相性の悪い国に駐在することになると、ストレスの多い生活になります。

また、ローカルスタッフと折り合いが悪い、なかなか上手にマネジメントできない状況になるケースもあります。

実際に、ローカルに陰口を叩かれているケースもよく見てきました。

日本で常識と言われる働き方が赴任する国の文化では普通ではなかったり、色々な障害があります。

日本からの出張者が多い国に赴任すると、接待やアテンドなど、本来の業務外のことで忙しいというケースもよくあります。

海外駐在員や海外研修生というポジション

デメリットはあるものの、やはりメリットの方が圧倒的に大きい海外駐在員。

特に経済的な待遇面においては一般的な現地採用とは比較にならないほど優遇されています。

現在、日本の企業に勤務しながら海外への転職を考えている方は…

もう少しだけ踏ん張って、今の会社で海外駐在員や海外研修生というポジションを獲得することができないか?

こんなことも一度立ち止まって考えてみてください。

海外研修員という形であれば、入社年数の短くても企業が海外に出してくれることがあります。(実際に入社3年程で海外研修員として派遣されている人たちに結構会いました。)

企業の方針により、どんどん若手を海外駐在員として海外に赴任させている会社も少なくないです。

自分にこのようなチャンスがないのか、上司に相談やアピールをしてから現地採用の道を模索する形でも遅くありません。

現地採用のメリットとデメリット

続いて、現地採用のメリットとデメリットについて紹介します。

現地採用のメリット

  • 好きな国・企業で働くことができる
  • 自力でキャリアを開拓していける
  • 色々な仕事にチャレンジできる

私自身が担当していた仕事は海外出張が非常に多く、日本ではあまりできないような仕事をどんどん任せてもらえたため、モチベーションが上がりました。

福利厚生が充実し、ボーナスに加え、パフォーマンス次第で昇格&昇給も毎年ありました。

デメリットの方が強調されやすい現地採用ですが、仕事の内容や給料、働く企業の福利厚生などの条件次第によって、メリットは大きいと感じています。

現地採用のデメリット

  • 給料が駐在員と比較すると低い
  • 家賃補助がない
  • 残業代や通勤交通費が出ない
  • 本社や駐在員とローカルスタッフの間の調整役になることも

給料に関して言えば、現地採用だからと言って必ずしも駐在員よりも給料が低いというわけではありません。

現地の外資系企業に勤めたり、専門職に就いたり、キャリアアップしてかなり高い給料をもらっている人もいます。

ただし、日系企業に勤めていると給料は駐在員よりも低く、そのギャップは大きいと言えます。

国や企業によっては家賃補助や残業代が出るところがあるかもしれませんが、多くのケースでは、現地採用に対してこれらの補助はないと考えていた方が良いと思います。

現地採用として働く時の注意事項

デメリットを知った上で、それでもやっぱり現地採用として働きたい、そんな時に注意すべきことについて紹介します。

【転職前】働きたい国の物価や家賃事情をリサーチする

物価や家賃が高い国で働くことになると、現地採用の人は自分で家探しをして、給料の中から家賃を支払う必要があります。

物価や家賃が高い国で生活する場合は、かなり痛手となる大きな支出になります。

給料と家賃のバランスをチェックする

俗に家賃は収入の30パーセントを上限の目安にすると言われています。

これは日本でも海外で同じ感覚です。

自分の給料と勤務する国の住宅事情の関係により、30パーセントを超える家賃を支払わなければならないこともあります。

ここで大切なことは、

  • 自分が志望する企業からいくらの給料でオファーされているのか
  • 働きたい国の物価&家賃事情に対して、その給料で生活していくことができるのか

この2点について、しっかりリサーチすることが重要です。

家賃が高過ぎて生活がカツカツになると、それだけでストレスが大きくなり、海外生活を楽しむことができなくなってしまうこともあります。

【転職前】働きたい企業の福利厚生をチェックする

海外でも大企業の方が福利厚生が比較的整っています。

その点も考慮して、海外転職前に転職を検討している企業の福利厚生をしっかりリサーチしてみてください。

小さな現地企業で働いている友人がいたのですが、話を聞いてみると、休暇の日数が少なかったり、医療面での福利厚生が充実していなかったり、「こんなに違うんだ…」とびっくりしました。

給料の金額も大切ですが、福利厚生もとても大切です。

しっかりチェックしてみてください。

【転職後】ローカルスタッフとは給料の話をしない

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これは国やその文化にもよると思いますが、国によっては同僚から「お給料いくら?」と気軽に聞かれることがあります。

「ローカルスタッフとは給料の話をしないでね」

これは採用が決まって出社1日目に人事担当者から言われたことです。

現地採用といっても、ローカルスタッフよりも高い給料をもらっていたため、給料の話をしないようにと釘を刺されました。

会社からしてみれば、なぜ現地の人間ではなく、わざわざ日本人を雇用する必要があるのか、それなりの理由が必要です。

また、その理由が明確でなければ、政府から労働ビザ発給の許可がおりないこともあります。

そのため、日本での経験や日本語のスキルといったことも給料に反映されています。

ローカルスタッフの中でも、学歴・経験・ポジションにより給料のギャップがあリますが、妬みの元になることがあるため、安易に給料の話はしない方が身のためです。

【転職後】ローカルスタッフに溶け込む

仕事が断然進めやすくなります。

困った時でも、何かと頼ることができるため、彼らの中に溶け込む努力をすると、働きやすい職場環境を自ら作ることができます。

どれだけ現地に溶け込むことができるかがキーポイントです。

現地採用の将来とキャリアパス

現地採用としての将来には色々ありますが、以下のパターンがよく見られます。

  • 現地の同じ企業(日系企業)でずっと働き続ける
  • 現地で転職をしてキャリアアップ
  • 数年働いて日本に帰国する

現地の同じ企業(日系企業)でずっと働き続ける

現地の日系企業で働き続け、その中でマネージャークラスまでキャリアアップする人もいますが、その上のポジションには日本からの駐在員がいるため、どこか頭打ち感に悩んでしまう人が多いように思います。

10年以上、現地の同じ企業に勤めたのち、結局日本に帰国してしまう人もいました。

現地で転職をしてキャリアアップ

②のパターンは現地採用としての理想的なキャリアパスだと思います。

専門職と言われる仕事についてキャリアアップしている人だと、駐在員より稼いでいる人もいます。

現地の人と結婚をして、その国に留まる人も多いです。

いわゆる永住組です。

数年働いて日本に帰国する

このパターンも多いです。

憧れで海外に来たものの、現実とのギャップに疲れ、帰国してしまうパターンの他、海外で得たキャリアを活かして日本で良い転職先を見つけている人もたくさんいます。

そんな成功とも言える日本での再転職をしている人は、現地採用として働いている時からリクルートエージェントなどの大手転職エージェントに登録して、しっかりと日本での転職活動をしている人が多かったです。

海外転職する前にした方が良い!と思うこと

海外で駐在員や現地採用として働くだけが全てではありません。

日本にいても、外資系企業に転職をしたり、企業や部署により、英語や外国語を使って仕事をしたり、海外出張の多い仕事に就くことは可能です。

特に現地採用として海外で働く場合、長い目で見た時に「老後はどうするのか」、「年金はどうするのか」など考えるべきことが非常にたくさんあります。

海外一本だけではなく、ベストな選択をするために海外と日本の市場、双方に目を向けてみてください。

まとめ

デメリットの面が強調されやすい現地採用ですが、メリットもたくさんあります。

日本と海外、双方のマーケットに目を向けて、数ある選択肢の中から自分に合ったものをチョイスすることが、自分の可能性を広げるという意味において最善です。

目標を定めて必要なリサーチや努力をしたり、行動に移すことができる人にとって、海外転職は難しいものではありません。

勇気を出してはじめの一歩を踏み出すことができれば、そこから道は広がっていきます。

頑張ってください!

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