コーヒーの産地として世界的に有名なインドネシア。
インドネシアのスーパーで買えるコーヒーブランドの1つがJJ Royal Coffee。
この記事では、JJロイヤルコーヒー豆の比較について紹介します。
目次
インドネシアのJJ Royalコーヒーとは?

インドネシア産コーヒーを販売するJJ Royal Cofee。
2001年に創業したJJ Royalコーヒーは、ジャカルタを拠点にする企業になります。
当初は業者向けのビジネスを行っていましたが、2011年から一般消費者向けのコーヒー豆販売を開始し、インドネシアのスーパーや空港の土産店で購入できるようになっています。
JJ Royalのコーヒー商品の種類
JJ Royalのシングルオリジンシリーズには、
- Toraja
- Aceh Gayo
- Flores
- Java Estate
- Bali
- Mandheling
- Lampung
- Java Monk
- Papua
…という商品があります。
アラビカ種のコーヒーが主体ですが、ロブスタ種のコーヒーも取り扱っています。(LampungとJava Monkがロブスタ種になります)
さらに、インドネシアの希少コーヒーとして有名なジャコウネコのKopi Luwakも販売していて、JJ Royalには100%ピュアのKopi Luwakがあります。
JJロイヤルのコーヒー豆比較
たくさんの商品があるJJ Royalコーヒー。
「どのコーヒーを買ったらいいの?」
…と迷ってしまうことがあるかもしれません。
JJロイヤルコーヒーの代表的なシングルオリジンコーヒーをピックアップし、それぞれの特徴をまとめてみたものがこちら。

以下に各コーヒーの詳細について紹介します。
1. マンデリン

インドネシアのスマトラ島を産地とするMandheling(マンデリン)。
世界的に有名なコーヒーで、日本人の口に合うインドネシアのコーヒーとしても知られています。

酸味が少なめで、苦味と重厚感のあるコクが特徴のマンデリン。
しっかりとしたコクがあるので、カフェラテにもよく合うコーヒー豆になります。
2. トラジャ

インドネシアのスラウェシ島でのみ作られるToraja(トラジャコーヒー)。

「Best Seller」と書かれているように、JJ Royal Coffeeで一番の売れ筋の商品になります。
強い香りとコクが特徴の力強さのあるコーヒーで、上記で紹介したマンデリンにもコクがありますが、トラジャはさらに上をいく、やや重ためのコクを持ちます。
3. フローレス

インドネシアのフローレス島(Pulau Flores)を産地とするFlores(フローレス)。

花を思わせる香りがある、滑らかな口当たりのコーヒーです。
ミディアムロースト(中煎り)であることから、苦味は少なく、ほんのりとした酸味が残っていて、これが香りを引き立てています。
繊細な香りを持つため、そのままブラックで飲む形がおすすめです。
4. パプア

1900年代にオランダ東インド会社経由でインドネシアに輸入されたジャマイカのブルーマウンテン品種がベースになっているPapua(パプア)。
そんな背景から、ブルーマウンテンと似た特徴を持つコーヒーになります。

アロマ、フレーバー、酸味、コクのバランスが良く、チョコレートモルトを思わせる苦味が特徴です。
トラジャと比較すると、コクはやや軽めで、飲みやすいコーヒーです。
5. ジャワモンク

ロブスタ種のJava Monk(ジャワモンク)。
僧侶を意味するMonk(英語の発音でマンク)という言葉が使われいることから、「お坊さんに関係している?」と気づく人もいると思います。
実際に、中部ジャワ州の高原地帯にある修道院があるエリアで僧侶により栽培されたユニークなコーヒーになります。

アラビカ種と比較して、価格がずっと安いロブスタ種のコーヒー。
苦味が強いことから「美味しくない」というイメージを持っている人も少なくないと思いますが、JJロイヤルのJawa Monkは想像以上に飲みやすいです。
牛乳やオーツミルクとの相性が悪くなく、独特なアロマ感のあるカフェラテを作ることができます。(だだし、好き嫌いが分かれる味です)
JJロイヤルコーヒーの値段はいくら?
200gの袋入りのコーヒー販売価格は以下の通りです。(2023年11月時点の情報に基づきます)
- マンデリン:106,000ルピア
- トラジャ:109,500ルピア
- フローレス:96,000ルピア
- パプア:121,500ルピア
- ジャワマンク:44,000ルピア
実際に、インドネシアのスーパーのThe Foodhall(ザ・フードホール)で購入した時の価格は、以下の通り。
- マンデリン:96,900ルピア
- トラジャ:99,900ルピア
- フローレス:87,900ルピア
- パプア:110,900ルピア
- ジャワマンク:62,900ルピア
ジャカルタの空港でも販売されていますが、スーパー価格よりも高めになっています。
インドネシア通貨のルピアは桁数が多くわかりにくい面がありますが、1,000ルピアで約10円なので、最後のゼロを2つ取ると日本円に近い価格になります。
そのため、ざっくりとしたJJロイヤルコーヒーの現地価格は、440円〜1,215円というイメージです。
ロブスタのJava Monkが一番安く、そのほかのアラビカコーヒーは900円〜1,000円程度。
日本のカルディでコーヒーを買うような価格帯だとイメージしてもらうとわかりやすいかもしれません。
おすすめのコーヒーはこれ!
総合的な味のバランスの良さという意味では、フローレスが一番おすすめです。
適度なコクがあるコーヒーであれば、マンダリンやパプアという選択肢もあります。
インドネシアで買うお土産として、どれか1つを選ぶとすれば、迷いなくフローレスをおすすめします。
以上、インドネシアのJJ Royal Coffeeについての紹介でした!