台湾の桃園国際空港と台北駅を繋ぐ快適な電車、桃園メトロ(桃園MRT)。
桃園国際空港から特定のエアラインを利用する場合は、台北駅でインタウンチェックインのサービスを活用して桃園メトロに乗車する形がおすすめです。
いくつかルールや注意点がありますが、インタウンチェックインの手続き自体はとても簡単です。
この記事では桃園メトロの台北駅でインタウンチェックインする方法について画像つきで紹介します。
目次
インタウンチェックインとは?
インタウンチェックインは英語でIn-Town Check-in。
空港カウンターでの通常のチェックインではなく、市内(In-Town)の主要駅などでチェックイン手続きをすることを意味します。
チャイナエアラインでは、桃園国際空港MRT線の台北駅と新北産業園区駅の2つでインタウンチェックインのサービスを実施しています。(2022年12月時点の情報に基づきます)
インタウンチェックインのメリット
インタウンチェックインの大きなメリットとしては以下の2つ。
- チェックイン手続きと共に荷物の預け入れができ、空港まで重たいスーツケースを運ぶ必要がなくなる
- 空港のチェックインカウンターに並ぶ必要がなくなり、保安検査場に直行できる(空港のカウンターが混み合っている時は時短に繋がる)
香港など、ハブ空港と呼ばれる乗り継ぎ客が多い海外の空港では、インタウンチェックインのサービスが普及しています。
台北駅でインタウンチェックインできる条件
桃園国際空港を利用する人が誰でもインタウンチェックインのサービスを利用できるわけではなく、一定の条件があります。
また、当然ですが台北市内にある松山空港を利用する方も対象外です。
大まかなチェック項目としては以下の3点です。
- 利用するエアライン
- フライトの出発時刻
- 荷物の大きさなどその他の条件
それぞれの項目についての詳細を説明します。
チェック項目①:利用するエアライン
2022年11月1日時点で、台北駅でインタウンチェックインサービスが利用できるエアラインは以下の通り。
- チャイナエアライン
- マンダリン航空
- エバー航空
- ユニー航空
コロナ前は、キャセイパシフィック航空やAirAsia(D7,AK,Z2,FD,DJも、インタウンチェックイン(セルフチェックイン)ができたものの、暫くはサービス停止状になっていて、コロナが落ち着いたのち、サービスが再開される形になっています。
最新の情報は桃園国際空港インタウンチェックインのサイトで確認することをおすすめします。
チェック項目②:フライトの出発時刻
インタウンチェックインは搭乗するフライトの3時間前までの手続き完了が必須です。
また、台北駅におけるインタウンチェックインのサービスは出発当日の6:00〜21:30までです。
当日のフライトのみが対象となっていることに注意が必要です。
なお、新北産業園区駅におけるサービス時間は台北駅と異なります。
チェック項目③:荷物の大きさやその他の条件
以下の場合はインタウンチェックインが不可となっています。
- 同伴者なしで旅行する12歳以下の子ども
- 団体で旅行する場合
- ペットを同行する場合
- 大型手荷物がある場合
- カナダへのフライト
荷物については、長さ・幅・高さの合計の寸法が158センチを超えるもの、最も長い辺の長さが70センチを超える場合はインタウンチェックインサービスの対象外となります。
サービス規定については今後変更がある可能性もあるので、サービスを利用する前に必ず桃園国際空港インタウンチェックインの注意事項で確認してみてください。
台北駅でインタウンチェックインできる場所
桃園メトロA1台北駅インタウンチェックインカウンターで手続き可能です。

桃園メトロA1台北駅は上の画像の地図にある紫色で囲まれた部分です。
A1台北駅は…
- 捷運(台北MRT / 台北メトロ)の台北駅
- 台鐵(台湾鉄道)の台北駅
- 高鐵(台湾新幹線)の台北駅
- 轉運台北站(バスの台北駅)
- 捷運(台北MRT / 台北メトロ)の北門駅
上記の駅と地下通路で繋がっています。
その中でも北門駅からのアクセスが近くて一番わかりやすいです。
道に迷いやすい人ほど、北門駅からのアクセスがおすすめです。
❤︎台北駅の詳細はこちら↓↓↓
インタウンチェックインの手続き&手順
ここからは実際のインタウンチェックイン手続きの手順について紹介します。
A1台北駅でのチェックイン方法には以下の3つの方法があります。
- オンライン/モバイルチェックイン
- A1駅セルフチェックイン機
- A1駅チェックインカウンター
①オンライン/モバイルチェックイン
パソコンやスマホを使ってチェックイン手続きを済ませ、チェックイン後にスマホに送られてくる搭乗券のQRコードやバーコードを使って、A1駅にある自動手荷物預け入れ機で荷物の預け入れをする形になります。
②A1駅セルフチェックイン機
A1駅にある自動チェックイン機でチェックイン手続きをし、印刷された搭乗券を使って自動手荷物預け入れ機で荷物の預け入れをする形になります。
③A1駅チェックインカウンター
有人のチェックインカウンターでのチェックイン手続きになります。
今回は②のパターンのセルフチェックインの流れについて紹介します。
手順①:チェックインする

セルフチェックインをする時に使う自動チェックイン機を使います。
Kiosk(キオスク)と呼ばれることもあります。
自分が搭乗するエアラインを選択の上、パスポートを使って本人確認をして搭乗券を発行します。
「セルフ」ですが通常は近くにスタッフの方がいて、丁寧に操作方法を説明してくれる上、手続き自体がとても簡単なので、心配する必要はありません。
操作画面も日本語表示に変更可能です。
手順②:荷物の預け入れ

セルフチェックイン後、発行された搭乗券とパスポートを持って、上記の自動荷物預け入れ機があるコーナーに行きます。
自動荷物預け入れ機を利用する上の注意事項
自動荷物預け入れ機は誰でもどんなケースでも利用できるのではなく、様々な注意事項があります。
以下はチャイナエアラインの公式サイトに記載されている注意事項をまとめたものです。
- 自動手荷物預け入れ機で預けることができるのはスーツケースのみ 段ボール箱、傘、リュックサック、ベビーカーなどには対応していない
- 預け入れ荷物に壊れやすい物などがある場合は、有人カウンターでチェックインを行う必要がある
- 重量超過手荷物がある場合は、有人カウンターでチェックインを行う必要がある
- チャイナ エアラインのゴールド、エメラルド、パラゴン会員、コーポレートフライヤー、スカイチームエリート/エリートプラス会員は予約に会員番号が入力されていない場合があるため、有人カウンターでチェックインする必要がある
- 出発地から目的地までの乗り継ぎが3回以上ある場合や航空券を2枚以上を持っていて乗り継ぎがある場合は、有人カウンターでチェックインを行う必要がある
規定は変更される可能性があるので、サービスを利用する前にご利用の航空会社の規定に目を通してみてください。
注意事項に特に該当しない場合は自動荷物預け入れ機を使って、荷物の預け入れの手続きをセルフで行います。

ここからは画面に表示される案内に沿って操作をします。
操作メニューには日本語があるので必要に応じて切り替えてください。
(近くに係の方が付いて、日本人だとわかると事前に言語の切り替えをしてくれると思います。)
内容に問題がなければ「同意します」ボタンを押します。

搭乗券のバーコードをスキャンします。

危険物がないかなど、預け入れに関する注意事項についての説明画面です。
問題なければ「認識」を押します。

上記で「認識」を押すと、手荷物ラベルが印刷されます。

印刷された手荷物ラベルのシールを剥がして自分の荷物に取り付けた上で、スーツケースを上記のスペースに入れます。

荷物にラベルを取り付けたか?についての確認画面が表示されます。
ラベルを取り付けたら「確認」ボタンを押します。
自分の荷物をモニターでチェックすることを忘れずに!
荷物を入れたスペースのシャッターが閉じると、ベルトコンベアに乗ってX線検査に移行します。
上にモニターがあるので、そこから自分の荷物がX線検査を通過したかを確認します。
必ず通過するところまで確認するようにしてください。
X線検査を通過していない荷物は規定により空港に送られないことになっているので注意が必要です。

こちらがモニターです。

問題があった場合は係の人に呼ばれて、スーツケースを開けて荷物のチェックが入ります。
荷物のチェックは「行李複檢區(Baggage inspection)」で行われます。

荷物の預け入れの手続きが完了した時に機械から上記のようなClaim tag(クレームタグ)が発行されます。
必ず受け取ってください。
自分のスーツケースのX線検査が完了したことを確認した後にこのクレームタグを持って、今度は「行李査詢機」という機械があるエリアに行きます。
タグに印刷されたQRコードをスキャンして全ての手続きが完了です。
基本的にはセルフの手続きですが、インタウンチェックインのサービスを利用する人が少ないせいか、係の人が付きっきりで対応してくれるケースが多いです。
至れり尽くせりです。
台北駅でインタウンチェックインすることのデメリット
インタウンチェックインが必ずしも便利というわけではなく、場合により不便な面もあります。
ネックに感じている点はフライトの当日3時間前に手続きを終える必要があるという点です。
例えば朝8時など早朝発のフライトに乗る場合はサービス対象時間外となり、インタウンチェックインが利用できないことがデメリットであると感じています。
まとめ:台北駅のインタウンチェックインは非常に便利!
台北駅でのインタウンチェックインサービスは、ホテルをチェックアウトした後に台北駅でチェックインをして荷物を預け、身軽になってフライトまでの観光を楽しむという使い方ができるという意味において、とても便利なサービスです。
インタウンチェックインが可能なフライトに搭乗する場合は、ぜひ利用してみてください。
以上、桃園国際空港でインタウンチェックインする方法についての紹介でした!