「海外旅行で食べたあの味を自宅で再現したい」
「この美味しいローカルグルメを持ち帰りたい」
…こんな時に便利なものはインスタント食品ですが、現地のスーパーで販売されている冷凍食品にも美味しいものがあります。
この記事ではマレーシアのスーパーで購入できる冷凍食品のロティチャナイについて紹介します。
目次
冷凍食品のロティチャナイ
マレーシアのスーパーで販売されているRoti Canai(ロティチャナイ)をはじめとしたフラットブレッドの冷凍食品。
商品によって価格は多少異なりますが、RM6〜RM8程度で購入できるものが多くなっています。
日本円にすると約180円〜240円というイメージです。
主要なブランドはKawanとKart’sで、上記画像はKawanの商品になります。
Roti Canai(ロティチャナイ)単体の商品のほか、Dhal(ダール/ダル)がセットになっている商品もあります。
マレーシアのお店でRoti Canai(ロティチャナイ)を食べる場合、Dhal(ダール/ダル)とミートカレー(チキンカレーやフィッシュカレー)がセットになっていることがデフォルトであるため、Dhalつきのものは現地で食べる形により近いものになります。
❤︎ロティチャナイの詳細はこちら↓↓↓
冷凍食品コーナーでは、Roti Canai(ロティチャナイ)以外のフラットブレッド商品も色々あります。
上記画像はMalabar Roti。
こちらは玉ねぎ入りのOnion Paratha。
Kart’sの冷凍ロティチャナイの作り方
まずは、Kart’sの冷凍ロティチャナイの作り方について紹介します。
作り方は非常に簡単で、生地を解凍して焼くだけです。
商品の説明書きには、
- 室温で30〜45分間
- 電子レンジで5〜10分間
…の2通りの解凍方法が提示されています。
冷凍状態のロティチャナイ。
カチカチになっていて、パン同士がくっついていますが、手で剥がすことができます。
室温で自然解凍する時は、生地をお皿などに取り出してそのまま放置。
室温にもよりますが、30分経過すると少し柔らかくなっています。
こちらは電子レンジで解凍したロティチャナイ。
解凍時間は3分程度で、生地は完全に解凍した状態になっています。
自然解凍とレンジ解凍の双方を試してみた結果、自然解凍の方が仕上がりが美味しい…と感じています。
ただ、時間がない時に解凍せずにそのままフライパンで焼いてみたことがありますが、美味しく仕上がったので、あまり細かいことは気にしなくても良いかもしれません。
生地を解凍したら、軽く油をひいたフライパンに生地をのせて、こんがりと焼き目がつくまで火を通します。
この時に使う油は、食用油のほか、マーガリンやバターもOKとなっています。
バターを使うと風味がグッと良くなるので、食用油よりもバターの使用がおすすめです。
また、自宅にギーがあれば、ギーを使っても美味しく仕上がります。
こんがり焼けたら、フライパンから取り出します。
焼き上げた後に行うポイント
ロティチャナイを焼き上げた直後に、生地をまな板などの上に置き、両手で生地をポンポンと押しつけるようにします。
何気ない動作ですが、ロティチャナイを美味しく食べるための重要なポイントになります。
このようにすることで、焼き上げた生地がふっくらします。
これはマレーシア現地でロティチャナイを食べる時にも、お店の人が行っている手法になります。
焼き上がったKart’sのロティチャナイ。
しっかりとレイヤーがあります。
Kart’sの冷凍ロティチャナイは冷凍の状態だとやや粉っぽいにおいがありますが、フライパンでこんがり焼くと粉っぽさは気にならなくなります。
また、マレーシアのお店で食べるものと比較して、甘みが控えめになっています。
Kawanの冷凍ロティチャナイの作り方
KawanのPre-Cooked(調理済み)タイプの冷凍ロティチャナイは、もっと簡単に作ることができます。
すでに調理されているので、生地に焼き色がついています。
調理法には複数の選択肢があり、
- フライパン
- トースター
- オーブン
…から好きな方法を選ぶことができます。
フライパンを使用する場合
冷凍庫から取り出したロティチャナイを予熱したフライパンで3分半〜4分焼きます。
生地の両面にこんがりと焼き色がついたら完成です。
フライパンに油をひく必要はなく、そのままで大丈夫です。
また、生地を解凍する必要はありません。
トースターを使用する場合
冷凍庫から取り出したロティチャナイを解凍し、トースターで約4分焼きます。
オーブンを使用する場合
冷凍庫から取り出したロティチャナイを解凍し、予熱したオーブン200度で4〜6分焼きます。
時々生地をひっくり返しながら、焼き色をつけていきます。
Kart’sの冷凍ロティチャナイと同じように、ロティチャナイを焼き上げたあとは、生地をふっくらさせるために、手で生地をパンパンと叩いて仕上げをします。
KawanとKart’s、どっちが美味しい?
Kart’sのロティチャナイはややパサパサとしたドライな食感であることに対し、Kawanは柔らかいしっとり感のある生地になっています。
生地の甘みについては、Kart’sがほとんど甘みがないことに対し、Kawanはやや甘みがあります。
マレーシアのお店で食べるロティチャナイにより近いものはKawanだと感じています。
個人的なおすすめはKawanですが、油っぽいものが苦手という場合は、あっさりしたKart’sを選択しても良いと思います。
食べ方&アレンジ
ロティチャナイ自体は単体で食べても美味しいものの、いくつかのアレンジ方法を紹介します。
カレーに合わせる
上述したように、マレーシアにおいて、ロティチャナイはミートカレーとダールをセットにして食べる形が定番です。
スパイスで作るカレー作りが好きな人や苦にならない場合は、チキンカレーを作ったり、ダールを作って一緒に食べても良いと思います。
ただ、「そんな面倒なことやってられない!」というケースが大半かもしれません。
そんな時は日本のレトルトカレーと合わせても良いと思います。カレーの味は違うものの、それなりの雰囲気は出ます。(ただ、典型的な日本のカレーよりも、インド風味と謳っているカレーの方が相性が良いと思います。)
卵を加える
マレーシアには、Roti Telurなどロティに卵を加えて作られているものがあります。
ロティと卵の相性は良いので、卵を使ったアレンジが簡単でおすすめです。
ロティチャナイの生地の外側に卵を加えたものはRoti Tampalと呼ばれていて、ここではRoti Tampalアレンジについて紹介します。
Roti Tampalアレンジ
- フライパンで冷凍ロティチャナイを焼き、取り出しておく
- 同じフライパンで目玉焼きを作る
- ロティチャナイの生地を卵の上に乗せる
- 卵が上になるようにひっくり返して出来上がり
朝ごはんにおすすめのアレンジです。
調理自体は非常に簡単です。
フライパンでロティチャナイを作ったら、目玉焼きを作ります。
目玉焼きの上にロティチャナイの生地を重ねます。
卵がお好みのかたさになるまで火を通して、あとはひっくり返しで完成です。
火の通し具合によって、トロトロの状態にも、完全に火を通した状態にもできます。
また、シンプルにロティの上に目玉焼きをのせる食べ方もできます。
トロトロっと仕上げた目玉焼きをロティのなかに加えたものはRoti Sarang Burung(Bird Nest Roti)と呼ばれています。
❤︎Roti Tampalのほか、マレーシアのロティの詳細はこちら↓↓↓
デザートにする
甘い系統のロティに、生地のなかにコンデンスミルクを入れて作るRoti Susu(ロティスス)があります。
このRoti Susuを参考に、ロティチャナイにコンデンスミルクを少しかけると、パンケーキのようなデザート感覚で食べることができます。
自宅の冷蔵庫のなかで持て余しているコンデンスミルクの消費にもおすすめです。
また、ココナッツジャムのカヤもロティに合います。(Roti Kayaというロティがあります。)
ピーナッツバターやジャムなど、自宅にあるスプレッドを塗っても美味しいです。
❤︎カヤの詳細はこちら↓↓↓
お店で売っているロティチャナイとの味の違い
マレーシアのお店で販売されている焼き立てのロティチャナイと比較すると、当然ながら冷凍品は味が落ちます。
独特の生地の弾力であったり、モチモチ感、風味の点で劣るところはあるものの、自宅で食べる冷凍食品としては、十分美味しいです。
そのため、ロティチャナイが好きな人は、自分用のお土産にしたり、家族向けのお土産にしても喜ばれると思います。(冷凍品であるため、持ち帰る時は少し工夫が必要ですが…。)
まとめ
冷凍のロティチャナイは、マレーシアのどのスーパーでも大抵は取り扱いがあります。
価格も安く、消費期限も長いものが多いので、冷凍庫にストックしておくと、小腹が空いた時にパクパクと食べることができて便利です。
以上、冷凍食品のRoti Canai(ロティチャナイ)についての紹介でした!
❤︎マレーシアのスーパー特集はこちら↓↓↓
❤︎マレーシアのお土産特集はこちら↓↓↓
電子レンジを使う時間が長くなると、パンの水分が蒸発してパサついた仕上がりになるため、電子レンジを使って解凍する時は、様子を見ながら解凍時間を調整することをおすすめします。
適切な解凍時間はお使いのレンジのワット数や解凍モードによって異なりますが、生地がある程度柔らかくなったらレンジから取り出す形でOKです。