美味しい小籠包を食べることができる鼎泰豊(ディンタイフォン)。
台湾で創業したレストランですが、日本、アメリカ、オーストラリア、中国、香港、マカオ、東南アジアなど、グローバルな事業展開をしていることでも知られています。
マレーシアにおいては、
- 豚肉を使う通常の鼎泰豊
- 豚肉を使わない鼎泰豊
…という2種類のお店があります。
この記事ではポークフリーの鼎泰豊の詳細について紹介します。
豚肉を使わないマレーシアのディンタイフォンとは
鼎泰豊の代名詞とも言える小籠包。
ジューシーな豚肉餡が小籠包の美味しさを決定づけると言えるくらい重要な食材になるものの、豚肉を使わずに高いクオリティの美味しい料理を提供しているお店がDIN by DIN TAI FUNGです。
中東やインドネシアなどイスラム教徒が多い国にも豚肉を使っていない鼎泰豊があるものの、DIN by DIN TAI FUNGはマレーシア初の豚肉不使用のディンタイフォンのお店になります。
DIN by DIN TAI FUNGのお店には豚肉を使っていないことを意味する「NO PORK」の表示があります。
マレーシアにおいては、
- スリアKLCC
- NU Sentral
- KLIA ターミナル1
- KLIA ターミナル2
- IOI City Mall
…などに店舗があり、近年店舗数が増加しています。
DIN by DIN TAI FUNGのメニュー
看板メニューの小籠包は鶏肉が使われているものが中心になっているほか、ラム肉やトリュフ、蟹味噌をミックスしたものがあります。
基本的には通常メニューから豚肉の小籠包を抜いた形になっています。
マレーシアらしい小籠包としては、スパイシーな小籠包のSambal Chicken Xiao Long Bao(サンバルチキン小籠包)。
前菜メニュー。
紅油抄手など、ワンタンを中心としたメニュー。
餃子や包子などの点心メニュー。
スープメニュー。
スープ麺のメニュー。
汁なし麺のメニュー。
チャーハンのメニュー。
炒め物や揚げ物のメニュー。
野菜のメニュー。
デザートメニュー。
ドリンクメニュー。
DIN by DIN TAI FUNGの小籠包
DIN by DIN TAI FUNGのチキン小籠包。
チキン小籠包自体は、マレーシアの通常の鼎泰豊のメニューにもあります。
小籠包から溢れ出る肉汁の感じは豚肉を使った小籠包と同じです。
ただ、鶏肉を使っている分、餡に多少パサつきがあり、その点が豚肉餡の小籠包との違いになります。
台湾人の友達はチキン小籠包を酷評していましたが、私自身は普通に美味しいと感じました。
蟹味噌&チキン小籠包。
こちらもたっぷりの肉汁が入っています。
おすすめメニュー
マレーシアの鼎泰豊で注文することをおすすめするメニューについて紹介します。
小籠包は絶対に注文すべきメニューですが、そのほかのおすすめメニューをピックアップして紹介します。
紅油蝦肉抄手(ピリ辛エビワンタン)
台湾のディンタイフォンよりマレーシアの方が美味しい!と感じているメニューが紅油虾肉抄手。
チリオイルの風味のバランスが良く、満足感の高い一品です。
紅油蝦肉抄手麵(ピリ辛エビワンタン麺)
ピリ辛ソースのワンタンは、麺つきで注文する形がおすすめです。
それが紅油蝦肉抄手麵。
ピリピリっとした辛さに、ワンタンと麺が絡み合うおすすめの一品です。
ポークフリーのディンタイフォンでは、ワンタンに鶏肉とエビを使っていますが、普通のディンタイフォンに行くと豚肉とエビの組み合わせで、より美味しいです。
蝦肉蒸餃(エビ入り蒸し餃子)
蝦肉蒸餃(エビ入りチキン餃子)も美味しいです。
チキン小籠包はどうしてもパサつきが気になってしまいますが、海老入りチキン餃子は鶏肉が使われていることが気にならないくらい、ジューシーです。
また、海老が使われていることから、淡白なチキン小籠包よりも味に奥行きがあります。
元盅雞湯(チキンスープ)
元盅雞湯(チキンスープ)もおすすめです。
台湾のディンタイフォンにはない、ジンセンチキンスープも美味しいです。
たっぷりの具材が入っています。
豆漿芝麻湯圓(タンユエン)
デザートにも色々なものがありますが、台湾のディンタイフォンにはないメニューが豆漿芝麻湯圓。
黒ごまの餡を包んだ湯圓(タンユエン)はよくありますが、ポイントは豆漿(豆乳)が使われたスープ。
冬至や元宵节に自宅で作るような一般的な湯圓はお湯に砂糖で味つけしたシンプルなスープが定番ですが、豆乳のスープも意外と美味しいです。
甘くない豆乳が使われているものの、湯圓を食べた時に溢れ出す黒ごまペーストが豆乳と混ざり合い、最終的にとても優しい甘さの豆乳に仕上がります。
豆乳自体が美味しいので、豆乳好きの人におすすめのデザートです。
湯圓に関しては、ピーナッツの餡が使われたものがあるほか、スープにあずきが使われたものがあります。
普洱奶茶(プーアル茶ミルクティー)
プーアル茶を使ったミルクティーの普洱奶茶。
「プーアル茶って、ミルクティーにしても美味しいんだ!」という驚きがあるミルクティーです。
鼎泰豊(豚肉なし)の店舗ロケーション
ここではマレーシアの首都、クアラルンプールにある店舗について紹介します。
スリアKLCC
住所:241, Suria KLCC, Kuala Lumpur City Centre, 50088 Kuala Lumpur
最寄駅:KLCC駅
鼎泰豊(ディンタイフォン)の店舗はレストランが連なるLevel 4にあります。
NU Sentral
住所:201, Jalan Tun Sambanthan, Brickfields, 50470 Kuala Lumpur
最寄駅:KLセントラル駅
KLセントラルに直結したショッピングセンターのNU Sentralの中に入っている店舗です。
お店はLevel 3にあるNyonya Colors(ニョニャカラーズ)というお店の隣にあります。
スリアKLCCよりもテーブル間の幅が広く、快適に食事できます。
クアラルンプール国際空港
クアラルンプール国際空港(KLIA)にもDIN by DIN TAI FUNGがオープンしています。
店舗はターミナル1の出発ホール(Level 5)にあります。
また、ターミナル2の出発ホール(Level 3)にも、DIN by DIN TAI FUNGが新たにオープンしています。
IOI City Mall
プトラジャヤにあるIOI City Mallにも、DIN by Din Tai Fungがオープンしています。
通常の鼎泰豊(豚肉あり)の店舗
健康面や宗教面での制限がないのであれば、通常のディンタイフォン利用がおすすめです。
通常の鼎泰豊(ディンタイフォン)は、パビリオンKLにある店舗やミッドバレーのThe Gardengs Shopping Mallにある店舗利用が便利です。
パビリオンはBukit Binang(ブキッビンタン)エリアにあり、KLCCから徒歩圏内です。
まとめ
細かい話になりますが、ちょっとした塩加減であったり、小籠包の皮の厚みの均一性であったり、味と質の安定感という意味では台湾の方が格上であると感じています。(また、サービスの質も台湾の方が上です)
ただし、マレーシアの鼎泰豊も全体的にクオリティは高く、美味しいと言える上、台湾のように長蛇の列ができ長い待ち時間が発生するというケースがあまりないので、食べたい時にぱぱっと利用できる便利さがあります。
そういう意味でマレーシアの鼎泰豊はおすすめです。
DIN by DIN TAI FUNGと通常のお店、興味がある方に足を運んでみてください。