オーディオブックは英語の勉強に使えるの?
…こんな疑問を持っている人もいるかと思います。
結論から言うと、
✔︎使えるケース
✔︎使えないケース
…があります。
また、初心者、上級者、子供など、対象者によっても選ぶべきオーディオブックが異なります。
では、どんなケースであればオーディオブックが英語学習に向いているのか、また逆に使えないケースはどんな場合なのか、この記事ではオーディオブックと英語学習について紹介します。
目次
オーディオブックのアプリは英語学習に向いている?
英語の勉強をする時に基本となる柱は…
- 聴く(リスニング)
- 話す(スピーキング)
- 書く(ライティング)
- 読む(リーディング)
…ですが、英語の勉強にオーディオブックを活用したい場合、最も適した勉強法はリスニング。
本を耳で聞くオーディオブックの性質から、スピーキング・ライティング・リーディングの勉強には向いていません。
一部のオーディオブックは、スピーキングの練習にできるものもありますが、ライティングとリーディングの能力を伸ばすということには不向きです。
初心者向け英語のオーディオブック
英語に強い苦手意識があり、発音に全く自信がない
…こんな風に英語にコンプレックスを持っている時におすすめのオーディオブックは、
スティーブ・ソレイシィさんが監修している『英語発音エクササイズ』。
オーディオブックのなかで使われているフレーズはどれも簡単なものですが、まず声の大きさ(ボリューム)が大切であるということを強調しています。
「相手に聞こえる声の大きさで話すことなんて、当たり前!」と感じるかもしれませんが、外国語を話す際、自信がない時ほど自分が思っている以上に声が小さくなっていることがあり、”Excuse me?”や”Sorry?”と聞き返されて、「通じてない!どうしよう!」と感じ、さらに自信を喪失する…というケースはよくあります。
『英語発音エクササイズ』は、
発音に自信がない→声が小さくなる→相手に伝わらない
…という日本人にありがちなポイントを指摘しつつ、相手に伝わる音量で英語を話す訓練と英語の発音のポイントを学ぶことができるオーディオブックです。
『英語発音エクササイズ』はaudibleとaudiobook.jpで聞くことができます。
中〜上級者向け英語のオーディオブック
英語の基礎があり、基本のおさらいをしたい時におすすめのオーディオブックは、アルクの『キクタン』。
キクタンには色々なシリーズがありますが、『キクタンTOEIC』シリーズを一通りこなしてみる形がおすすめです。
…というようにスコア別に分かれていて、英単語と英語例文の音声+日本語訳の読み上げがセットになっています。
ポイントはチャンツ(リズムに合わせて英語の単語や例文を発声する方法)。
チャンツは子供向けの英語教育法の1つとして知られていますが、大人が利用しても参考書を見て覚えるよりも発音が身につきやすく、間違って覚えていた発音の矯正をすることにも役立ちます。
また、日本語訳の読み上げがついていることを活かし、英語の例文が流れた時にすぐ頭のなかで日本語に訳し、その翻訳が合っているか確認する…という使い方をすると、同時通訳の訓練にもなります。
ただ、オーディオブックは本と違って単語のスペルが確認できないので、単語のスペルを見て学びたい場合は、オーディオブックではなくKindleなどで本を購入する方が良いかもしれません。
オーディオブック版の『キクタンTOEIC』は、英単語を覚えるために活用するよりも一通り学んだ単語の発音&意味の確認と復習のために活用する形がおすすめです。
キクタン TOEICシリーズはaudibleでもaudiobook.jp でも利用できます。
TOEICのスコアアップが目的の場合
『キクタンTOEIC』は、TOEICに頻出する単語を集めたものですが、もしTOEICの勉強やスコアアップが目的でがっつりとTOEIC対策をしたい場合はスタディサプリ ENGLISHのTOEIC対策コースの方がおすすめです。
より実践的で出題形式に慣れることができ、自分が間違えたポイントが復習できるためです。
スタディサプリEnglishはTOEIC対策ができる優秀な英語学習アプリです。
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さらに英語上級者向けのオーディオブック
英語上級者の人は、自分なりの英語勉強法を既に確立していると思うので、オーディオブックにある英語ノウハウ系の参考書や単語帳はあまり参考にならないものが多いかもしれません。
おすすめは洋書のオーディオブックの聞き流し。
映画やテレビを見る時と異なり、映像がなく耳から入る情報だけに頼ることになるので、難易度は高くなりますが、耳を鍛えるトレーニングになります。
興味がないと最後まで聴くことができないと思うので、日本語で読んだことがあるオーディオブック(ストーリーラインがわかっているもの)や自分が好きな作家のオーディオブックなど、興味があるものを選ぶ形がおすすめです。
洋書のオーディオブックであれば、洋書が豊富なaudibleの利用がおすすめです。
子供向け英語学習のオーディオブック(絵本など)
英語の絵本のオーディオブックのおすすめはエリック・カールの『The Very Hungry Caterpillar』(邦題:はらぺこあおむし)。
『はらぺこあおむし』は幼少期に読んだり、親に読み聞かせてもらった思い出がある人が多いと思います。
絵本が素晴らしいので、「オーディオブックはどうかな?」と思うところがあるかもしれませんが、audibleで聞いてみると、想像以上にナレーションや効果音が良く、音で聞いても楽しむことができます。
ただ、『はらぺこあおむし』は本を見て楽しむ部分が大きいので、英語版の本(ハードカバー)を見ながら、オーディオブックの英語を聞き流す形が良いかもしれません。
または、CD付きの絵本を購入する方法もあります↓↓↓
『The Very Hungry Caterpillar』はaudibleで購入可能です。audible公式サイトで『はらぺこあおむし』で検索してもヒットしないので、英語の著書名である『The Very Hungry Caterpillar』と検索すると検索結果に出てきます。
童話のオーディオブック
オーディオブックには童話も豊富に揃っています。
例えば…
audiobook.jpの英語童話のオーディオブックのなかには、英語学習者向けにレベル1やレベル2、レベル3など難易度に応じて分類されていて、レベル2までは英語朗読のスピードがかなりゆっくりで、わかりやすいです。
audibleにもオズの魔法使いや不思議の国のアリス、赤毛のアンなど多くの英語童話があり、ナレーターがaudiobook.jpと異なることから、違った楽しみ方をすることができます。
洋書(特に童話)のナレーションはaudibleの方が躍動感や情景が鮮明にイメージできるものが多く、聞いていて楽しいと感じるものが圧倒的に多いです。
英語の童話であればaudibleをおすすめします。audibleもaudiobook.jpも音声サンプルがあるので、興味があるオーディオブックを検索して、サンプルを聞き、好きな方を選んでみてください。
まとめ:リスニングの勉強には使える
正直なところ、英語の力をグッと伸ばすためには、オンライン英会話などを利用し、とにかく話すことに注力する方が身につくものが多いと感じていますが、移動時間などスキマ時間を利用して、できるだけ英語を耳からインプットする…という使い方をするのであれば、オーディオブックを便利なツールです。
洋書のオーディオブックを聴きたい場合はaudible、聴き放題を利用してお得に英語関連のオーディオブックを使い倒したい場合はaudiobook.jpを選ぶ形がおすすめです。
以上、オーディオブックと英語学習についての紹介でした!
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