中華圏でよく飲まれているレッドデーツ(ナツメ)と龍眼(竜眼)を煮込んで作る龍眼ナツメ茶。
材料さえ揃えれば、あとはコトコト煮込むだけで簡単に作ることができる飲み物です。
この記事では龍眼ナツメ茶とその作り方について紹介します。
レッドデーツ(ナツメ)とは?
日本語でナツメ、英語ではJujubeやChinese Dates、中国語では紅棗と呼ばれています。
鉄分や葉酸をはじめ、ミネラルやカルシウムを含んでいます。
中華圏において、ナツメは日常的な食生活の中にも積極的に取り入れられ、漢方系のスープやデザートなどによく使われています。
ナツメとナツメヤシは異なる
中東のお土産でよく見られるナツメヤシと混同されがちですが、ナツメヤシとナツメはそれぞれ別のものです。
ナツメヤシはそのまま食べることができるので、小腹が空いた時につまんだり、ヨーグルトのなかに入れて食べても美味しいです。
濃厚な甘みがあり、間食用におすすめのドライフルーツです。
龍眼ナツメ茶のレシピと作り方
煮るだけで簡単に作ることができる龍眼ナツメ茶。
レシピを紹介します。
準備するもの
- レッドデーツ(ナツメ):16個程度
- 乾燥した龍眼:8個程度
- 水:3カップ強
基本的にレッドデーツ(ナツメ)と乾燥した龍眼の量を2:1という割合で作っていますが、甘みを強く出したい時は龍眼を多めに入れています。
上記の分量の目安は1人分ですが、もっとたくさん作りたいという場合は、それぞれの分量を量を増やしてください。
下準備
少しだけ下準備が必要です。
まずはレッドデーツの下準備。
レッドデーツの種を取り出します。
種は「体に悪い」とか「問題ない」など諸説あり、そのまま使っているケースもたくさんありますが、レッドデーツをカットして種を取り出した方が調理する時に鮮やかな色が出るので、私は取り除くようにしています。
種を取り出したレッドデーツを水に浸します。
水に浸して少し待ってからでも使うことができますが、通常、一晩つけ置きしています。
一晩つけおきした状態がこちら。
既にレッドデーツの色味が少し出てきています。
続いて龍眼の下準備。
殻に入った干し龍眼を使う時は、殻から実を取り出します。
龍眼についてはレッドデーツのように水に浸しておく必要はなく、煮込む直前に鍋のなかに入れます。
殻を剥いて実を取り出した状態で販売されている干し龍眼を使うこともあります。
どちらも同じように使えます。
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コトコト煮る
弱火で30分程度、コトコト煮ます。(レッドデーツをつけ置きした場合は、つけ置きした水も一緒に使います。)
煮始めてすぐの段階は色味がありませんが、コトコト煮るにつれて段々と色が出てきます。
それと共に甘みも強くなっていきます。
30分程度煮たものがこちら。
もっと時間をかけて40分〜1時間ほど煮ることもありますが、30分程度でも良い感じの色味になります。
出来上がった龍眼ナツメ茶。
コトコトじっくり煮ることでレッドデーツと龍眼が持つ自然の甘みが引き出され、砂糖なしでも十分な甘さを感じることができます。
ゴジベリー(クコの実)との組み合わせもおすすめ
ゴジベリー(クコの実)もレッドデーツ(ナツメ)と相性の良い食材です。
クコの実(ゴジベリー)を加えることで、レッドデーツ(ナツメ)と龍眼だけで作る時と比較して、さらに深い甘みを引き出すことができます。
また、骨付き肉と一緒にレッドデーツ(ナツメ)とクコの実を入れてじっくり弱火で1時間半程コトコト煮ると、簡単にハーバルスープが作れます。
好みに応じてレンコンを入れたり、最後に塩で味の微調整をするだけで、美味しいスープができます。
まとめ:体に優しいナツメ茶(龍眼茶)
レッドデーツと龍眼さえ手元にあれば、自宅で簡単に作ることができる龍眼ナツメ茶。
体が冷える季節におすすめの体に優しいドリンクです。
以上、レッドデーツと龍眼を使った龍眼ナツメ茶のレシピの紹介でした!