魚肉ソーセージのようなKeropok Lekorに、サクサクっとしたチップスのようなKeropok Keping。
マレーシアのフィッシュクラッカーのKeropokにはいくつかの種類があり、
「どんな違いがあるの？」
…と混乱してしまうことがあるかもしれません。
この記事では、Keropokの種類と特徴について紹介します。
目次
Keropokの種類とバリエーション
Keropokには、
- 細長く成形して油で揚げる
- 細長く成形して茹でる
- チップスのように薄くスライスして揚げる
…という異なる調理法が存在します。
ソーセージのような細長い形にして油で揚げるものはKeropok Lekor、茹でるものはKeropok Lekor Rebus、チップスのように薄くスライスして揚げるものをKeropok Kepingと呼んでいます。
Keropok Keping
サクサクっとしたクラッカーのKeropok Keping。
マレーシアで食事をする時に、料理に添えられていることが多いクラッカーになります。
マレーシアでKeropokと呼ぶ時は、このサクサククラッカーのKeropok Kepingを意味します。
魚を使うフィッシュクラッカーのKeropok Ikan（クロポッ イカン）ほか、エビを使うクラッカーのKeropok Udang（クロポッ ウダン）もあります。
Keropok Kepingは東南アジアの色々な国で食べられていて、インドネシアではKrupukと呼ばれています。
乾燥したKeropokは、スーパーで購入することもできます。
このタイプの商品は、自宅で食べる前に油で揚げて調理します。
見た目があまり良くないものの、実際はとても美味しいので、お土産にする形もおすすめです。
Keropok Lekor
マレーシアのトレンガヌ州を発祥とするKeropok Lekor（クロポッ レコー）。
Lekor（レコー）は、トレンガヌで使われているマレー語の方言で、巻くという意味を持ちます。
魚のすり身にサゴヤシの粉（sago flour）を使った生地のベースを油で揚げて作られるKeropok Lekor（クロポッレコー）。
非常にしっかりとした魚の風味を持つところが特徴で、噛むほどに旨味が出てきます。
Keropok Lekor（クロポッレコー）は、チリソースがセットになっていることが定番です。
ディッピングソースにKeropok Lekorをつけて食べます。
また、チーズをかけたKeropok Cheeseもあります。
LekorとKepingの違い
Keropok LekorとKeropok Kepingは、同じ原材料で作られているものの、異なる製造方法が用いられているため、食感が大きく異なります。
魚肉ソーセージのようなKeropok Lekor
Keropok Lekorは、フィッシュペーストを作りその場で調理するフレッシュタイプのィッシュクラッカーになります。
ただし、フィッシュクラッカーというよりも、魚肉ソーセージに近いスナックです。
クラッカーのKeropok Keping
一方、Keropok Kepingはフィッシュペーストを成形したのち、お湯で茹でて調理し、薄くスライスして天日干しをして乾燥させたものになります。
これを食べる前に油で揚げると、サクサクっとしたクラッカーになります。
つまり、Keropok Lekorを調理して乾燥させたものがKeropok Kepingになります。
乾燥した状態のKeropok Kepingはマレーシアのスーパーで購入することができ、自宅で調理すると、揚げたてのチップスを食べることができます。
油で調理する前の乾燥状態のKeropok Kepingは長期保存が可能です。
まとめ
Keropok LekorとKeropok Kepingは、どちらも異なる美味しさがあります。
茶色い見た目をしているので、「美味しくなさそう…」と感じてしまうかもしれませんが、実はとても美味しいスナックです。
以上、マレーシアのKeropokについての紹介でした！
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