レトロな宿泊体験ができる建山大旅社(ジェンシャンホテル)。
この記事では同ホテルの宿泊体験記について紹介します。
目次
台北にある建山大旅社(ジェンシャンホテル)
台湾で公寓(gōngyù)と呼ばれる一般的なアパートを改築したホテルの建山大旅社(ジェンシャンホテル)。
建山大旅社(ジェンシャンホテル)の入口からすでにレトロ感があります。
ドアを開けてすぐの場所にチェックインカウンターがあります。
建山大旅社(ジェンシャンホテル)のフロントデスク。
フロントデスクの横にあるロビー。
レトロな家具や小物がディスプレイされています。
テレビや電話。
かわいいマトリョーシカも飾られています。
エレベーターがない
建山大旅社(ジェンシャンホテル)にはエレベーターがないため、客室へのアクセスは階段利用になります。
ホテルの階段は、公寓にある典型的な階段で、幅が狭く、大きめのスーツケースを運ぶ時は結構大変です。
チェックイン時にスタッフの人に「荷物は運ぶからね!」と言ってもらえると思いますが、遠慮せずにスーツケースの持ち運びをお願いしてください。
どのスタッフの方も親切で、迅速に対応してくれる上、チェックアウト時にも声をかけると部屋まで荷物を取りに来て、フロントに運んでくれます。
階段部分にあるレトロな展示物。
建山大旅社(ジェンシャンホテル)の客室前に広がる廊下。
廊下にもちょっとしたデコレーションが施されていて、ホテル全体がかわいい雰囲気になっています。
ジェンシャンホテルの客室
客家花布のクッションがアクセントになっているベッド。
客室はかなり狭いです。
客室から見える外の風景。
一般的な台湾の風景が広がっています。
テレビはベッドの前に設置されています。
また、クローゼットはなく、洋服は壁に取り付けられているハンガーにかける形になっています。
客室にあるデスクには、コンプリメンタリーの飲み物やアメニティ、ヘアドライヤーがあります。
緑茶とアメニティ。
ミネラルウォーター。
バスルーム。
シャワーとお手洗いの間に仕切りがなく、シャワーを浴びると床が水浸しになるタイプのバスルームです。
時間外の外出時に使うドアボタン
建山大旅社(ジェンシャンホテル)では、夜間の定められた時間になると正面入口のドアが施錠されます。
夜遅くに外出する場合は、入口ドア付近にあるドア開閉ボタンを押して外に出る形になっています。
建山大旅社のロケーション&アクセス方法
住所:台北市歸綏街182號
複数のMRTの駅からアクセスすることができますが、どの駅からも少し離れています。(タクシーやUberを利用して車でアクセスする形がおすすめです。)
最寄駅を挙げるとすれば、MRT大橋頭駅。
徒歩で8分程度になります。
そのほかのMRT駅情報
そのほかのオプションとしては、MRT雙連駅や中山駅、北門駅や台北駅がありますが、どの駅からも1km以上離れていることから、徒歩で10分〜15分程度はかかります。
また、このエリアに慣れていないと迷ってしまうことがあるかもしれないので、はじめて台湾に遊びに行く…という方は駅から車利用を推奨します。
桃園国際空港から空港線のMRTで台北駅までアクセス、それからホテルに移動する場合は、台北駅でタクシーやUberをつかまえてホテルまで直行する方が便利です。
建山大旅社(ジェンシャンホテル)の宿泊料金
私が宿泊した当時(2019年1月頃)は、日本円で1泊あたり5,000円前後(スーペリアダブルルーム)でしたが、宿泊料金は変動するため、予約サイトで確認してみてください。
- agodaで調べてみる
- Booking.comで調べてみる
なお、建山大旅社(ジェンシャンホテル)では朝食が提供されていないため、朝食なしの料金になっています。
ホテルすぐ近くにある飲食店情報
建山大旅社(ジェンシャンホテル)のすぐそばにある飲食店について、いくつかピックアップして紹介します。
ホテルでは朝食が提供されないものの、大稻埕(ダーダオチェン)は台湾伝統B級グルメのホットスポットになっていることから、食べる場所には苦労しません。
建山大旅社(ジェンシャンホテル)の斜め前にある世界美食総匯。
24時間営業の割と有名なお店です。
各種ドリンクのほか、チャーハン、麺類、お粥、蛋餅、スープ、点心、トーストやハンバーガーなど、メニューが豊富なお店で、深夜になるとローカルの人たちで賑わっています。
ホテルの直近でご飯が食べたいという時に便利なお店です。
注文する時は上記の注文票を使います。
欲しい商品名に丸をつけ、「份」という文字が書かれた空欄に欲しい個数を「正」の字を使って記入します(「正」と記入すると5個を意味するので、1個欲しい時は「一」と記入)。
こちらは豆乳の豆漿(ドウジャン)。
価格はNT$15。
インスタント麺(泡麵)を炒めたシンプルな料理、炒泡麵。
オリジナルフレーバーである原味のほか、火腿(ハム)や培根(ベーコン)などのトッピングの選択も可能です。
原味炒泡麵の価格はNT$45。
ほかにも色々な麺料理があります。
住所:台北市大同區歸綏街187號
大稻埕界隈の老舗として非常に有名な意麵王。
意麵王も建山大旅社(ジェンシャンホテル)と同じ通りにあり、ホテルから徒歩で簡単にアクセスできます。
意麵王の看板メニューは汁なし意麺(乾意麵)になりますが、それ以外にも色々あり、上記はスープワンタン麺(餛飩湯)になります。
住所:台北市大同區歸綏街202號
上記のほか、歸綏街當歸豬腳老店という豚足のお店も有名です。
また、ホテルの至近距離にはコンビニやカフェなどもあります。
ホテル周辺の観光スポット
ここからはホテルから徒歩圏内にある有名な観光スポットやお買い物スポットについて紹介します。
観光スポット情報
まずは台北を代表する観光スポット情報。
迪化街
台湾観光における定番スポットの一つ、迪化街(ディーホアジェ)。
問屋街で台湾のローカルグルメを楽しんだり、台湾雑貨を購入したりと、色々な楽しみ方ができる場所です。
ホテルから迪化街のメイン通り(迪化街一段)までは徒歩で4分程度と至近距離にあります。
寧夏夜市
美味しいものが多いグルメ夜市の寧夏夜市。
寧夏夜市も至近距離にあり、ホテルから6分程度でアクセス可能です。
延三夜市
はじめて台湾を訪れる方には寧夏夜市の方がおすすめですが、リピーターや通(ツウ)向けの渋い夜市と言えば、延三夜市。
台湾らしい華やかな夜市感はないものの、美味しいローカルグルメを楽しむという意味ではおすすめの夜市です。
個人的なおすすめはキャベツご飯のお店と割包&焢肉飯のお店。
デザート系なら祥記純糖麻糬が有名です。
住所:103台北市大同區延平北路三段
延三夜市はMRT大橋頭駅の近くにあり、ホテルから徒歩で10分程度になります。
お買い物スポット情報
大稻埕(ダーダオチェン)には、その歴史から老舗のお茶屋さんが多く、台湾茶を購入したい方はこのエリアでお買い物することをおすすめします。
台湾茶のお店
このエリアには色々なお店がありますが、おすすめは以下の通り。
- 林華泰茶茶行
- 林茂森茶行
- 徳芳茶業
観光客が多いお店は①と②。
中でも①の林華泰は有名店です。
③の徳芳茶業は①や②よりも観光客は少ないものの、お店の方の対応が良く、非常に丁寧に試飲させてくれる上、下町の人情味溢れる場所になっています。
また、台湾茶に興味がある方はホテル周辺にある有記名茶や新芳春茶行に足を運んでみても面白いと思います。
詳細は以下の記事にまとめているので、台湾茶に興味がある方は是非目を通してみてください。
カルフール重慶店
スーパーでお土産探しがしたい時は、ホテルの近くにあるカルフール重慶店の利用が便利です。
メリット・デメリット
建山大旅社(ジェンシャンホテル)は非常に低価格で泊まることができるホテルですが、旅のスタイルや目的、個人的嗜好に応じて、おすすめできるケース・おすすめできないケースがあります。
メリット
- 迪化街が近い
- 周辺に老舗の飲食店がたくさんある
- 寧夏夜市や延三夜市が近い
デメリット
- 部屋が狭い
- 外の音が少し気になる
- エレベーターがない
部屋の狭さについては口コミでもよく見受けられるコメントです。
また、ホテルで朝食が食べたいという人にはこの点もデメリットになるかもしれません。
こんな人におすすめ
- 台湾らしい昔ながらのローカルグルメを堪能したい人
- 迪化街観光をメインに、台湾の下町体験がしたい人
- ホテルの部屋は寝るだけで十分という人
こんな人にはおすすめしない
- 高級ホテルの優雅な雰囲気を好む人
- 足腰が弱い人(エレベーターがないため)
- 下町感が苦手な人
- 狭い部屋がダメな人
まとめ:台湾下町の雰囲気を堪能したい人におすすめ
建山大旅社(ジェンシャンホテル)の客室はかなり狭いものの、最低限のものは揃っている上、ホテルスタッフの方の対応も良いです。
迪化街エリアに泊まるのであれば、外食してローカルグルメを堪能する方がおすすめなので、そういう意味において朝食なしで素泊まりができるというポイントはデメリットではなく、メリットであると感じています。
結論としては、建山大旅社(ジェンシャンホテル)は大稻埕グルメを堪能したい人・素泊まりでOK!という方におすすめです。
以上、建山大旅社(ジェンシャンホテル)の宿泊体験レビューでした!