ペトロナスツインタワーやSuria KLCCがあるクアラルンプール市内中心部のKLCC。
この記事では、KLCC公園やツインタワーの周辺にあるホテル情報をマップつきでまとめて紹介します。
イメージマップで見るKLCCのホテル
KLCCエリアの象徴となるものが、ツインタワー、Suria KLCC、KLCC公園です。
イメージマップの青い部分がホテルになり、メインはKLCC公園のすぐそばにある高級ホテルで、Ampang Park駅周辺にあるホテルはツインタワーまで少し距離があります。
ペトロナスツインタワーと、その横にあるマンダリンオリエンタルとフォーシーズンズ。
このように比較してみると、マンダリンとフォーシーズンズの建物の高さの違いがわかると思います。
マンダリンオリエンタルとグランドハイアットの間にはコンベンションセンターがあり、グランドハイアットはコンベンションセンターの後方に位置しています。
コンベンションセンターの一番奥の方にあるトレーダースホテル。
ホテルを出たら、すぐにコンベンションセンターへの入口があるというロケーションで、ツインタワーが正面に見えます。
ツインタワーそば!KLCC公園沿いにある5つ星&4つ星ホテル
KLCC公園を取り囲むように立地しているホテルがKLCCエリアにおける人気ホテルになります。
フォーシーズンズ
- ランク:5つ星(★★★★★)
- 開業:2018年
- 特徴:KLCC公園付近で最高級のホテル
- 立地・サービス・設備の面において、口コミ評価は総じて高い
- 他国のフォーシーズンと比較してサービスの質が気になるというコメントあり
2018年にオープンしたフォーシーズンズは、KLCCエリアにあるホテルのなかで比較的新しい高級ホテルになります。
老舗ホテルとは異なり、ホテルの外観もより都会的なデザインになっています。
5つ星ホテルのなかでも特にグレードが高く、ほかの5つ星と比較して宿泊料金が高めです。(一番安い客室で1泊あたり3万円以上…というイメージです。)
フォーシーズンズはKLCC公園の敷地内ではなく、正確には道路を挟んだ先に位置していますが、目と鼻の先にある距離感で、Suria KLCCやツインタワーはすぐ目の前にあります。
また、LRTのKLCC駅も近くにあり、ロケーションは非常に便利です。
ホテルに隣接したShoppes At Four Seasons Place(旧ロビンソンズ)。
Shoppes At Four Seasons Placeのなかには、デカトロン、スターバックスリザーブ、Kenny Hills Bistroのほか、フードコートのMalaysia Food Villageもあります。(以前は、Malaysia Boleh!という名称でしたが、現在はMalaysia Food Villageに変わっています。)
Kenny Hills Bistroは、Kenny Hills Bakersが手がけるビストロになります。
ショッピングモールに関しては、ホテルに対面にAvenue Kもあります。
マンダリンオリエンタル
- ランク:5つ星(★★★★★)
- 開業:1998年
- 他国のマンダリンオリエンタルと比較して安い!という口コミが多く、最高級の立地とサービスの質の高さが好評価
- マンダリンクオリティではないという声と老朽化についてのコメントあり
スリアKLCCの開業とほぼ同じタイミングでオープンした長い歴史を持つマンダリンオリエンタル。
世界のマンダリンオリエンタルホテルと比較して、かなりお手頃価格で泊まることができる点が魅力です。
ただ、その歴史ゆえに老朽化が目につくところがあり、ハード面とソフト面で他国のマンダリンオリエンタルとのクオリティの差にがっかりする人がいることも事実です。
それでも、素敵な笑顔で挨拶をしてくれるドアマンからフロントスタッフ、細かいところまで気を配ってくれるレストランのスタッフまで、基本的に温かみのあるサービスを受けることができるホテルです。
マンダリンオリエンタルは、ホテルを出たらすぐスリアKLCCやツインタワーにアクセスできる位置にあり、さらにコンベンションセンターも横にあります。
ツインタワーまでの距離がとても近く、タワービューの部屋からは至近距離でタワーを眺めることができます。
KLCC公園に面したラウンジでは、マレーシアならではのトロピカルな雰囲気を感じながら、お茶や食事を楽しむことができます。
グランドハイアット
- ランク:5つ星(★★★★★)
- 開業:2012年
- スタッフの対応の良さと朝食が高評価
- ホテルのエレベーターシステムに一部不満の声あり
2012年に開業した5つ星ホテルのグランドハイアット。
コンベンションセンターに近い位置にあり、国際会議などでKLCCに滞在する時に便利なホテルになります。
また、KLCCとBukit Bintang(ブキッビンタン)を繋ぐ歩道橋の入口がホテル近くにあるので、ブキッビンタンへのアクセスが良い点がグランドハイアットの魅力です。
ホテルからコンベンションセンターやブキッビンタンに行く時は、ロビー後方にあるドアを使います。
ドアを出て、歩道橋がある方向に歩いていきます。
ここにコンベンションセンターの入口があります。
コンベンションセンター横には、ブキッビンタンにアクセスできるKLCC-Bukit Bintang Walkwayがあり、この歩道橋を使うとPavilion KLにアクセスできます。
コンベンションセンター内に入り、階段やエスカレーターで下に行くと、水族館があるほか、スリアKLCCに繋がる通路があります。
KLCC公園に繋がる階段もここにあります。
トレーダースホテル
- ランク:4つ星(★★★★)
- 開業:2005年
- 立地に対するコスパの良さが○、スカイバーの人気も高い
- 老朽化についてのコメントあり
シャングリ・ラ ホテルズ&リゾーツが経営するトレーダースホテル。
KLCC公園を挟んだSuria KLCCやツインタワーのほぼ正面というロケーションの良さに対し、宿泊料金が安いところが人気の理由です。
トレイダーズはシャングリ・ラの廉価版ビジネスホテル系統になるので、いわゆる”シャングリラ感”を期待すると少しがっかりすることがあるかもしれませんが、立地に対するコスパの良さがアドバンテージです。
上記画像の下部にある茶色い建物がコンベンションセンターになり、トレーダースホテルはコンベンションセンターに隣接するように位置しています。
ホテルを出ると、すぐ横にコンベンションセンターへの入口があり、さらに奥に歩いて行くとマンダリンオリエンタルに到着します。
トレーダースホテルからSuria KLCCまではKLCC公園内を歩いてアクセス可能ですが、少し距離があります。
そのため、Suria KLCCまでのバギーサービスがあり、結構な頻度でバギーが公園内を走っています。
トレーダースホテルは、タワーの真正面にあることから、撮影したり眺める時にちょうど良い距離感にあります。
KLCC公園付近にある新しい5つ星高級ホテル
上記で紹介したホテルほどKLCC公園に近くないものの、KLCC圏内にある高級ホテルについて紹介します。
W クアラルンプール
- ランク:5つ星(★★★★★)
- 開業:2018年
- ツインタワーへの近さ、ホテルの新しさ、デザイン性の高さが高評価
- 客室で落ち着きたい客層からはネガティブなコメントあり、一部騒音に対するコメントもある
2018年に開業したW クアラルンプール。
フォーシーズンズと同じ年にオープンした新しいホテルで、ツインタワーまでは徒歩10分です。
カンポンバルやKLタワーまでは、車で10分でアクセスで可能です。
ホテルと同じ並びに、24時間営業のNasi Kandar Pelitaがあり、適度にローカルの雰囲気がある場所で食事を楽しむことができます。
EQ クアラルンプール
- ランク:5つ星(★★★★★)
- 開業:2019年
- ホテルの設備の新しさと清潔さを褒める口コミが多い
- ツインタワーのほか、KLタワーが見える客室もある
元々は1973年に開業したホテルエクアトリアルがベースになっているホテルで、2012年に再開発のために一旦閉業、2019年に再オープンしたEQ クアラルンプール。
KLCC、ブキッビンタン、KLタワーの3つのエリアを繋いで見た時に、ど真ん中に位置するホテルになります。
ツインタワーまでは少し距離がありますが、ブキッビンタンへは徒歩10分ほどでアクセスできます。
EQクアラルンプールがある通りをBukit Nanas駅方面(北部)に行くと、シャングリ・ラがあります。(ツインタワーよりもKLタワーに近い場所にあります。)
シャングリラはやや古さが目立つものの、老舗ならではの豪華さは健在です。
アンパンパーク駅近くにあるホテル
LRTまたはMRTのAmpang Park駅周辺にあるホテルになります。
インターコンチネンタル
- ランク:5つ星(★★★★★)
- 開業:2011年*
- サービスの良さが高評価
- 老朽化に関するコメントあり
旧ホテルニッコーがあったインターコンチネンタル。
建物自体は1997年に作られたものですが、2011年にホテルニッコーからインターコンチネンタルクアラルンプールにリブランディングされ、2014年にリノベーションが行われています。
Ampang Park駅のすぐそば、ツインタワーまでは徒歩10分以上かかります。
ダブルツリーバイヒルトン
- ランク:5つ星(★★★★★)
- 開業:2010年
- 駅からのアクセスの良さとショッピングモール内にある利便性
- 老朽化に関するコメントあり
ショッピングモールのThe Intermark Mallのなかに入っているダブルツリーバイヒルトン。
また、Ampang Park駅から連絡橋で繋がっていて、最寄駅からのアクセスが良好です。
道路を挟んだホテルの対面にはThe Linc KLというショッピングモールがあり、高級スーパーのBen’s Independent Grocerのほか、ミシュランのビブグルマンに認定されたDe. Wan by Chef Wanのレストランがあります。
KLCCエリアでホテルを選ぶ時のポイント
ホテル選びのポイントについて簡単に紹介します。
シティービューやパークビューなど客室タイプを確認
KLCCエリアでホテル探しをしている人は、客室からツインタワーが見える部屋を希望していることが少なくないと思います。
ツインタワーの近くにあるホテル=どの部屋からもツインタワーが見える
…わけではなく、客室の位置によりツインタワーが全く見えないケースも当然あります。
ホテルからツインタワーが見えることを売りにしているホテルの場合、
- City View(シティビュー)
- Park View(パークビュー)
- Twin Towers View(ツインタワービュー)
…という分類で客室からの景観を分けていることが多く、「タワーが見える部屋が良い!」という場合は、ホテル予約時にタワービューを手配するようにしてください。
Park View(パークビュー)のParkはKLCC Parkを意味し、緑溢れるKLCC公園に面した客室になります。
KLCCエリアにあるホテルのCity Viewは、ツインタワーやKLCC公園が見えないタイプの客室を意味することがほとんどです。
ツインタワーが見える客室は宿泊料金が高くなる
客室からツインタワーが見える部屋は、一概に宿泊料金が高めです。
同じホテルのシティビューの部屋と比較しても、グッと料金が高くなります。
まとめ:KLCCエリアのおすすめホテルはどこ?
ツインタワー近くにある特に人気の高級ホテルは、フォーシーズンズやマンダリンオリエンタルになります。
また、もう少し宿泊料金を抑えたい場合は、トレーダースホテルが人気です。
以上、ツインタワー&KLCC公園付近にあるホテルについての紹介でした!