マレーシアのSeremben（スレンバン）の名物である芙蓉焼包（Seremban Siew Pau）。
サクサクに焼き上げた生地のなかに、トロトロの叉焼餡が入った美味しい食べ物です。
この記事ではマレーシアの芙蓉焼包（Seremban Siew Pau）の概要とSeremban（スレンバン）にある焼包が美味しいお店について紹介します。
目次
マレーシアの芙蓉焼包（Seremban Siew Pau）とは？
マレーシアのNegeri Sembilanの州都であるSeremban（スレンバン）。
そのSerembanを代表するグルメが芙蓉燒包（Seremban Siew Pau）で、広東式点心の叉燒酥や酥皮叉燒包に類似した食べ物になります。
なお、芙蓉はSerembanの中国語表記になります。
余った点心の具材の再利用が芙蓉焼包の原形
芙蓉焼包は中国南部からマレー半島に移住した広東系の人が作るようになったものです。
お店で売れ残った叉焼包や焼売などの肉を再利用する形で作られるようになったものが芙蓉焼包の原形と言われ、やがて余った点心の肉ではなく、味つけをした叉焼餡が使われるようになります。
スレンバンでサクサク生地の芙蓉焼包の登場
1970年代になると、Seremban（スレンバン）でレイヤー感のあるサクサク生地の焼包を販売するお店が登場し、これがスレンバンの中華系コミュニティの間で人気を博します。
Seremban（スレンバン）で作られるようになったこの新しい焼包が周辺のクアラルンプールやプタリン・ジャヤなどでも受け入れられ、やがてマレーシア全体に広がり、Seremban（スレンバン）の名前を取って、芙蓉焼包と呼ばれるようになったという歴史を持ちます。
スレンバンにある亚洲烧包（Siew Pow Master）
Seremban（スレンバン）で美味しい焼包を販売する亚洲烧包（Siew Pow Master）。
店内飲食するスペースはなく、持ち帰りのみというお店ですが、焼き立てのフレッシュな焼包を購入することができます。
亚洲烧包（Siew Pow Master）のメニュー。
看板メニューの焼包には、豚肉を使った豬肉燒包とチキンを使った雞肉燒包があります。
また、焼包以外には、エッグタルト、カヤパフ、ココナッツタルト、パイナップルタルト、カリーパフなども販売しています。
看板メニューの豬肉燒包。
焼き上がったばかりの熱々の豬肉燒包は皮がホロホロ＆サクサクしています。
焼包の叉焼餡はお店によって味つけが微妙に異なり、美味しいものとあまり美味しくないものがありますが、亚洲烧包（Siew Pow Master）の叉焼餡はクセがなく、適度な甘みがありトロトロしていて美味しいです。
亚洲烧包（Siew Pow Master）で購入するもう1つのおすすめは加央角（Kaya Puff/カヤパフ）。
カヤパフの生地も焼包と同じようにサクサクしていて、なかのカヤジャムも美味しいです。
エッグタルトもおすすめです。
エッグスポンジケーキの雞蛋糕。
雞蛋糕には大サイズと小サイズがあります。
亚洲烧包（Siew Pow Master）ロケーション
住所：368, Jalan Seng Meng Lee, Taman Unian, 70200 Seremban, Negeri Sembilan
クアラルンプール市内中心部から車で1時間程度の距離にあります。
Seremban（スレンバン）には亚洲烧包（Siew Pow Master）以外にも焼包を販売するお店が色々あり、Empayar Seremban Siew Powというお店も非常に有名です。
まとめ
焼包はマレーシアの色々なところで購入できる食べ物であるため、焼包を購入するためだけにSeremban（スレンバン）に行く必要はありませんが、何かの用事でSeremban（スレンバン）に立ち寄る機会があれば、ぜひお店に足を運んでみてください。
以上、亚洲烧包（Siew Pow Master）についての紹介でした！
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