乗り継ぎや早朝フライトに備えて、クアラルンプール国際空港に直結したホテルや空港に近い場所にあるホテルに泊まりたい時に、
「どのホテルがおすすめ?」
「空港直結のホテルが良いの?」
「どんなホテルがどこにあるの?」
…と迷うことがあるかもしれません。
この記事では、2023年にオープンした新しいホテルの情報を含めつつ、クアラルンプール国際空港のホテル情報についてまとめて紹介します。
目次
KLIAのターミナルとホテル
クアラルンプール国際空港(KLIA)には、
…という2つのターミナルがあり、どちらも制限エリアと非制限エリアにホテルがあります。
制限エリアと非制限エリアのホテル、どっちを選ぶべき?
ケースバイケースで異なりますが、基本的には、
…という選択肢になります。
乗り継ぎ時間が24時間以内のトランスファーの場合は、飛行機を降りてからイミグレーションで入国審査をせず、そのまま空港の制限エリア内に留まる形が一般的です。
ただし、待ち時間が長い時は入国審査をした上で、外に出ることも可能です。
一方、24時間以上の時間があるストップオーバー(途中降機)の場合、機内に預け入れた荷物を一旦受け取る形が一般的なので、入国審査をしてマレーシアに入国、手荷物を受け取って制限エリア外に出る必要があります。
ただ、上記は一般論になるので、正確な情報は利用する航空会社に確認してください。
クアラルンプール国際空港のホテル一覧
KLIA1でもKLIA2でも、制限エリア&非制限エリア含め、Sama-Sama(サマサマ)がおすすめです。ただ、宿泊料金は他のホテルよりやや高めになっています。
空港ホテル予約時に注意すべきこと
KLIA1とKLIA2に同じグループのホテルがあったり、同じターミナルの制限エリア内と制限エリア外の両方に同じグループのホテルがあることが多く、これが混乱しがちなポイントになるので注意してください。
制限区域と非制限区域に同じグループのホテルがある場合、ホテル予約サイトによって、
…という言葉を使って、区別しているケースがあります。
この場合、Airside(エアサイド)は制限エリアにあるホテル、Landside(ランドサイド)は非制限エリアにあるホテルを意味します。
ホテル手配前には、
…この2つをしっかり確認するようにしてください。
ターミナル1のホテル【制限エリア】
KLIA1(ターミナル1)は、主要なエアラインが離発着するメインターミナルになります。
サマサマ エクスプレス ホテル KLIA
KLIAのサテライトビル内にあるサマサマ エクスプレスホテル KLIA(Sama-Sama Express Hotel KLIA)。
制限エリア(エアサイド)にあるホテルになるため、他国から乗り継ぐ際に、マレーシアへの入国手続きをせずに泊まることができる宿泊施設になります。
ホテルはC-5番ゲートに隣接した立地にあります。
はじめて泊まった時は、ホテルの場所が見つけにくいと感じましたが、慣れてしまうとターミナル内を歩いていて迷うことがありません。
サテライトビルには、レストランやカフェ、免税店などのお土産屋さんが充実しているので、待ち時間にホテルからさっとご飯を食べに行くことができ、乗り継ぎの飛行機に乗る時にターミナルまですぐアクセスできるので非常に便利です。
クアラルンプール国際空港で国際線から国際線の乗り継ぎをする場合、大抵はゲートCを利用することになります。(国際線でも一部のフライトはコンタクトピアのゲートから離発着する便もありますが、国際線長距離フライトのほとんどはゲートC発着になります。)
サテライトビルはゲートCがあるエリアになり、サマサマエクスプレスホテルKLIAは同じエリアにあるので非常に便利です。
ターミナル1のホテル【非制限エリア】
サマサマ ホテル KLIA
空港の外にあるサマサマ ホテル KLIA(Sama-Sama Hotel KLIA)。
上記で紹介したサマサマエクスプレスは制限区域にあるホテルになりますが、サマサマホテルKLIAは非制限区域にあるホテルなので間違って手配しないように気をつけてください。
空港⇄ホテル間を無料送迎するバギーシャトルサービス(24時間)があり、スカイブリッジ経由でターミナル1とホテルを行き来することができます。
バギーシャトルサービスは、ターミナル1のLevel 2にあります。
税関のチェックを終えた後に出る到着ロビーがLevel 3になるので、到着フロアからエレベーターを使ってLevel 2に行くと、バギーシャトル乗り場に行くことができます。
バギー利用の場合、所要時間は3分です。
バギーを使わず、スカイブリッジを歩いて行く場合の行き方
サマサマホテルKLIAに泊まった時に、時間に余裕があったので、バギーシャトルではなく徒歩でスカイブリッジを歩いてみたことがあります。
5分〜10分くらいの距離で、バギーを使わなくても十分歩ける距離です。
アクセス方法は簡単で、まずはLevel 2に行き、Hotel Sama-Samaという表示に沿って進みます。
Level 2にはフードコートがあるのですが、フードコートと反対方面に歩いていきます。
Sama-Sama Hotelに続く通路があります。
スカイブリッジに出るので、まっすぐ歩いていきます。
ホテルに到着します。
カプセル トランジット スリープ ラウンジ KLIA T1
2023年6月にオープンしたばかりのカプセルトランジットスリープラウンジKLIA T1。
ターミナル1初のカプセルホテルになります。
出発ホールがあるメインターミナルビルの5階(非制限エリア)に位置しているので、空港の外に出る必要がなく、アクセス面が良好です。
ターミナル2にあるカプセルトランジットと異なり、ターミナル1にあるカプセルトランジットは内部にシャワー設備がなく、Level 4にある公共の無料シャワー設備を利用する形になっているので、その点に注意してください。
チューン ホテル KLIA エアロポリス
空港の外にあるチューン ホテル KLIA エアロポリス(Tune Hotel KLIA Aeropolis)。
実際に宿泊した感想としては、
…というものですが、宿泊料金が安いので、ホテル代金を抑えつつ寝るだけなら十分…というイメージのホテルです。
空港とホテルを往復するシャトルサービスがあります。
ターミナル2のホテル【制限エリア】
サマサマ エクスプレス ホテル KLIA2
KLIA2の制限エリアにあるサマサマ エクスプレス ホテル KLIA2(Sama-Sama Express Hotel KLIA2)。
エアアジア利用などでKLIA2で乗り継ぎする時に便利なホテルになります。
カプセル トランジット KLIA2(エアサイド)
KLIA2の国際線サテライトビルにあるカプセルトランジットKLIA2<エアサイド> (Capsule Transit KLIA 2 <Airside>)。
制限エリア内にあるカプセルホテルになります。
ターミナル2のホテル【非制限エリア】
エアロテル クアラルンプール
gateway@klia2にあるエアロテル クアラルンプール(Aerotel Kuala Lumpur)。
KLIA出発の早朝フライトに備え、ターミナル2近くのホテルに泊まりたい時に便利な宿泊施設になります。
エアロテルはプラザミレニアムグループが経営するエアポートホテルで、プラザミレニアムラウンジも同グループの傘下にあります。
エアロテルはgateway@klia2のLevel 2Mにあります。
飲食店が充実している上、スーパーもあるので、何かと便利です。
カプセル トランジット KLIA2(ランドサイド)
同じくgateway@klia2にあるカプセル トランジット KLIA2<ランドサイド> (CapsuleTransit KLIA 2 <Landside>)。
gateway@klia2のLevel 1に位置しています。
チューン ホテル KLIA-KLIA2
クアラルンプール国際空港の外にあるチューン ホテル KLIA-KLIA2(Tune Hotel KLIA-KLIA2)。
KLIA2のそばにあるホテルで、KLIA2まで徒歩で約10分の距離にあります。
短時間の休憩ならラウンジ利用もおすすめ
乗り継ぎの合間にちょっとシャワーが浴びたい、軽く休憩したい
…という数時間程度の休憩が必要な場合は、エアポートホテルの短時間ステイ以外に、ラウンジ利用もおすすめです。
KLIA(ターミナル1)とKLIA2(ターミナル2)に、それぞれプラザプレミアムラウンジがあり、料金を支払うことでラウンジ利用ができます。
また、ターミナル1にはトラベルクラブラウンジもあります。
クアラルンプール国際空港に泊まるなら、どこがおすすめ?
制限エリアでも非制限エリアでも、おすすめはSama-sama(サマサマ)。
クアラルンプール国際空港にあるホテルのなかでも、満足度が高いホテルです。
カプセルトランジットに関しては、狭さと防音の面で様々な評価があります。
あとは、予算、乗り継ぎ時間、ストップオーバーのスケジュールに応じて、適したものを選んでください。
また、クアラルンプール国際空港からKLIAエクスプレスに乗車すると、約30分でクアラルンプール市内のKLセントラル駅にアクセスできるので、スケジュールに余裕がある場合はKLセントラル駅にあるホテルに泊まることも一案です。
特に、ル・メリディアン、ヒルトン、アロフトであれば、KLセントラル駅に繋がっているので移動が便利です。
以上、クアラルンプール国際空港のホテルについての紹介でした!