洗った食器やキッチンアイテムなどをのせる水切りかご(水切りラック)。
これまで4種類の水切りかご(水切りラック)をIKEA(イケア)で購入、実際に様々な商品を使ってみて、「意外と食器が置きにくいな…」「お手入れがしにくいな…」など購入前には気づかなかった商品の特徴、メリット&デメリットがわかるようになりました。
この記事では4種類のIKEA(イケア)の水切りかご(水切りラック)をレビュー、それぞれの使い心地について紹介します。
目次
水切りかご(水切りラック)選びのポイント
水切りかご(水切りラック)を選ぶポイントは…
- サイズ
- 素材
- 形状
- お手入れのしやすさ
IKEA(イケア)の水切りは、サイズが大きめのものが多いという特徴があります。
そのため、水切りかご(水切りラック)を置くスペースが限られている場合や一人暮らしであまり大きなサイズのものが必要ないという場合は、サイズに注意して商品を選ぶ必要があります。
また、水周りで使うものだからこそ、「錆びにくい素材を使っているか?」「普段のお手入れがしやすいか?」という面も重要になってきます。
IKEA(イケア)の水切りかご&ラックの種類
かごタイプから2段になったラックタイプ、素材もプラスチックからステンレススチールまで様々なものがあります。
価格帯は499円〜2,999円程度。
お手頃価格の商品が多いと言えます。
2021年8月時点で私が今までに購入した商品は…
- KVOT(クヴォート)【4年使用】
- FLUNDRA(フルンドラ)【5年以上使用・現在も使用中】
- ORDNING(オルドニング)【4年以上使用・現在も使用中】
- FINTOR(フィントルプ)【2年2ヶ月以上使用・現在も使用中】
それぞれの特徴について以下に紹介します。
安くて収容力抜群!FLUNDRA(フルンドラ)の水切りかご
- 価格:399円
- 素材:ポリプロピレンプラスチック
- サイズ:長さ46cm 幅36cm 高さ12cm
IKEA(イケア)の水切りのなかで安い商品がFLUNDRA(フルンドラ)。
結論から先に言うと、プチプラであまり使い心地の良さを期待していなかったFLUNDRA(フルンドラ)が一番使いやすいと感じています。
安価で大きめサイズの水切り。スペースの問題がなく、洗い物が多いという場合には便利な商品。水受けがないため、別売のトレイとあわせて使うと○。
特徴
長さが46cm、幅が36cmという大きめサイズの水切りかごになります。
フライパンや鍋などの大きめ調理器具も余裕で置くことができる広々とした水切りであるため、洗い物が多い人に適した商品です。
カトラリーを置くスペースがあるデザインも使いやすいと感じている点です。
FLUNDRA(フルンドラ)の水切りはサイド部分にちょとした工夫が施されています。
このようにコップを引っ掛けることができるようになっています。
ただ、大きめのマグカップを引っ掛けようとすると若干安定感がなく落下が心配なので、実際のところはグラス類をかける…という使い方はしていません。
気になっているポイント
収容力があり使いやすいと感じているFLUNDRA(フルンドラ)ですが、唯一感じているデメリットは掃除がしにくいところです。
水切りを使い続けるなかでお皿を立てる仕切り部分などに水垢が溜まってくるので、定期的に掃除をしていますが、小さなブラシを使わないと汚れを落とせないような部分もあり、そこが少々面倒くさいと感じている部分です。
また、FLUNDRA(フルンドラ)には水受けがないので、単体で使うには不便です。
トレイまたは水切りマットを別途購入して使う形をおすすめします。
私はSMULA(スムーラ)のトレイを使っています。
2段になったORDNING(オルドニング)の水切りラック
- 価格:2,999円
- 素材:ステンレススチール
- サイズ:長さ50cm 幅27cm 高さ36cm
水切りラックのORDNING(オルドニング)。
2段ラックになった水切り。素材がステンレススチールで錆びにくい点が良し。水受けがないところがマイナスポイント。
特徴
長さ50cmとサイズがかなり大きめの水切りラックです。
上段には大きなお皿を収容しやすい一方、薄くて小さいアイテムは落下してしまうため、何をどこに置くか少しだけ工夫が必要です。
またカトラリーを立てて置くスペースがないので、下段に寝かして置くか、カトラリースタンドなどを購入して使う形が良いと思います。
ORDNING(オルドニング)のメリットは素材がステンレススチールであることで、使用してから2年以上経過した現在も目立った錆はありません。
気になっているポイント
一番気になるデメリットは水受けがないということ。
ORDNING(オルドニング)を使用する時は、水切りマットなどを下に敷く必要があります。
ステンレススチールという素材が気に入って購入した水切りですが、洗った食器類や調理器具の置きやすさという意味ではFLUNDRA(フルンドラ)の方が上だと感じています。
普段使う水切りとしては結局FLUNDRA(フルンドラ)をメインで使っているので、ORDNING(オルドニング)の水切りは乾いた食器を置くスペースにしています。
よく使うお皿を棚に戻すのではなく、ORDNING(オルドニング)に置いておき、ぱぱっと取り出せるようにしています。
壁掛けできるFINTORP(フィントルプ)の水切りかご
- 価格:1,799円
- 素材:スチール, ニッケルメッキ, クリアラッカー
- サイズ:長さ37.5cm 幅29cm 高さ13.5cm
FLUNDRA(フルンドラ)の掃除が面倒だな…と感じていた時に、小ぶりなサイズ感が気に入って新たに購入してみたものがFINTORP(フィントルプ)。
一人暮らしであまり洗い物がない場合はこのくらいのコンパクトサイズがちょうど良いかもしれません。(ただ、私はやや使いづらさを感じています。)
大き過ぎない小ぶりなサイズ感が○。取り外し可能な水受けトレイがセットになっている点も良し。壁掛けも可能。お皿の形状によっては立てかけにくい点がデメリット。錆びやすいという口コミあり。
特徴
FINTORP(フィントルプ)の水切りかごは水受けトレイがセットになっていて、かごを動かすこと無く、トレイの取り出しができるところが特徴です。
トレイに溜まった水を捨てるためにかごを動かさないといけないタイプの水切りと比較して、FINTORP(フィントルプ)の水切りはトレイをスライドするだけで良いので、トレイに溜まった水を捨てる時に便利です。
FINTORP(フィントルプ)の水切りは壁に吊り下げて使うこともできます。
壁掛けの部品がセットになっているので、壁に取り付けたり、そのまま置いて使うことができるようになっています。
気になっているポイント
FINTORP(フィントルプ)の水切りを実際に使ってみて感じたことは、
お皿の形状によってはきちんと立てられないものがある
…ということです。
水切りに立てかけようとするとグラグラしてしまうお皿もあり、ここがマイナスだと感じているポイントになります。
また、カトラリーを収納するスペースが付けられていないので、お箸やスプーン&フォークなどを立てかけて置きたい場合はカトラリースタンドを使用する方が良いと思います。
錆が気になるという口コミが多い商品なので、その点がちょっと心配ですが、錆については現時点で特に気になっていません。
吊り下げできるFINTORP(フィントルプ)の水切り
FINTORP(フィントルプ)の水切りは、2021年に生産終了になり、現在は販売されていませんが、もし吊り下げタイプの水切りを探しているのであれば、HULTARP(フルタルプ)の水切りという選択肢があります。
IKEAでの定価は1,999円です。
おしゃれ&折りたたみできるKVOT(クヴォート)の水切りラック
- 価格:1,299円
- 素材:スチール, 亜鉛メッキ, 透明アクリルラッカー
- サイズ:長さ:48m 幅:29cm 高さ:23cm
IKEA(イケア)の水切り商品のなかで、一番はじめに購入したものがKVOT(クヴォート)。
数年使用したのち、錆が気になったのでKVOT(クヴォート)を手放してしまいましたが、IKEA(イケア)の水切りのなかで一番長く使っていたものがKVOT(クヴォート)です。
使わない時は折りたたんで収納できる水切り。食器が置きやすい。水切りマットが必要。長く使い続けると錆が気になることがあるかも。
特徴
デザインはシンプルで機能的。
折りたたみが可能です。
気になったポイント
KVOT(クヴォート)を購入して、はじめてキッチンに広げてみた時に感じたことは「想像以上に大きいな…」です。
コンパクトに見えるものの、長さは48cm。
意外と大きさがある商品です。
長さ46cmのFLUNDRA(フルンドラ)や50cmのORDNING(オルドニング)とほぼ同じ幅で、割と場所をとります。
水受けがないので、水切りマットを購入して使っていましたが、個人的に水切りマットよりもトレイの方が使い勝手が良いと感じているので、この点がマイナスに感じていたポイントです。
IKEA水切りかご&ラックの大きさ比較
ORDNING(オルドニング)とFINTORP(フィントルプ)。
ORDNING(オルドニング)の大きさが際立っています。
FLUNDRA(フルンドラ)とFINTORP(フィントルプ)。
そのほかの水切り商品
ほかにも色々な水切り商品があります。
カトラリースタンドが充実しているVARIERA(ヴァリエラ)
- 価格:1,799円
- 素材:スチール, ピグメント ポリエチレン粉体塗装(金属パーツ)、ABS樹脂(トレイ/ホルダー)
- サイズ:長さ:42m 幅:30cm 高さ:12cm
FLUNDRA(フルンドラ)よりやや小さめサイズのVARIERA(ヴァリエラ)。
お茶碗などが置きづらいという口コミがあるものの、カトラリースタンドが3つあり、お箸などがおきやすいという良い口コミが多い水切りになります。
トレイがセットになっているタイプの商品です。
シンクに引っ掛けて使うことができるSPIKAHULT(スピカフルト)
- 価格:1,499円
- 素材:ステンレススチール
- サイズ:長さ:31m 幅:25cm 高さ:11cm
シンクにかけて使うことができる水切りのSPIKAHULT(スピカフルト)。
幅32〜45cmのシンクに合い、水切りの柄の長さを調整することができます。
小ぶりなサイズのVÄLVÅRDAD(ヴェルヴォルダード)
- 価格:499円
- 素材:スチール、亜鉛メッキ, ポリエステル粉体塗装
- サイズ:長さ:35m 幅:15cm 高さ:2cm
超コンパクトな水切りのVÄLVÅRDAD(ヴェルヴォルダード)。
別売りの水切り棚や水切りラックと組み合わせることで、色々な使い方ができます。
水切り棚を使うと、2段の収納スペースを作るとこができ、コップやグラス類の収納がしやすくなります。
また、水切りラックを使うと、お皿を並べて収納できます。
結論
正直な感想としては、どれも一長一短あり、「これが一番!」という商品にまだ出合えていないものの、個人的なおすすめとしてはFLUNDRA(フルンドラ)とKVOT(クヴォート)。
コスパの高さ・収容力・食器の入れやすさ・安定感はFLUNDRA(フルンドラ)。
KVOT(クヴォート)はすっきりとしたデザインが特徴で、FLUNDRA(フルンドラ)ほどではないものの、収容力もあります。
お手入れ(掃除)のしやすさはKVOT(クヴォート)の方が楽で、FLUNDRA(フルンドラ)ほど水垢などの汚れが気になりません。
以上、IKEA(イケア)の水切りかご&水切りラックについての紹介でした!
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