近年開発が進むクアラルンプールのチャイナタウン。
とりわけLorong Panggung、別名で鬼仔巷(Kwai Chai Hong)と呼ばれるエリアには次々と新しいお店がオープンしています。
そのなかの一つ、青青(Pandan Republic・パンダンリパブリック)は、マレーシアのローカル食材を使ったアイスクリームやドリンクを提供する非常にユニークなカフェになっています。
この記事ではパンダンココナッツアイスクリームが美味しい、青青(Pandan Republic)の詳細について紹介します。
目次
KLチャイナタウンにある青青(Pandan Republic)

色鮮やかなターコイズブルーの窓に、イエローのベースカラー。
鬼仔巷(Kwai Chai Hong)の中でも一際目を引くビビッドカラーの建物の中に青青(Pandan Republic)があります。
2019年9月にオープンした新しいお店です。

正面入口。
青青(Pandan Republic)には裏口のドアもあり、どちらからでも入店可能です。
青青(Pandan Republic)の店内

店内は2フロアで構成されています。
上記は1階のフロア。
注文は正面入口にあるカウンターで行います。

2階のフロア。
2階の方が座席数が多く、より明るい雰囲気になっています。

こんな椅子の席もあります。
青青(Pandan Republic)のメニュー

青青(Pandan Republic)のメニューは、以下のカテゴリーで構成されています。
- パンダンココナッツアイスクリーム
- ローカルソーダ
- ホームメイドクエ
- 糖水
- お茶・フラワーティー
メニュー名に“Signature”の冠がついている、①のパンダンココナッツアイスクリームと②のローカルソーダが青青(Pandan Republic)の看板メニューです。
③のクエ(Kuih)はマレーシアの伝統菓子、④の糖水(Tong shui)は中華系スープデザートになります。
価格について
各メニューの価格は以下の通り。
- アイスクリーム:RM13
- ソーダドリンク:RM12
- ホームメイドクエ:RM12(3個)
- 糖水:RM6
- お茶・フラワーティー:RM8〜RM12

ホームメイドのクエ。
手前にあるものは芋頭糕(タロイモケーキ/ヤムケーキ)、左側にある黄色いものはKuih Bingka Ubiというタピオカケーキ(キャッサバケーキ)、奥にある青色のものはPulit Tai TaiやPulut Tekanと呼ばれるニョニャクエで、バタフライピーフラワーを使ってブルーに色づけしたもち米のケーキにカヤジャムをつけていただくものになります。
❤︎マレーシアで食べるKuih(クエ)の詳細はこちら↓↓↓
❤︎芋頭糕(ヤムケーキ)に関してはNyonya Heritageというお店のものがすごくおすすめです↓↓↓
人気看板メニューのパンダンココナッツアイスクリーム

青青(Pandan Republic)の看板メニュー、パンダンココナッツアイスクリーム。
カフェ利用をせずに、アイスクリームだけをテイクアウトするお客さんも多い人気メニューです。
メニュー名は班蘭椰奶雪糕(Signature Pandan Coconut Soft Serve)。
パンダン(Pandan)の優しい香りにココナッツの旨味がギュッとつまった、舌触りが非常に滑らかなアイスクリームです。
❤︎パンダンの詳細はこちら↓↓↓
マレーシアのローカル素材を活用したソーダもおすすめ

青青(Pandan Republic)のもう一つの看板メニューが愛國系列氣泡水(Signature Local Soda)。
ソーダドリンクカテゴリーは、以下のメニューで構成されています。
- 檳城豆蔻(Penang Nutmeg)
- 文东姜黑糖(Ginger Gula Melaka)
- 香茅青檸檬(Lemongrass Sensation)
- 黑咖啡湯力(Kopi-Oh and Tonic)
①はペナン名物のナツメグを使ったもの、②は生姜とココナッツパームシュガーのグラマラッカを使ったもの、③はレモングラスを使ったもの、④はトニックをミックスしたKopi-O(コピオー)<砂糖入りのコーヒー>なります。
どれもマレーシアのローカル素材を使った非常に面白いドリンクになっています。
おすすめはレモングラスセンセーション

おすすめはLemongrass Sentation(レモングラスセンセーション)。
ホームメイドのレモングラスシロップに、Kaffir Lime Leaf(カフェライムリーフ・カフィアライムリーフ)、Lime(ライム)、Laksa Flower(ラクサフラワー)を加えた飲み物になります。

素材の組み合わせが非常にユニークで秀逸、ジュースを口に含むと爽やかな香りが漂う爽快感のあるドリンクです。
レモングラスやライムはわかるけど、それ以外のKaffir Lime Leaf(カフェライムリーフ・カフィアライムリーフ)やLaksa Flower(ラクサフラワー)ってどんなもの?と疑問に持つ方がいると思います。
以下に簡単に解説します。
Kaffir Lime Leaf(カフェライムリーフ・カフィアライムリーフ)

Kaffir Lime Leaf(カフェライムリーフ・カフィアライムリーフ)は、Kaffir Lime(コブミカン)と呼ばれる柑橘類の葉になります。
コブミカンの葉を使った料理としては、タイのトムヤムクンが有名です。
❤︎コブミカンの葉の詳細はこちら↓↓↓
Laksa Flower(ラクサフラワー)

レモングラスセンセーションのアクセント的存在になっている鮮やかな赤い色の物体はLaksa Flower(ラクサフラワー)。
別名でTorch Ginger Flower(トーチジンジャーフラワー)と呼ばれることもあり、マレー語ではBunga Kantanと呼ばれています。
ラクサフラワーというその名の通り、ペナン名物のアッサムラクサ(Asam Laksa)やニョニャラクサ(Nyonya Laksa)に使われています。
ラクサフラワーは香りが立ち、料理に味付けする時の良いアクセントになるので、私も普段よく使っています。
ペナンナツメグ

少しユニークなドリンクと言えば、ペナンナツメグ。
マレーシアにおいてナツメグは、ペナンの名産品として知られています。

ペナンナツメグのドリンクはナツメグのシロップに、スライスしたライムを加えたものになります。
ナツメグの香りが苦手な方にはおすすめしませんが、少し変わったドリンクを飲んでみたい時に試してみても良いと思います。

こちらがナツメグ。
日本でナツメグと言うと「ハンバーグを作る時に使うスパイス」としての位置付けが強いものの、ジュースとしていただくナツメグも美味しいです。
また、ナツメグは食用だけではなく、その成分がオイルに使われていることもあります。
例えば、頭痛や腹痛、虫刺されなどに使う外用オイル、ナツメグオイル(Nutmeg Medicated Oil)はペナンブランドの名産品として有名です。
❤︎オイルに興味がある方はこちら↓↓↓
そのほかの素材について

文东姜黑糖(Ginger Gula Melaka)に使われている素材の一つ、Gula Melaka(グラマラッカ)。
Gula Melaka(グラマラッカ)は、コクと甘みの強いココナッツパームシュガーで、これもマレーシア料理やお菓子作りによく使われています。
マレーシアのスーパーで販売しているので、興味がある方はお土産にしてみても良いかもしれません。
青青(Pandan Republic)のロケーション&行き方
住所:No.6, Lorong Panggung, 50000 Kuala Lumpur
最寄駅はLRTまたはMRTのPasar Seni駅。
アクセス方法詳細
- MRT・Pasar Seni駅のA出口からまっすぐ歩き、Purple Caneというお店の手前で右に曲がる
- Beryl’s Lot18のお店の角にある路地を左に曲がる
こんな流れでお店に到着します。

MRT・Pasar Seni駅のA出口の先に広がる風景。
この先にある一つ目の横断歩道の角にPurple Caneというお店があります。
この手前で右に曲がります。

そのまままっすぐ歩くと、左手側にBeryl’s Lot18というカフェ&ショップが視界に入ります。
このお店の横にある路地を左に曲がったところに、青青(Pandan Republic)があります。
矢印のようにBeryl’s Lot18が見えたら、左に曲がる…ということを覚えておけば迷うことはないはずです。
チョコレートが好きな方にはBeryl’s Lot18もおすすめです。
❤︎Beryl’s Lot18の詳細はこちら↓↓↓
近くにあるストリートアートと一緒にまわる形がおすすめ
青青(Pandan Republic)があるエリアは、鬼仔巷(Kwai Chai Hong)と呼ばれ、2019年4月から同エリアにあるストリートアートが注目を浴びています。
1960年代の鬼仔巷(Kwai Chai Hong)を表現したストリートアートがクアラルンプールにおける新しいフォトスポットとして人気になっているので、是非一緒にまわってみてください。
青青(Pandan Republic)の裏口から、ストリートアートがあるエリアに直接アクセスできます。
❤︎鬼仔巷(Kwai Chai Hong)のストリートアートについてはこちら↓↓↓
まとめ:ユニークなカフェを探しているならパンダンリパブリックがおすすめ

ローカル食材を上手に活かしたメニュー展開をする青青(Pandan Republic)は、一般的なカフェとは異なる非常にユニークなカフェであると言えます。
マレーシアで少し変わったカフェ体験をしてみたいという時は、青青(Pandan Republic)に足を運んでみてください。
クアラルンプールのチャイナタウンエリアでのティーブレイクスポットとしてもおすすめです。
以上、青青(Pandan Republic)についての紹介でした!
❤︎チャイナタウンの詳細はこちら↓↓↓