台湾の夜市と言えば士林夜市。
とにかく規模が大きくお店の数が多いことが特徴ですが、広すぎてどこに行けば良いのか迷ったり疲れてしまうことがあります。
一方で、饒河街觀光夜市(ラオハー夜市)はMRT駅からのアクセスが良く、程良い大きさでありながら、お店が充実しているコンパクトなグルメ夜市としておすすめです。
この記事では、そんな饒河街觀光夜市の最新の楽しみ方やグルメについて紹介します。
饒河街夜市(ラオハー夜市)はことなところ
「饒河」って何て発音するんだろうと疑問に思っている方が多いと思います。
饒河(ráo hé)はラオハー発音します。
MRT松山駅を出ると目と鼻の先にある、それくらいアクセスの良い夜市です。
饒河街夜市の近くには松山慈祐宮という有名なお寺があります。
夜市が始まる夕方に行くと、お寺がライトアップされていてとてもきれいです。お参りする人があとを絶ちません。
こちらが松山慈祐宮の夜の姿です。
是非、夜市に行くついでに寄り道してお参りしてみてください。
ミシュランガイドのビブグルマンに選ばれたお店も
ミシュランガイド台北2018の中で、台北にある5つの夜市から10店舗がビブグルマンに選ばれているのですが、饒河街觀光夜市は他の夜市よりも多い、3店舗が選出されました。
ビブブルマンはミシュランが星の獲得とまではいかないけれど、コスパが良く美味しいものを提供するお店に与えるものです。
また、星もビブグルマンもつかないけれど、ミシュランの審査員がおすすめするお店にも饒河街觀光夜市から選ばれているものがあります。
饒河街夜市(ラオハー夜市)のおすすめグルメ
士林夜市と比較すると割と小規模な夜市ですが、それでもお店がいっぱい。
グルメの夜市である饒河街觀光夜市にあるたくさんのお店の中からおすすめの食べ物、お店を紹介します。
福州世祖胡椒餅
いつもすごい行列ができている胡椒餅(フージャオビン)のお店です。
ミシュランガイド台北2018のビブグルマンに選ばれたお店です。
こちらが饒河街觀光夜市名物の胡椒餅です。
パリパリサクサクの生地の中に、たっぷりの胡椒で味付けされた豚挽肉とネギがミックスされた餡が入っています。
一口噛むと肉汁が溢れてきます。
大抵、早い時間帯から大行列ができているので、お店の方が手を休めることなく忙しそうに胡椒餅を作っています。
上の画像の左側に写っているものは、胡椒餅を焼く釜です。タンドール釜のような筒状の釜の内側に餡を入れた生地を貼り付けて、こんがり焼き上げています。
[box class=”green_box” title=”一言アドバイス”]
福州世祖胡椒餅はMRT松山駅からアクセスした場合、夜市に入場してから一番最初に目に入るお店の一つです。
近くにいくつかドリンクスタンドがあるので、まずは飲み物を買ってから行列に並び、ジュースを飲みながら、のんびり待つという方法もおすすめです。
夏場の暑い時は並ぶだけでもかなり大変なので、先に飲み物をゲットしておくと良いと思います。[/box]
東發號
東發號は台湾のおこわである油飯が有名なお店です。
その他に、肉入りとろとろスープの肉羹やそうめんのような麺線も有名です。
夜市の中間あたりに位置しています。お店のすぐ横に神様が祀られたお参りスポットがあるので、それが目印になります。
東發號はミシュランおすすめのお店に認定されています。
こちらが油飯です。
油飯と一緒に肉羹も注文してみてください。
東發號は夜だけではなく日中も営業しています。
[box class=”pink_box” title=”ここに注意!”]東發號では外部の食べ物や飲み物の店内飲食が厳しく禁止されています。このルールを破るとお店の方に注意されるので気をつけてください。 [/box]
♥東發號の詳細についてはこちら↓↓↓
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饒河街圓環魯肉飯
上記で紹介した東發號のすぐ隣にあるお店です。
饒河街圓環魯肉飯も東發號のように夜の営業に加え、昼間の営業もしているお店です。
お店の名前に魯肉飯(ルーローファン)とあるように魯肉飯が有名なお店なのですが、私はここのチャーハンが好きです。
おすすめは櫻花蝦炒飯(エビチャーハン)です。
チャーハンはかなり量があるので、一人で食べるよりも数名でシェアして食べる形がおすすめです。そうしないと、他のものが食べられなくなってしまうくらいお腹がいっぱいになってしまうと思います。
こちらの魯肉飯も美味しいです。魯肉飯は単品でも注文できますが、野菜とスープをつけてセットにすることも可能です。
龍涎居
麻油雞をはじめとした鶏料理のお店です。
他の夜市であったり、台北市内にもたくさんお店があるので、饒河街夜市でしか食べることができないものではありませんが、夜市で歩き回って疲れた時に落ち着いて食事ができる場所です。
麻油雞は冬によく食べられる料理で、中華圏ではその滋養力から産後の回復食としてポピュラーな料理です。
一般的には鶏肉、ごま油、生姜、酒で作られています。
こちらのお店は麻油雞の他、色々な鶏料理があります。
メニューを見ると、それぞれの効能などが記載されています。
こちらは雞肉飯。
雞肉飯は魯肉飯よりもあっさりしていて、個人的におすすめの台湾B級グルメです。
こちらのお店の雞肉飯はシナモンの香りがしたので、五香粉が使われているのかもしれません。
スパイスが苦手な人はこの雞肉飯はあまり好きではないかもしれませんが、スパイスが大丈夫な人は美味しくいただくことができると思います。
お値段はNT$40です。
スパイスの香りが強くない雞肉飯であれば、饒河街夜市の場外にある司機俱樂部というお店のものがおすすめです。司機俱樂部については後ほど紹介します。
こちらは麻油乾麵線です。
そうめんのような細い麺に、麻油(ごま油)+にんにくチップという、とてもシンプルな一品です。ごま油の香ばしい香りとにんにくがマッチしています。
シンプルですが、美味しい!と感じることができる料理です。
お値段はNT$40です。
こちらがメインの料理です。
画像にあるスープは鳳梨苦瓜雞です。
鶏肉はいくつかの種類があり、部位も選ぶことができます。
メニューの記載によると、こちらの料理にはデトックス効果があるそうです。
独特な酸味はおそらくパイナップル。そして、苦瓜と鶏肉が良くマッチしていました。体がポカポカ温まります。
どの鶏肉を選ぶのかにより多少値段が変わってきますが、上の画像にあるものは「山鶏」というものをチョイスして、お値段はNT$170でした。
こちらのお店は夜市の中にあるお店には珍しく、とても清潔できれいです。
席数も多く、お店の人の対応がとても丁寧です。
夜市を歩き回って疲れた時に、休憩がてらヘルシーな料理で体を労ることもおすすめです。
艋舺雞排(MONGA)
雞排はフライドチキンです。
士林夜市でも雞排は人気メニューですが、饒河街夜市でも大人気です。
他にも雞排を販売しているお店が饒河街夜市にありますが、少し前に新しくできた艋舺雞排(MONGA)というお店の方が人気が高く、美味しいです。
台湾で有名な芸能人のNONOさんがオーナーを務めているお店です。
数種類の中から選ぶことができます。フライドチキンに加え、フライドポテトやコロッケなどもあります。
松山駅のすぐ側にある東ゲートから見ると、こちらのお店は通りの最後の方(西ゲート付近)に位置しています。
饒河街夜市(ラオハー夜市)にあるその他のお店
上記で紹介したお店以外にも、有名で美味しいお店がたくさんあります。
例えば、まるまる焼きのお店。
日本発となっていますが、日本にいる時は聞いたことがなかった食べ物です。
お好み焼きのようなものですが、すごくふわふわとしていて美味しいです。わさびをつけて食べます。
他にも・・・
排骨藥燉のお店も有名です。
いつもたくさんの人で賑わっています。
陳董藥燉排骨はミシュランガイド台北2018のビブグルマンに選ばれています。
少し前に丸亀製麺も饒河にお店を出しています。
こちらのお店は地元のお客さんが多いかなという印象ですが、日本の味が恋しくなった時に使えるお店です。
ポケットトーストという小さなトーストを販売しているお店です。
油で揚げたトーストにおかず系またはデザート系のトッピングを選ぶことができます。
上の画像はチョコレート・ブリュレです。
トースト自体のサイズはとても小さいので、ちょっと小腹が空いた時にパクッと食べることができます。
見た目がかわいいので紹介してみました。
もっと台湾っぽいデザートが食べたい場合はかき氷のお店や温かいデザートを販売しているお店もあります。
番外編
夜市の中ではなく、場外にある美味しいお店を紹介します。
夜市の中にあるお店も良いのですが、私は夜市の外にあるローカルの人が普段使いするようなお店の方が好きだったりします。
こちらのお店は饒河夜市の西ゲートを出て、右手方向に行ったところにあるお店です。
ここの炒米粉は安くて美味しいです。
こちらのお店の向かいにはたこ焼き・お好み焼きのお店があります。たこ焼きとお好み焼きもなかなか美味しいです。
司機俱樂部
饒河夜市の場外にある、雞肉飯が美味しいおすすめのお店です。
饒河夜市の中に入っているお店の雞肉飯や魯肉飯よりも、こちらのお店で食べるものの方が美味しいと感じています。
夜市で食べ歩きした後のシメにおすすめのお店です。
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沈家香菇肉粥
こちらも饒河夜市のすぐ側にあるお店です。
豚肉と椎茸入りのお粥(雑炊)や揚げ物が美味しいお店です。
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饒河街夜市(ラオハー夜市)へのアクセス
MRT松山新店線・松山駅からのアクセスが便利です。
5番出口を上がると右手側に松山慈祐宮があり、そのすぐ側に夜市への入り口(東ゲート)があります。
一番はじめに紹介した胡椒餅のお店が入り口のすぐ側にあり、夕方になると既に長い列ができているので、すぐにわかると思います。
夜市の側にある河川敷公園でのんびりすることもできる
饒河街夜市のすぐ近くに河川敷があります。
ちょっとした憩いの場になっていて、ジョギングをしたり、バスケットボールをしたり、散歩をしている人がたくさんいます。
川はお世辞にも綺麗とは言えませんが、河川敷には「LOVEオブジェ」に似たようなオブジェがあり、ちょっとした撮影スポットになっています。
興味がある方はついでに立ち寄ってみてください。
河川敷へのアクセス方法
河川敷は夜市から見て北側にあり、松山駅から夜市のゲートにアクセスした場合、夜市のメインストリートから見て右手側に歩いて行くと到着します。
夜市を歩いていくと右手側に小道があるので、その道に沿って歩いていくと河川敷を見つけることができます。
夜市近くにあるシティリンクは便利スポット
MRT松山駅の他に、台湾鉄道(台鐵)の松山駅が夜市のすぐ側にあります。
上の画像のようにとても綺麗な駅で、CITY LINK(シティリンク)と呼ばれるショッピングモールが入っています。
お手洗いに行きたい場合は、夜市に行く前にこちらで済ませておくことをおすすめします。
まとめ
他にもピザのお店、デザートのお店、韓国料理のお店、小籠包のお店など、紹介しきれていないお店がまだまだたくさんありますが、私が実際に食べてみて、美味しかったと感じたお店を中心に紹介してみました。
饒河を訪れる時の参考になれば嬉しいです。
♥ミシュランガイド台北2018・ビブグルマンに選ばれたお店はこちら↓↓↓
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♥寧夏夜市もおすすめです↓↓↓
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