台湾旅行中、
「バスに乗りたいけど、よくわからない」
…と不安に感じていませんか?
私自身、台北で暮らしはじめた当初はバスの乗り方がよくわからず戸惑うことが多々ありました。
でも、ちょっとした注意点さえ理解しておけば心配ありません。
この記事では台湾の中でも台北にフォーカスし、バスの乗り方や支払い方法、注意点について紹介します。
台湾でバスに乗る時の事前準備
台湾でバスに乗る前に、まず悠遊カードをゲットしましょう。
悠遊カードがあれば、キャッシュレスで台湾の公共交通機関に乗車できる上、バスとMRTを乗り継いだ時などに運賃割引を受けることができます。
また、台湾のなかでも、バス料金の支払いはICカードでしか受けつけていない都市もあるので、交通系ICカードは台湾旅行に必須です。
台北の市バス運賃と区分
市バスのほか、中距離や長距離バスなどがありますが、ここで取り上げるものは公車(gōngchē)と呼ばれる市が管轄するバスになります。
台北の市バスの運賃制度を理解する上で、キーワードとなるのが、
- 一段票
- 兩段票
…いう言葉。
同一路線であっても、どこで乗車してどこで降車するのかにより運賃が変わり、
- 一段票=NT$15
- 兩段票=NT$30
- 三段票=NT$45
…という運賃区分に分類されます。
台北市内で言えば、一段票または兩段票というケースがほとんどで、三段票以上はあまりないので、基本的にバスの運賃はNT$15またはNT$30というイメージです。
上記で紹介した一段票や兩段票の料金は台北で適用されている価格になります。高雄など他の都市は異なるので注意してください。
台北のバス停
色々なバス停がありますが、電光掲示板が設置されているバス停が増えてきています。(小さなバス停の場合、電光表示板がないケースもあります)
電光掲示板で、各バスの到着予定時間をチェックすることができます。
こちらもバス停。
バスの乗り方と乗車時の注意事項
バスの乗り方や乗車時&降車時の注意ポイントについて解説します。
①乗車時は手を上げて止める
乗りたいバスがバス停に近づいて来たら、手を上げて意思表示をします。
日本のバスとは異なり、手を上げてドライバーに合図を送らないと、バスがスルーしてしまいます。
しっかりと手を上げて、「乗る」という意思表示をするようにしてください。
バス停で待っている時に自分が乗りたいバスが見えたら、できるだけ早い段階で手を上げて、バスの運転手さんに「乗ります!」という意思表示をした方が確実です。
ギリギリで手を上げると、運転手さんが気づかずにバスが素通りしてしまうことがあります。
②乗車時と降車時にICカードをカードリーダーにかざす
台北において、以前はバス車内にある「上車収費」「下車収費」という表示に応じて、乗車時、降車時、または乗車時と降車時の両方、ICカードをカードリーダーにかざして支払いをする方式になっていました。
2019年7月以降は、乗車時と降車時の両方カードリーダーにICカードをかざすというルールに変更されています。
乗車時と降車時にカードをかざさないと、台北メトロとバスを1時間以内に乗り継いだ時の悠遊カードの割引制度が適用されなくなってしまうので注意してください。
バス降車時の注意事項
降りる前に必ずブザー(下車鈴)を鳴らしてください。
ブザーを押さないと、そのバス停で乗車する人や他に下車する人がいない場合、バスが止まらずに次のバス停に向かってしまいます。
また、まれに降車する時に原付がバスを横切って走り抜けていくことがあるので、周囲の安全を確認をしながら降りるように気をつけてください。
台北のバス路線図や料金の調べ方
「台北の市バスの路線図が見たい!」
全体像を把握するために、このように感じることは当然のことです。
台北&新北市のバス公式サイト、大臺北公車で、バス番号別に路線図を確認することはできますが、正直なところ大臺北公車のサイトは使い勝手があまり良くないです。
そもそも、路線図全体が見たいというよりも、目的地に行くために「何番のバスに乗るべき?」ということを知りたいというケースが大半だと思います。
そんな時に一番簡単な方法はグーグルマップのルート検索。
旅行者は、グーグルマップのルート検索機能を使って、調べる形が一番わかりやすいです。
また、台北でバスに乗ることが多い場合は、Bus Tracker Taipeiという台湾のバスアプリを活用すると便利です。
バスアプリの使い方は以下の記事で詳しく説明しています。
バスアプリの詳細はこちら
上記の記事のなかで、バス料金の調べ方についても解説しています。
台北のバス利用に関するよくある質問【Q&A】
旅行中に無理してバスに乗る必要がない理由
台湾に住んでいる時は、
「バスって便利!」
「バスを使えばどこにも行ける」
…と感じていたのですが、旅行者として台湾を訪問する立場になって、台湾のバスに対する考え方が大きく変わりました。
- 短期観光日程の場合、少しの時間も無駄にしたくない
- スーツケースを引っ張りながら移動するのは面倒
…と思うことが増え、「車移動したい!」と強く感じるようになりました。
その結果、現在はUberを頻繁に利用しています。
台北の場合、バスもMRTも路線によって非常に混んでいることがあり、大きなスーツケースを持って車両に乗り込むには周りの乗客の迷惑になると感じることがあり、スーツケースを持っている時の移動はほぼUberにしています。
台北MRTの路線で言うと、板南線(ブルーライン)に乗る時や台北駅周辺の路線は混んでいることが多く、乗車がキツイな…と感じるので、Uberを積極的に使っています。
また、バスに乗り慣れていない場合は、バスの路線を調べたり、乗り方自体に戸惑うことが多いと思うので、Uberを手配して目的地まで直行する方がずっと楽です。
…ということで、旅行者の場合、無理してバスに乗る必要はなく、どんどんUberを利用することをおすすめします。
Uberの使い方はこちら
まとめ
本記事では台北のバスの乗り方について紹介しましたが、他の都市でも基本的には同じで、悠遊カードなどのICカードを所持していれば、支払いなどで困ることはないので安心してください。
またケースバイケースで、バスとUberを併用する形がおすすめです。
以上、台北でバスに乗る方法についての紹介でした!