台北観光に便利な公共交通機関と言えば、台北メトロ(MRT)。
地下鉄のような乗り物で、駅構内や車内は非常に清潔である上、安心して利用することができます。
台北の市バスとは異なり、あまり迷うことのない乗り物ですが、それでも事前に抑えておいた方が良いポイントがあります。
この記事では台北の地下鉄(MRT)の切符購入方法と乗り方に加え、利用時の注意事項など、ポイントをピックアップして紹介します。
目次
台北の地下鉄(メトロ・MRT)とは?
台北の地下鉄は台北メトロ、英語でMRTと表記されます。
MRTはMass Rapid Transit (高速輸送)を意味し、中国語では捷運(jié yùn、ジエユン)と呼ばれています。
台北市と新台北市の主要エリアを網羅する電車で、基本的には地下を走る形になっていますが、一部地上に駅があるというケースもあります。
MRTの路線
2022年12月現在、台北メトロ(MRT)には以下の路線があります。
- 文湖線(Wenhu Line)
- 淡水信義線(Tamsui-Xinyi Line)
- 松山新店線(Songshan-Xindian Line)
- 中和新蘆線(Zhonghe-Xinlu Line)
- 板南線(Bannan Line)
- 環状線(Circular Line)
環状線は新しい路線で、2020年1月19日から試乗が開始しています。
今後工事が続けられ、最終的にサークル状の環状線になる予定となっています。
路線図
路線図を確認したい時は台北メトロ(MRT)を運営する台北大衆捷運股份有限公司(Taipei Rapid Transit Corporation)の公式サイト利用が便利です。
ウェブサイトは日本語対応しています。
公式サイトでは路線図の他、運賃、所要時間、乗車券などについて確認できます。
台北メトロ(MRT)の全体像や運賃詳細などを調べたい時に活用してみてください。
台北メトロ(MRT)に乗車するには…
- 悠遊カードなど台湾の交通系ICカードを利用する
- トークン(片道切符)を購入する
旅行者の方はパスを使う方法もありますが、一般的には上記2つの方法が主流です。
台北メトロに乗車する時に便利なカード

台湾旅行中に台北メトロ(MRT)をはじめ、台湾の公共交通機関を何度か利用する予定があれば、悠遊カード(ヨウヨウカー・イージーカード)などのカードを購入することをおすすめします。
公共交通機関をキャッシュレスで利用でき、とても便利です。
悠遊カード以外には、電子マネーカードのiPASSなども台湾の公共交通機関で利用できます。
交通系ICカードや電子マネーカードは、台湾現地で購入することができますが、現地オプショナルツアーを販売するKLOOKを利用すると、日本出発前に予約購入し、台湾の空港で受け取ることができます。
また、KLOOKには悠遊カードとプリペイドSIMカードを一緒に受け取ることができるプランもあり便利です。
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台北地下鉄の切符(トークン)の買い方

ここからは、台北メトロの券売機を使って、トークンを購入する方法について紹介します。
各駅に設置されている券売機では、片道切符のトークンの購入のほか、加值(Top-up)という表示がある券売機では、悠遊カード(イージーカード)のチャージも可能です。
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トークン(片道切符)の購入の流れ
台北メトロ(MRT)の乗車は、割引が適用される交通系ICカードや電子マネー利用が断然おすすめではあるものの、トークン(片道切符)の利用だけがしたいという方のために、トークンの購入方法について紹介します。

「Please Touch Screen」という表示があるので、画面をタッチします。
ステップ①:運賃と人数を選択

目的地に行くまでに必要な運賃とトークン(片道切符)の枚数を選択します。
運賃については、券売機の近くにある台北メトロ(MRT)の路線図で確認できます。
ステップ②:コインまたは紙幣を投入

コインまたは紙幣を投入します。
ステップ③:トークン(片道切符)を取る

現金を投入すると、受取口にトークン(片道切符)が出てきます。
トークンやお釣りを受け取って、チケット購入が完了です。
台北地下鉄(メトロ・MRT)の乗り方

入場する時・退場する時共に、改札を通過する時は緑の矢印のマークがある改札機を利用します。
使えない場合は赤の✖️マークが表示されています。
入場する時

入場する時は各改札機にある上記のセンサーに悠遊カードなどのICカードまたはトークン(片道切符)をかざします。
「ピッ」となったらOKのサインで、改札機が開きます。
退場する時

退場する時は悠遊カード利用時とトークン(片道切符)利用時で少し異なります。
悠遊カードを利用する時は入場する時と同じように改札機にあるセンサーにカードをかざせばOKです。
トークン(片道切符)を利用している場合は「直接投入(Insert Token)」という表示があるところにトークンを入れれば改札口が開くようになっています。
プラットホーム

場所によって地上に駅が設置されているところもありますが、基本的には上記のような地下鉄の駅になっています。
上の画像は市政府駅のプラットホームです。

こちらは北門駅。

電車を待つ時はWaiting Lineの表示があるところに並びます。

こんな風にラインが引いてあるので、ラインに沿って並びます。

駅のプラットホームには上記のような電光掲示板があり、各電車の到着予定時間をチェックすることができます。
上記の画像にある表示からは、頂埔行きの電車の到着まで4分20秒、亞東醫院行きの電車の到着まで45秒ということがわかります。

台北メトロ(MRT)の車内です。
路線により車内のデザインが少し異なることがあります。
シートの一部に「博愛座(Priority Seat)」という表示がある座席があり、これは優先席にあたります。
上の画像で言うと濃いブルーの席が優先席になります。
台湾では優先席の使い方が日本とは異なりかなりきっちりとしているので、必要としない場合は空席だからと言って座るのではなく、普通の座席を探すようにした方がベターです。

車内では停車駅についてのアナウンスがありますが、ドア付近にある電光掲示板でも確認することができます。
どちらのドアが開くのかという情報も表示されます。
台北メトロ利用時の注意事項
最も注意すべきは…
飲食禁止
ということです。
日本的な感覚で思わずペットボトルの水を飲んでしまいそうになることがありますが、制限エリアで飲食をすると罰金対象となるため注意してください。
エレベーターに乗る時にも注意
もう一つの注意事項として、エスカレーターに乗る時は右側に並ぶということを覚えていた方が良いかもしれません。
急いでいる人のために左側を空けておくということが暗黙の了解になっています。
日本では地域により右側・左側とルールが異なりますが、台湾では右側になっています。
まとめ:台北のMRTは便利な乗り物
台北の市バスも非常に便利な乗り物ですが、慣れていないと戸惑うことがある一方、台北メトロ(MRT)については、非常にシンプルでわかりやすい公共交通機関であると言うことができます。
台北観光には欠かせない乗り物でもあるため、どんどん活用してみてください。
以上、台北の地下鉄、MRTの乗り方についての紹介でした!
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