桃園国際空港と台北駅を繋ぐ桃園MRT。
2017年3月に桃園MRTが開通して以来、空港から台北市内へのアクセスが非常に便利になりました。
この記事では、桃園空港MRTの乗車方法と事前に知っておくと便利な情報を画像付きで詳しく紹介します。
桃園国際空港から台北駅へのアクセスに便利なMRT
中国語で桃園機場捷運と呼ばれる桃園空港MRT。
エアポートラインの特急電車利用でわずか40分!
台湾の桃園市にある桃園国際空港と台北市にある台北駅を繋ぐ桃園空港MRT。
直達車というエアポートラインの特急列車を利用すれば、桃園国際空港から台北駅まで約40分(最短で36分)でアクセスすることができます。
ターミナル別の乗車時間
具体的には、
- 桃園空港ターミナル1→台北駅:36分
- 桃園空港ターミナル2→台北駅:39分
…の乗車時間になります。
各駅停車の電車(普通車)を利用すると空港駅から台北駅まで約50分かかるので、台北駅に直行する場合は直達車利用をおすすめします。
桃園空港MRT路線図と停車駅
桃園MRTの路線には、
- 直達車(エクスプレス)
- 普通車(コミューター)
…という2種類の電車があります。
空港と台北駅間を繋ぐエアポートラインの特急電車で、桃園空港第1ターミナルから台北駅は3駅、第2ターミナルから台北駅は4駅でアクセスできます。
各駅停車の電車で、台北市方面に加え、桃園市方面にもアクセスできます。
例えば、桃園空港から台中や高雄に向かう場合は、桃園MRTの普通車で高鐵桃園駅(高鉄桃園駅)まで行き、そこから新幹線に乗り換えることができます。
空港到着ホールからMRT駅までの行き方
第1ターミナル、第2ターミナルのどちらにも桃園空港MRTの駅がありますが、どちらのターミナルも到着ホールを出て、「捷運MRT」という案内表示がある方向に進んでいけばOKです。
ここでは第1ターミナルからのアクセス方法詳細について紹介します。
到着ゲートを出たら左に曲がり、南會面點(South Meeting Point)という表示がある方向に歩いて行きます。
つきあたりを左に曲がります。
MRTの表示に沿って、歩いていきます。
そのまま歩いて行くと…
エスカレーターとエレベーターがあるので、いずれかに乗って下の階にアクセスします。
こちらがエレベーター。
ここではエスカレーターを使用してみました。
エスカレーターで降りた先に…
桃園MRTのターミナル1駅があります。
このまま歩いた先に改札があります。
こちらはターミナル2のB2にある桃園MRTのターミナル1駅。
ターミナル2でも同じように、到着ホールから表示に沿って下の階にアクセスすると、桃園MRTの駅に到着します。
道のり自体はすごくシンプルなので、迷うことはないはずです。
桃園メトロの料金(運賃)
桃園国際空港駅から台北駅までの片道乗車運賃(定価)はNT$160。
ただし、2018年10月1日から全ての運賃に対しNT$10の割引が適用されているため、実質NT$150になっています。
桃園国際空港から台北駅まで直行した時の定価運賃は、特急列車も普通列車も同価格です。特急料金がかからないので、エクスプレス利用の方がお得です。
切符の種類
桃園空港MRT(桃園メトロ)に乗車する時は、
- 片道切符を購入する
- 悠遊カードなどの交通系ICカードや電子マネーを利用する
…の方法があります。
片道切符のトークンも悠遊カードも、桃園MRT駅の自動券売機で購入することができます。
トークンを購入する時は、「片道券販売」と表記された紫色の券売機、悠遊カードを購入したりチャージする場合は「ICカード販売/チャージ」の表記がある青色の券売機を使用します。
自動券売機は日本語表示が可能なので、日本語画面で購入を進めていくことができます。
片道切符(トークン)
桃園MRTの片道切符であるトークン。
海外オプショナルツアーを販売するKlookなどで桃園メトロの片道切符を手配すると、定価よりも少しだけお得に購入することができます。
Klook公式サイトで桃園メトロ割引チケットの詳細を見てみる
悠遊カード
桃園MRTは悠遊カードなどの交通系ICカードでも乗車できるので、トークンを購入することが手間だという場合は、悠遊カードを購入する方法もあります。
悠遊カードについても、Klookを利用すると、日本にいながらネットで手配ができ、台湾到着時に空港で受け取ることができます。
事前に手配ができる便利な方法です。
ただ、桃園MRTで悠遊カードを利用すると、運賃の割引はないので、その点に注意してください。割引価格で乗りたい時はKlookなどでトークンを購入する形になります。
桃園空港MRTの乗り方
「Touch Here」と書かれた所定の場所に悠遊カードやトークンをかざして入場します。
改札を出る時は、カードとトークンで少し違いがあります。
悠遊カードを使用する場合は、入場時と同じように「Touch Here」にカードをかざします。
トークンを使用する場合は「Insert Token」と書かれている部分の近くにある挿入口にトークンを入れて回収する形になっています。
行き先のホームに注意
桃園空港駅からMRTに乗る時は方向を間違えないように気をつけてください。
台北方面に向かう時は2番ホーム、中壢方面に向かう場合は1番ホームになります。
このように表示があるので、行き先と該当するホームを確認してみてください。
乗車前に直達車か普通車かを確認
上述したように、桃園空港MRTには特急電車と普通電車の2つがあります。
駅のホームに上記のように案内があるので、確認してから乗車するようにしてください。
駅員さんが「直達車(ズーダーチャー)!」と大きな声で案内しているケースもあります。
ちなみに、直達車はこのような紫色のラインが車体に入っています。
(広告用に別のデザインが施されていることもあるので、直達車の文字が見えないこともあります。)
こちらが普通車。
快速列車の車内。
桃園空港MRT利用時の注意事項
飲食禁止エリア(駅構内・車内など)での飲食は禁止されています。
ガムを噛むこともダメです。
違反すると罰金対象となるので、注意してください。
桃園空港MRTで台北→空港へ行く時に知っておくと便利な情報
ここからは、帰りも桃園空港MRT線(桃園メトロ)を利用する方への情報です。
桃園MRTの台北A1駅には、
- 台北メトロの台北駅
- 台北メトロの北門駅
…のどちらからも地下通路でアクセスできますが、北門駅からアクセスする方が近く道順もわかりやすいため、北門駅を起点にして桃園MRTの台北駅に行く形がおすすめです。
こちらはMRT北門駅の改札を出たところにある表示。
空港線への乗り換えの表示が至るところにあり、とてもわかりやすいです。
表示に従って歩いて行くと、空港駅に到着します。
特定のエアラインを利用する場合は、空港駅でインタウンチェックインをすることができます。
諸条件があるものの、対象のエアラインを利用する場合は台北駅でチェックイン手続きをすると身軽になり楽です。
空港まで特急に乗って行きたい方は、直達車の表示がある方面から電車に乗るようにしてください。
桃園空港MRTの始発&最終列車の確認
桃園空港MRT線の始発、最終列車の情報は桃園空港MRT公式サイト(日本語)で確認することができます。
また、路線図、乗り換え情報、乗車券の料金と種類などの情報も日本語で確認することができるので大変便利です。
台湾への到着便や日本への帰国便のフライトにより、始発や最終列車の時間が気になる方もいると思います。
公式サイトで事前に必要な情報を調べておくことで、桃園空港MRT線を利用することができるのか、タクシーの利用が良いのかなど、旅行の計画に役立つ情報を集めることができます。
まとめ:桃園空港と台北駅をつなぐ便利なエアポートライン
桃園MRT空港線の利用にあたり、直達車と普通車の違い、切符の購入場所など、事前に知っておくとその場で焦ったりすることなく、スムーズな旅ができます。
以上、桃園MRT空港線(桃園メトロ)を利用した台北へのアクセス方法と乗車券の購入方法についての紹介でした!