高雄の国立中山大学近くにある西子湾隧道。
日本統治時代に日本人によって作られたトンネルで、なかはキラキラとした装飾が施されています。
この記事では西子湾隧道の概要について紹介します。
西子湾隧道とは?
長さ260m、幅6メートル、高さ3.6mの西子湾隧道。
日本統治時代の1928年10月に完成したトンネルで、その建設は海野組が担いました。
何のために作られたトンネル?
哈瑪星エリアの湊町と寿海海水浴場(現在の西子湾海水浴場)間のアクセス向上を目的に作られたトンネルです。
1916年にオープンした寿海海水浴場には寿山公園を経由し山道を大回りして行く必要があり、海水浴場に行く時に不便なアクセスになっていました。
そこで直線的にアクセスできるようにしたものが西子湾隧道で、完成当時は寿山洞と呼ばれていました。
東側にあるトンネルの入口。
哈瑪星サイドにある入口になります。
西側にあるトンネルの入口。
西側の入口は国立中山大学の敷地に繋がっています。
防空壕があるトンネル
第二次世界大戦時、拡張工事を行いトンネル内に防空壕が設けられました。
ライトアップされた西子湾トンネル
西子湾隧道内には電飾があり、キラキラしています。
トンネル内のなかでも、ピンク系、青系、緑系とライトの色味が変わっていきます。
トンネルの端から端をゆっくり歩いても5分くらいの距離で、電飾の色の移り変わりを楽しみつつ、散策することができます。
ロケーション
住所:臨海二路與哨船街口
MRT西子湾駅またはライトレール哈瑪星駅から徒歩7分程度です。
注意事項
西子湾トンネルは徒歩または自転車でのみ通過が可能です。
原付バイクや車は立ち入りできないので注意してください。
まとめ
西子湾隧道からすぐの場所に国立中山大学、車で5分程度の場所に打狗英国領事館、車で10分の場所に寿山情人観景台があります。
哈瑪星エリアを観光する際に、時間に余裕があれば立ち寄る形がおすすめです。
以上、高雄の西子湾隧道についての紹介でした!