高雄にある国立中山大学。
海と山に囲まれた高雄の景勝地にあるそのキャンパスは、ちょっとしたリゾート地のような南国らしさ溢れる空間になっています。
この記事では国立中山大学について紹介します。
高雄の国立中山大学
1980年に設置された国立中山大学。
大学名の英語表記はNational Sun Yat-Sen University。
国立中山大学のキャンパスマップ
西子湾海水浴場がキャンパスに隣接し、背後は寿山の豊かな緑に囲まれている国立中山大学。
中央に行政大樓があり、理学院、社会科学院、工学院、海洋科学学院のほか、学生や教職員用の宿舎も敷地内にあります。
キャンパスからの風景。
海と椰子の木、リゾート感満載です。
正門近くにある夕焼け鑑賞スポット
国立中山大学の正門側は、綺麗な夕日を眺めることができるスポットになっています。
このエリアでは釣りをしている人が多く、のんびりした雰囲気があります。
高雄港から見える旗津の高雄灯台。
正門すぐそばには打狗英国領事館に繋がる階段があります。
タイムスリップできるトンネル
国立中山大学側と哈瑪星側を繋ぐトンネル(西子湾隧道)。
日本統治時代に作られたトンネルで、元々は湊町(現在の哈瑪星)側から西子湾海水浴場に近道できるように作られたものになります。
MRT西子湾駅やLRT哈瑪星駅から国立中山大学に歩いて行く時に利用するトンネルです。
360藝文空間
国立中山大学キャンパス内にある新しい見学スポットの360藝文空間(360 University House)。
長期に及ぶ修復工事を経て、2024年2月に式典を行い一般公開された施設になります。
元々の建物は日本統治時代に設置された高雄州観光館。
1935年に開催された台湾博覧会に際し、高雄市役所が建設した和風の建物がベースになっています。
第二次世界大戦中は日本軍に使われたほか、戦後は蒋介石が滞在する施設の蒋公行館として使用されました。
1989年に中山大学が管理を引き継ぎ、のちに西灣藝廊と命名、2004年には西子湾蒋介石行館として高雄市の市定古蹟に登録されました。
高雄州観光館として作られた際に、建物のなかに温泉入浴施設があり、修復の際には入浴施設も充実に復元されています。
360藝文空間(360 University House)は、展示スペースとして活用されていて、蒋介石の車も展示されています。
ロケーション
住所:高雄市鼓山區蓮海路70號
国立中山大学は最寄駅から徒歩でもアクセスできますが、20分程度歩きます。
また、キャンパス自体が広く、気温が高い夏場は熱中症に注意が必要なので、歩きよりも車利用をおすすめします。
車利用の場合、MRT西子湾駅やLRT哈瑪星駅から10分程度でアクセス可能です。
まとめ
自然溢れる環境でのんびりした雰囲気がある国立中山大学。
打狗英国領事館や西子湾の観光を予定している時に、ふらっと立ち寄る形がおすすめです。
以上、高雄にある国立中山大学についての紹介でした!