福州乾麺の有名店がある台北中正区の小南門。
この記事では御三家と言われる3大名店の福州乾麺を比較、それぞれの特徴について紹介します。
福州乾麺とは?
一般的に乾麺や乾拌麵と呼ばれる汁なし麺。
台湾では色々なお店で乾麺を食べることができますが、福州の冠が付く福州乾麺は一般的な乾麺とは一味違います。
福州乾麺は汁なし麺にネギのトッピング、そして各自好きなようにラー油や香醋、醤油、唐辛子などの調味料をかけて自分好みの味に調整するという食べ方をするところがその特徴です。
台湾と福州乾麺
中国の福州から台湾に渡ってきた人たちが、台北の小南門一帯に乾麺のお店を開き、そこから福州乾麺と呼ばれるようになったと言われています。
別名は傻瓜乾麵
福州乾麵は、別名で傻瓜乾麵とも呼ばれています。
傻瓜にはバカという意味があり、「バカでも簡単に作ることができる麺」ということから、傻瓜乾麺と呼ばれるようになった説が存在します。
あまり良い言葉ではないのですが、本来の意味としては、誰でも簡単に作れるくらいシンプルということになります。
小南門にある福州乾麺の御三家とは?
小南門で福州乾麺の御三家と言われるお店は、
- 樺林乾麵
- 中原福州乾麵
- 林家乾麵
…の3店です。
おすすめ①:樺林乾麵
御三家の中で一番美味しいと感じているお店が樺林乾麵。
麺はどちらかと言うと細麺で、太すぎず細すぎず、絶妙な太さと食感です。
付け合わせの唐辛子やソースがどれも美味しく、まとまりのある味になっています。
樺林乾麵のロケーション
住所:台北市中正區中華路一段91巷15號
おすすめ②:中原福州乾麵
中原福州乾麵も有名なお店です。
MRT小南門駅からアクセスする場合は中原福州乾麵が一番駅に近く、わかりやすい場所にあります。
中原福州乾麵の汁なし麺。
樺林乾麵ほどのツルツル感が麺にないものの、ソース類を混ぜて食べると、まずまず美味しいです。
各テーブル上にある調味料を好きなようにかけて食べます。
魚丸湯と呼ばれるスープ。
中にお肉が入っているフィッシュボールです。
中原福州乾麵のメニュー表。
中原福州乾麵はスープ系メニューが豊富です。
中原福州乾麵のロケーション
住所:台北市中正區延平南路164號
MRT小南門駅の1番出口から徒歩5分程度です。
定休日は日曜日です。
おすすめ③:林家乾麵
林家乾麺も非常に有名なお店で、口コミの数や知名度で言えば、この記事で紹介する3店の中で一番です。
上記で紹介したお店よりも、モチっとした太麺が特徴です。
乾麺に半熟卵を追加することもできます。
こちらは蛋包魚丸湯というスープ。
樺林乾麵や中原福州乾麵で提供されているスープとは異なり、林家乾麺のスープは干しエビの香りが強く、磯の香りが強い風味になっています。
調味料セット。
ソース類は上の樺林乾麵や中原福州乾麵よりも、かなり辛いことが特徴的です。
林家乾麺のメニュー。
樺林乾麵中原福州乾麵よりも、かなりシンプルなメニューになっています。
林家乾麵のロケーション
住所:台北市中正區泉州街11號
MRT小南門駅から徒歩11分程度です。少し距離があります。
また、中正記念堂駅からもアクセス可能ですが、徒歩で15分程度かかります。
定休日は月曜日です。
福州乾麵はどこが一番美味しい?
ダントツ1位のおすすめは樺林乾麵。
麺の食感の良さ、ソースの美味しさ、麺とソースの絡み、そこから生まれる味のハーモニーが最高です。
シンプルなのに美味しい、いやシンプルだからこそ美味しいんだ!と感じさせてくれる一品です。
まとめ
乾麺はどれも値段が安く、小腹が空いた時にペロっと食べることができるサイズ感なので、お店のハシゴも可能です。
興味があるお店があれば、ぜひ足を運んでみてください。
また、モチモチ系の麺類が好みの方はMRT忠孝敦化駅付近にある宜品福州乾拌麵というお店もおすすめです。
台湾の乾麺を自宅で作りたい時は、KiKiの麺をお土産に買うことをおすすめします。
簡単に作れて、すごく美味しいです。