B級グルメが豊富な台湾ローカルグルメの中でも一番人気と言えるものが魯肉飯。
日本円にしてわずか100円ちょっとで極上の味を楽しむことができる、まさにB級グルメの王様です。
この記事では、台北にある有名店の中から私自身が美味しい！と思うお店をピックアップして紹介します。
目次
台湾の魯肉飯（ルーローハン・ルーローファン）とは？
「そもそも、魯肉飯って何？」
こんな疑問を抱える方もいると思います。
魯肉飯は細かく刻んだ脂身の多い豚肉を甘い煮汁でコトコト煮込み、それをご飯にかけた丼モノです。
日本人の口に良く合う味付けのため、台湾を訪れる日本人旅行者に人気のローカルグルメになっています。
魯肉飯と滷肉飯
台湾の街をを歩いていると…
魯肉飯 と 滷肉飯
こんな2種類の表記を目にすることがあると思います。
どちらも同じルーローハンを意味しますが、本来の「煮込む」という意味に即したものは滷肉飯になります。
しかしながら、魯肉飯という表記も非常によく使われているのが実情です。
また、滷肉飯に類似したものとして肉燥飯があり、肉燥飯は台湾南部でよく見かける料理です。
ルーローハンとルーローファン、読み方はどっち？
魯肉飯（滷肉飯）は中国語で、lǔ ròu fànと発音します。
カタカナ発音に直すと、ルーローファン。
日本人の間ではルーローハンと呼ばれることもよくありますが、中国語の「飯」の発音がfではじまるため、ルーローファンと言った方がより正確な発音になります。
台北でルーローハンが美味しいおすすめのお店
台北を訪れる旅行者の方に利用しやすいロケーションにあり、魯肉飯（ルーローハン・ルーローファン）が美味しいおすすめのお店は以下の3つ。
- 黃記魯肉飯（最寄駅：MRT中山國小駅）
- 金鋒魯肉飯（最寄駅：MRT中正紀念堂駅）
- 富霸王豬腳（最寄駅：MRT松江南京駅）
どれも有名なお店です。
なお、この記事では上記の3店舗に加え、以下のお店についても紹介しています。
- 台北橋頭魯肉飯（最寄駅：MRT大橋頭駅）
- My灶（最寄駅：MRT松江南京駅）
- 今大魯肉飯（最寄駅：MRT菜寮駅）
- 三元號（MRT中山駅）
- 原味滷肉飯（最寄駅：MRT北門駅）
- 鬍鬚張
①黃記魯肉飯
これまでに食べた中で一番美味しい！と感じているお店が黃記魯肉飯。
旅行者にも人気ですが、以下に紹介する金鋒魯肉飯ほど観光客が多くなく、地元の人がたくさんいるお店です。
ビブグルマンなどには認定されていないものの、ミシュランガイドで「台北のグルメ」の1つとして黄記の魯肉飯が紹介されています。
魯肉飯にも色々あり、脂身が多めのガッツリ系のもの、脂身がほどほどに入っているバランスの良いものがあります。
黃記魯肉飯は脂身がほどほどに入っているタイプの魯肉飯（ルーローハン・ルーローファン）で、
滷肉が油っぽすぎず、甘すぎず、絶妙
…という特徴があります。
ご飯もしっかり立っていて、ちょうど良い歯ごたえである点もおすすめポイントです。
味のバランスが良く、その美味しさにちょっとした感動を覚えます。
黃記魯肉飯の店内で食べる場合は、各テーブルにある注文票に記入の上、お店の人に渡して注文します。
上記の画像にあるものは、左上にある魯肉飯から時計周りに、滷蛋（卵）、燙豆芽菜（もやし）、焢肉飯（コンローファン）、貢丸湯（肉団子スープ）になります
黃記魯肉飯のロケーション
住所：台北市中山區中山北路二段183巷28號
最寄駅はMRT中山國小駅。
月曜日が定休日になっています。
②金峰魯肉飯
観光客の数が圧倒的に多い有名店と言えば、金峰魯肉飯。
お店の前に長い行列がよくできていますが、回転率は良く意外とすんなりと席に着くことができます。
お客さんの数が多いので強制的に相席になります。
一般的な魯肉飯（ルーローハン・ルーローファン）と比較して、値段の割に少し量が少ないという印象です。
スープも野菜も全体的に少なめです。
ただ、あっさり味でさらっと食べやすいという点でおすすめです。
金峰魯肉飯のロケーション
住所：台北市中正區羅斯福路一段10號
最寄駅はMRT中正紀念堂駅。
夜遅くまで営業しているので、夜中にお腹が空いた時にも使えます。
中正紀念堂を観光する予定があれば、立ち寄ってみても良いお店です。
③富霸王豬腳
渡辺直美さんがおすすめしていたこともある富霸王豬腳。
金鋒魯肉飯のように大行列ができる人気店です。
店名に「豬腳」とあるように豚足が美味しいということで有名なお店ですが、看板メニューの豚足よりも魯肉飯（ルーローハン・ルーローファン）の方が美味しい！と感じています。
これはある土曜日の開店10分前に撮影した画像です。
既に長蛇の列ができています。
富霸王豬腳はいつもこんな感じで混み合っています。
ちなみに、行列には2種類あります。
- お店のすぐ前にできている行列：店内で食べる人たち
- お店の対面にできている行列：お持ち帰りにする人たち
お持ち帰りする時はお店の前にある整理券発行機から整理券をとる必要があります。
店内で食事をする場合は手前の列に並びます。
黃記魯肉飯同様に滷肉がクド過ぎず、お米もしっかり立ち、かなり美味しい魯肉飯です。
スープや燙青菜も美味しいです。
看板メニューの豚足。
豚足については少し油っぽい…という印象です。
私は胃が弱くて油っぽいものが苦手なので、魯肉飯だけで十分満足でした。
ただし、「看板メニューの豚足を食べてみたい！」という方は注文してみてください。
富霸王豬腳のロケーション
住所：台北市中山區南京東路二段115巷20號
最寄駅はMRT松江南京駅。
定休日は日曜日と月曜日。
富霸王豬腳に初めて行った時、あまりの行列の長さに泣く泣く諦めた経験があります。
金鋒魯肉飯と同様に並ぶことを覚悟の上、お店に足を運ぶことをおすすめします。
ルーローハンが美味しいその他のお店
ここからは、上記で紹介したお店以外に「ここも美味しいよ！」というお店をピックアップして紹介します。
問屋街の迪化街（ディーホアジェ）など、観光スポットの中や周辺にあるお店を中心に選んでいるので、観光ついでに立ち寄ってみてください。
台北橋頭魯肉飯
MRT大橋頭駅のすぐ近く、延三夜市の中にある台北橋頭魯肉飯。
台北橋頭魯肉飯の魯肉飯はあっさり味で、さらっと食べることができる軽さがあります。
ただし、お店の人気メニューは割包と焢肉飯。
焢肉飯のトロトロになるまで煮込まれた豚肉が最高に美味しいです。
台湾式ハンバーガーの割包も豚肉のホロホロ感を堪能できるイチオシの一品です。
台北橋頭魯肉飯の詳細はこちら
my灶
ミシュランガイド台北2018のビブグルマンに認定された台湾料理のお店のMy灶。
目玉はその高級魯肉飯。
相場よりも高めの価格に設定されたMy灶の魯肉飯には、どこか品の良さがあります
My灶の詳細はこちら
今大魯肉飯
台北市内ではなく新台北市にあるお店ですが、とても有名なお店であるため紹介します。
ローカルの人が行列を作る名店の今大魯肉飯。
ガッツリ系の味つけで、滷肉に脂身がかなり多く使われているところが特徴です。
ボリューム感満点の魯肉飯が食べたい時におすすめのお店になります。
今大魯肉飯の詳細はこちら
三元號
寧夏夜市がある圓環エリアにある老舗の三元號。
そぼろタイプ＆汁だくの滷肉でこのあたりが好き嫌いが分かれるかもしれません。
ただし、歴史ある有名なお店で地元の人に支持されています。
三元號はフカヒレスープや皮蛋（ピータン）豆腐も美味しいので、一緒に注文してみてください。
三元號については下記の記事の中で紹介しています。
原味魯肉飯
孤独のグルメ台湾出張編で紹介された原味魯肉飯。
迪化街の中心、永楽市場の近くにあり、観光ついでに立ち寄りやすいロケーションにあるお店としておすすめです。
魯肉飯のほか、絶品下水湯もおすすめです。
原味魯肉飯の詳細はこちら
原味魯肉飯の近くにもう一つ、魯肉飯（ルーローハン・ルーローファン）が美味しい台南虱目魚粥というお店があります。
店名にある虱目魚はサバヒーという魚で、お粥料理などによく使われています。
メインの料理は魚ですが、魯肉飯（ルーローハン・ルーローファン）も美味しいです。
脂身の割合が多く、甘めでこってりした味が好きな方におすすめすることができる魯肉飯（ルーローハン・ルーローファン）です。
メニュー表では魯肉飯ではなく肉燥飯という表記になっています。
迪化街の詳細はこちら
鬍鬚張（FORMOSA CHANG）
ヒゲのおじさんでおなじみの鬍鬚張も有名です。
フランチャイズ展開をしていて、色々なところにお店があることから、見つけやすいお店です。
ヒゲのおじさんの魯肉飯はこんな感じです。
一般的なお店と比較すると、少しだけ価格が高めに設定されています。
雞肉飯もあります。
鬍鬚張の魯肉飯に関しては可もなく不可もなく標準的であるため、美味しい魯肉飯（ルーローハン・ルーローファン）ということにこだわるのであれば、上記で紹介したおすすめのお店に足を運ぶ方が間違いがありません。
まとめ：台湾にはルーロー飯が美味しいお店がたくさんある
台湾には魯肉飯（ルーローハン・ルーローファン）を販売するお店が非常にたくさんあるため、ふらっと入ったお店のものが「美味しい！」ということもよくあります。
本記事では旅行者の方も使いやすいという観点から、おすすめのお店をピックアップして紹介してみました。
以上、台北のおすすめ魯肉飯（ルーローハン・ルーローファン）のお店についての紹介でした！
台北観光モデルコースの詳細はこちら
台湾グルメ特集はこちら
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