高雄にある打狗英国領事館。
かつて英国領事館と領事公邸があった場所で、その旧公邸ではアフタヌーンティーを楽しむことができます。
この記事では打狗英国領事館の概要とアフタヌーンティーについて紹介します。
丘の上にある旧領事公邸
山の下にある旧領事館エリアから石段を登った高台にある建物が旧領事公邸になり、ここからは高雄港と国立中山大学側に広がる海を一望することができます。
打狗英国領事館の入場料
打狗英国領事館のチケットカウンター。
一般のチケット料金はNT$99。
NT$99のなかにNT$30の割引券がついていて、打狗英国領事館内で利用することができます。(アフタヌーンティーに利用できます)
なお、Klook経由でチケットをオンライン購入すると、割引価格でお得です。
ローズハウスで楽しむアフタヌーンティー
アフタヌーンティーを楽しむことができる古典玫瑰園(ローズハウス)。
屋外と屋内の座席があり、好きな方を選ぶことができます。
ローズハウスのメニュー
アフタヌーンティーのメニュー。
価格は2人分のセットでNT$729、1人分のセットでNT$629になります。
アフタヌーンティーには入場券についている割引券が利用できますが、2人分のセットを注文しても、利用できる割引券は1枚のみになっています。(=NT$30の割引のみ)
ステーキやローストチキンのメニュー。
水果茶(フルーツティー)やミルクティーのメニュー。
上記のほか、紅茶やコーヒーのメニューがあります。
アフタヌーンティーの味
ローズハウスのアフタヌーンティーセット。
サンドイッチなどの軽食。
スコーンとローズジャム、本日のデザートのクレームブリュレ。
ケーキとゼリー。
水果茶。
水果茶はホットまたはアイスを選択できるほか、甘さも調整可能です。
半糖で注文してみましたが、それでもかなり甘かったので、甘み控えめが好みの場合は微糖で注文しても良いかもしれません。
アフタヌーンティーはおすすめ?
打狗英国領事館にはアフタヌーンティーを楽しみにして足を運ぶ人が多いと思うので正直に書きますが、率直な意見としては、あまりおすすめではありません。
軽食もデザートも美味しいとは思えませんでした。
飲み物に関しては、水果茶とカフェラテを試してみましたが、カフェラテも「うーん…」となってしまうようなクオリティで、許容範囲だったのは水果茶だけでした。
そのため、ガッツリ食事をしたり、アフタヌーンティーセットを選ぶよりも、ちょっと休憩がてらお茶するくらいの利用がおすすめです。
また、景色を楽しみながら過ごす場所と割り切るのであれば良い場所です。
打狗英国領事館の展示物
ここからは打狗英国領事館にある展示物について簡単に紹介します。
上記画像は麓の部分にある旧領事館エリア。
打狗英国領事館の入口ゲートに足を踏み入れると、蝋人形たちが目に入ります。
建物のなかには、英国領事と清国官僚が交渉している様子を表した蝋人形が展示されています。
山の下にある旧領事館から、山の上にある旧領事官邸に繋がる石段。
台湾における初代副領事のロバート・スウィンホー。
淡水にあったイギリス領事館から高雄(当時の打狗)に派遣された人物になります。
博物学者でもあったことから、生物探索をしているロバート・スウィンホーの蝋人形が石段の途中に展示されています。
旧官邸エリアにも展示スペースがあり、アフタヌーンティーについての紹介やティーセットなどの展示物があります。
2つある打狗英国領事館の出入口
打狗英国領事館の出入口は、山の上と山の下の2ヶ所あります。
上記画像は山の上にある出入口。
山の上にある出口から一旦外に出る場合、近くにいるスタッフの人が再入場するか聞いてくれるので、戻りたい場合は手にスタンプを押してもらいます。
このスタンプがない場合、外に出ると再入場できなくなってしまうので気をつけてください。
こちらは国立中山大学寄りにあるもう1つの階段。
こんな形で打狗英国領事館に繋がっています。
打狗英国領事館のロケーション
住所:高雄市鼓山區蓮海路20號
打狗英国領事館は水曜日が休館日となっているので、注意してください。(2024年5月現在)
アクセス方法
MRT西子湾駅から車利用がおすすめです。
行きは駁二アート特区から打狗英国領事館まで、帰りは打狗英国領事館からMRT西子湾駅までUber(UberTAXI)利用したところ、それぞれNT$130とNT$90でした。
MRT西子湾駅から打狗英国領事館までは車で5分程度で、タクシーやUberを利用してもすごく安いので、車利用が一番おすすめです。
バス利用の場合、MRT西子湾駅周辺から99番や橙1のバスが利用できます。
乗車時間は約10分。
距離的に歩くことも可能ですが、結構歩くことになること、打狗英国領事館に着いてから階段を登るなど体力を使うので、駅から打狗英国領事館までは体力温存の意味も込めて、できるだけ楽な方法でアクセスすることをおすすめします。(特に夏場の暑い時は車利用を強くおすすめします)
まとめ
展示物に関しては、「もう少し充実していたらいいのにな…」と感じるくらい、少なめの印象です。
そのため、歴史を学ぶという面についてはやや物足りない感がありますが、お茶を飲みながら、高雄の風景を楽しむ場所としてはおすすめです。
アフタヌーンティーに関しては品質を求めて行くとガッカリしてしまうかもしれないので、「お茶を飲んでリラックスする」というスタンスで行くと楽しめると思います。
以上、打狗英国領事館についての紹介でした!