新北市に位置する三重駅。
桃園MRTと台北MRT中和新蘆線(オレンジライン)の2路線が乗り入れる駅で、三重駅経由で桃園国際空港と台北市内を移動することが可能です。
この記事では、三重駅を利用して空港⇔台北市内を移動するルートについて紹介します。
新北市にある三重駅
桃園MRT利用で桃園空港から台北市内にアクセスする場合、A12のターミナル1駅またはA13のターミナル2駅からA1の台北駅に特急電車で直行する形が一般です。
本記事で紹介する内容は、ピンクで色づけしている三重駅を利用する移動ルートになります。
桃園MRT台北駅の1つ隣に位置する三重駅。
特急電車の直達車ではなく、普通電車のみが停車する駅になります。
台北MRTの路線図で見た時の三重駅の位置がこちら。
中和新蘆線(オレンジライン)の駅で、台北観光スポットの1つである迪化街の近くにあるMRT大橋頭駅から3駅の場所にあります。
桃園MRTの台北駅ではなく三重駅を利用する意味とは?
桃園MRTの台北駅は、台北MRTの台北駅や高鐵や台鐵の台北駅から少し離れた場所に位置しています。
台北MRTの北門駅寄りの場所にあるため、桃園MRTの台北駅から台北MRTの台北駅に乗り換える場合、結構な距離を歩くことになります。
一方、桃園MRTの三重駅と台北MRTの三重駅は非常に近い場所にあり、歩く距離が短く乗り継ぎがスムーズです。
例えば、大橋頭駅、民権西路駅、行天宮駅など、台北MRTのオレンジライン沿いの駅に滞在する予定がある場合、空港と台北市内の移動ルートで三重駅を起点にする方法も一案であるということが本記事の主題になります。
三重駅経由で台北市内→桃園空港へ移動する乗り換えルート
ここでは、台北市内→桃園国際空港に向かう乗り換えルートについて紹介します。
忠孝新生駅から台北MRTに乗車してみました。
忠孝新生駅から8駅目に三重駅があります。
乗車時間は16分程度です。
台北MRT三重駅の改札を出て…
「桃園機場捷運(Taoyuan Airport MRT)」の案内表示に沿って進みます。
エスカレーターで上にのぼると…
前方に桃園MRTの乗り場が見えてきます。
こちらが駅の地上エリア。
桃園MRTの三重駅。
エスカレーターで上がると、改札口があります。
桃園MRT三重駅のプラットフォーム。
桃園国際空港があるのは中壢方面になります。
三重駅は各駅停車の普通電車のみが停車する駅になるため、普通車(コミューター)に乗車します。
そのまま桃園国際空港まで行くこともできますが、ここでは三重駅の1つ隣にある新北産業園区駅で下車して、特急電車に乗り換えてみました。
こちらが新北産業園区駅のプラットフォーム。
直達車と普通車の乗り場があるので、直達車の方面で電車を待ちます。
新北産業園区駅から桃園国際空港までは、ターミナル1駅まで2駅、ターミナル2駅まで3駅になります。
直達車で空港まで30分ちょっとでアクセスできます。
総評:三重駅の利用は便利?
今回、忠孝新生駅→三重駅→新北産業園区駅→桃園国際空港ターミナル駅という形で移動してみましたが、動線自体はスムーズで非常にわかりやすいと感じました。
- 直達車に乗るために三重駅から新北産業園区駅の乗り換えがやや面倒
- 桃園MRTの台北駅から乗車する人が多いことから新北産業園区駅で乗車した時に座席に座ることができなかった
…という点がデメリットであると感じましたが、台北MRTの台北駅から桃園MRTの台北駅まで歩く時と比較すると楽…という印象です。
逆に、桃園国際空港駅→新北産業園区駅→三重駅→台北MRTに乗り換えという流れで、空港方面からアクセスする場合は、空港駅から座ることができることが多いと思うので、この場合は三重駅→空港までの移動よりも楽かもしれないと感じました。
結論としては、メリット&デメリットあるものの、滞在場所の最寄駅などケースバイケースで台北駅を使わず三重駅の利用を考慮することも一案だと言えます。
以上、三重駅を利用して空港⇔台北市内を移動するルートについての紹介でした!