丸い形をした白色のお菓子、Putu Piring(プトゥピリン)。
マレーシアの夜市などで販売されていることが多い、シンプルな材料を使ったマレー伝統のお菓子になります。
Putu Piring(プトゥピリン)とは?
米粉をベースにしたPutu Piring(プトゥピリン)。
グラマラッカ(ココナッツパームシュガー)をフィリングとして生地に加え、ココナッツフレークをふりかけて蒸して作られるお菓子になります。
米粉の生地には、パンダンリーフで香りづけします。
プトゥピリンは台湾の夜市で目にする状元糕という蒸し菓子に似たところがありますが、パンダンを使うところは南洋らしいユニークな特徴になります。
Putu Piringの意味
- Putu:小麦粉やお米を使った食べ物(タミール語)
- Piring:皿(マレー語)
…というタミール語とマレー語の単語を組み合わせた言葉で、米粉を使い、お皿のように丸い形状に作られるPutu Piringの素材と形状から名づけられた名称になります。
同じようなお菓子はシンガポールやインドネシアにもあります。
Putu Piring(プトゥピリン)の作り方
露店で販売されていることが多いプトゥピリンは、お店の人がその場で作っていることがほとんどで、調理プロセスを見ることができます。
まず、米粉ベースの生地を型に入れ、そのなかにグラマラッカを入れます。
上記画像のブラウンカラーのものがグラマラッカになります。
グラマラッカをフィリングとして入れた上に、米粉ベースの生地を加えてカバーします。
蒸し器に布を入れ…
生地を入れた型を配置し、熱を加えます。
途中でココナッツフレークを加え、さらに蒸したら完成です。
バナナの葉の上に置いて提供する形が伝統スタイルですが、お店によってバナナリーフを使わず、プラスティックの容器を使っていることもあります。
プトゥピリンはマレーシアのどこで買える?
グラマラッカが有名なマラッカには、行列ができる有名なお店がありますが、Putu Piring(プトゥピリン)自体は、マレーシアの色々な場所で購入できます。
観光客の人に便利な購入場所は、クアラルンプールのアロー通り。
アロー通りの一角で、プトゥピリンを販売しているお店があり、手軽に購入することができるスポットとしておすすめです。
以上、マレーシアのPutu Piring(プトゥピリン)についての紹介でした!