古い建物を改築したおしゃれなリノベショップが増えているクアラルンプールのチャイナタウン。
流行りのリノベスタイルではなく、本物のアンティークがあり歴史を肌で感じることができるオールドチャイナカフェというお店があります。
この記事ではオールドチャイナカフェの詳細&メニューについて紹介します。
マレーシアのオールドチャイナカフェとは?
ニョニャ料理を提供するお店として有名で、ガイドブックに取り上げられることも多いオールドチャイナカフェ。
オールドチャイナカフェの店内は、ノスタルジックな雰囲気が漂っています。
風水が取り入れられた店内
オールドチャイナカフェの店内には壁の両端にそれぞれ大きな鏡が向き合うようにして置かれています。
対面にある鏡。
オールドチャイナカフェの公式サイトによると、これらは風水の鏡であり、永続的な幸運をもたらすと信じられているそうです。
オールドチャイナカフェの店内には様々なアンティーク品が飾られています。
建物自体が古いだけではなく、内部にあるインテリアも歴史あるものが多いためか、店内は独特の古いニオイがします。
オールドチャイナカフェの店内には様々な写真が展示されていて、その中に葉亞來(Yap Ah Loy)の写真があります。
葉亞來(はクアラルンプールの中華コミュニティにおけるリーダー的ポジション(Chinese Kapitan)に就任した人であり、都市発展に寄与した人物として、クアラルンプールの歴史とは切っても切り離せない人物です。
オールドチャイナカフェのメニュー
前菜のメニュー。
Pie-TeeやJu Hu Charなど、ニョニャ料理の定番メニューが揃っています。
メインディッシュのメニュー。
Nasi Lemak、Laksaのほか、ビーフン炒めや炒飯などがあり、どれもニョニャスタイルで作られたものになっています。
デザートメニュー。
上記で紹介した以外にも、シーフード、各種肉料理、ドリンク類があります。
オールドチャイナカフェのニョニャ料理
Old China Nasi Lemak。
ココナッツライスの色づけにバタフライピーフラワーが使われています。
ニョニャ料理の定番、Pie-Tee(Top-Hats)。
Pie-Teeはこのような帽子の形をした器にフィリングを入れて食べる料理です。
フィリングのメインはヒカマ(ヤムビーン)という野菜。
ニョニャデザートのBuBur Cha Cha(ボボチャチャ)。
さつまいもやタロイモ、サゴなどが入ったココナッツベースのデザートです。
オールドチャイナカフェのボボチャチャはかなりモッタリとしていて、今まで食べたことがない独特な食感でした…。(あまりおすすめではありません)
オールドチャイナカフェのロケーション&行き方
住所:11, Jalan Balai Polis, City Centre, 50000 Kuala Lumpur
最寄駅はLRT/MRTのPasar Seni駅です。
MRTのPasar Seni駅のA出口からまっすぐ前に歩き、Purple Cane(紫藤)というティーショップの前で右に曲がります。
そのまま道に沿って歩いていくと左手側にオールドチャイナカフェがあります。
まとめ:オールドチャイナカフェは歴史を肌で感じることができる場所
オールドチャイナカフェはガイドブックに載っていたり、現地のオプショナルツアーに組み込まれていることも多いお店ですが、美味しいニョニャ料理を食べるお店としては個人的にはおすすめしません。
グルメの質を求めて行くとがっかりしてしまう可能性が高いので、美味しいニョニャ料理を食べに行く場所としてではなく、あくまでも古い雰囲気を楽しむ場所という位置付けで足を運ぶと失望することなく楽しめると思います。
また、クアラルンプールのチャイナタウンには、近年新しい飲食店が増えてきているので、食事の質を重視する場合は、オールドチャイナカフェ以外の飲食店を選択すりことをおすすめします。