腸内環境を整えるために役立つ発酵食品。
大豆を使った発酵食品には納豆・味噌・醤油などがありますが、インドネシア発祥のテンペも大豆ベースの発酵食品として知られています。
この記事ではテンペの詳細とマレーシアで購入するおすすめのテンペ商品についてご紹介します。
インドネシア発祥のTempeh(テンペ)とは?
納豆は納豆菌を使って作られていることで知られていますが、Tempeh(テンペ)はテンペ菌と呼ばれる菌を使っています。
主に大豆を使って作られていますが、大豆以外の素材を使って作られるTempeh(テンペ)もあります。
世界のベジタリアンやヴィーガンに注目されるTempeh(テンペ)
テンペはインドネシア(ジャワ)発祥ではあるものの…
- 発酵食品であること
- 植物性のタンパク源となること
…という点から欧米を中心とした一部のベジタリアンやヴィーガンの人にも人気の食品になっています。
また、最近増えているプラントベース食品は加工が多く加えられているものもたくさんありますが、テンペは余計な加工を加えず、自然な形で作られている植物性食品であるところも魅力です。
テンペの栄養
タンパク質のほか、食物繊維のほか、ミネラルやビタミンが豊富です。
大豆が丸ごと使われているため、割と食べ応えがあり、お肉に置き換えて食べることもあります。
テンペの発酵臭は臭い?どんな味と香り?
テンペの味を一言で表すと、優しい味。
大豆そのものの味を楽しむことができます。
ただし、テンペ自体は淡白な味であるため、下味をつけたり、調味料を加えて調理すると食べやすくなります。
発酵が進んだものは発酵臭が強くなり、商品によって「これは発酵が強めだな…」「これは無臭」など、ちょっとした違いはあるものの、臭豆腐や腐乳などのインパクトが強烈な発酵食品とは全く異なり、Tempehはかなり食べやすい発酵食品であると言えます。
マレーシアで購入するテンペ商品
マレーシアにおいて、Tempehはスーパーなどで購入することができるほか、マレー系の飲食店や健康志向のカフェで提供されていることがあります。
マレーシアのスーパーで販売されているTempeh(テンペ)。
数十円から100円ちょっとで購入できます。
上記画像のTempeh(テンペ)は、少し発酵臭があります。
マレーシアのスーパーでよく見かける商品です。
こちらのTempeh(テンペ)はBen’s Independent Grocerなどで見かける商品です。
ほぼ無臭です。
オーガニックのTempeh(テンペ)を販売しているお店もあります。
上記画像のTempeh(テンペ)はrasamasaというブランドのもので、自分でTempeh(テンペ)を作りたい人向けにテンペスターター(テンペ菌)やテンペスターターキットの販売もしています。
rasamasaのテンペ菌はオーガニックなので、完全オーガニックのTempeh(テンペ)を作りたい時におすすめです。
私も自宅でTempeh(テンペ)を作る時はrasamasaのオーガニックテンペスターターを使っています。
おすすめはWendee’s Tempeh
マレーシアでは色々なテンペを購入することができるものの、私が「すごく食べやすい」と感じているものはWendee’s Tempeh。
くせがないので、はじめてTempeh(テンペ)を食べてみる…という時におすすめです。
Wendee’s Tempehはカンボジアに拠点があるものの、マレーシアでも一部のお店で購入できます。
私はQraで購入しています。
価格はRM8.50程度(日本円にして200円ちょっと)で、定番の大豆を使ったTempeh(テンペ)のほか、Chickpea(ひよこ豆)やキヌア、ミックスビーンの商品があります。
大豆のテンペ
大豆のTempeh(テンペ)。
定番のTempeh(テンペ)です。
ひよこ豆のテンペ(Chickpea)
Chickpeas(ひよこ豆)を使ったTempeh(テンペ)。
大豆を使ったTempeh(テンペ)と比較すると、少しだけクセがあります。
ミックスビーンのテンペ(Crunchy)
大豆に加え、黒豆や小豆が入ったミックスビーンズのTempeh(テンペ)。
Crunchy(クランチー)というステッカーが貼ってあるように、ちょっとした歯応えを楽しむことできるTempeh(テンペ)になっています。
どれも美味しいですが、大豆100%とミックスビーンのTempeh(テンペ)が美味しいと感じています。
Wendee’s Tempehにはテンペ商品のほかに、Kerepek Doughというクラッカー商品もあります。
Kerepek Doughの断面。
薄くスライスして油で揚げて食べます。
豆煎餅のような感覚で食べることができます。(ただ、普通の豆煎餅のような塩気はなく、あっさりとした味です。)
テンペの食べ方(調理方法)
テンペの定番の調理方法は油で揚げる形です。
油で揚げるほかにも、焼いたり、茹でたり、色々な調理方法がありますが、フライパンに多めの油を入れて揚げ焼きにして食べる形が簡単でおすすめです。
テンペに合うソース
Tempeh(テンペ)自体に強い味があるわけではないので、どんなソースも大抵合います。
例えば、チリソースのほか、テリヤキソースなど醤油系の甘辛ソース。
マレーシアやインドネシア風に仕上げたい時はSambal Belacan(サンバルブラチャン)やKecap Manis(スィートソイソース)を使うことが多く、韓国風に仕上げたい時はコチュジャンも使っています。
チジミのタレも合うので、チジミを作ってタレが余った時に、残ったタレをTempeh(テンペ)に和える…という使い方もしています。
Tempeh(テンペ)をサンドイッチやハンバーガー、サラダに加える時は、BBQソースやテリヤキソースのほか、ウスターソースやバルサミコ酢で味つけしても美味しいです。
Tempeh(テンペ)をフライパンで焼いたあと、少量のウスターソースとバルサミコ酢を入れて味つけした簡単なものですが、サンドイッチに合います。
油を使いたくない時はマリネしてオーブンで焼くこともありますが、油で揚げる&焼く方が美味しいと感じています。
ウスターソースはイギリスのLEA&PERRINS(リーペリン)を愛用しています。
日本のウスターソースとは少し異なるものですが、ハンバーガー用のパティを焼く時の味つけなど肉料理に使えるほか、Tempeh(テンペ)にも合います。
Tempeh(テンペ)本来の味を楽しみたい時はそのまま焼いて、あとはディッピングソースを添える…という形にしています。
サンバルソースと一緒に炒める形も美味しいです。
黒カビ?!テンペが黒くなる?
はじめてTempeh(テンペ)を購入した時に、Tempeh(テンペ)の表面に黒や灰色になった部分を見つけて、びっくりすることがあるかもしれません。
これはカビではなく発酵により形成された胞子で、害はないと言われています。(異臭もありません。)
ただ、黒や灰色以外の変色が見られたり、異臭がする時は腐っている可能性があるので、色や臭いを確認してみてください。
まとめ
植物性のタンパク質を摂取したい時にTempeh(テンペ)はおすすめです。
以上、マレーシアで購入するTempeh(テンペ)についての紹介でした!