台湾で購入するお土産として人気の台湾高山烏龍茶。
高山で育まれた茶葉は独特な美味しさを醸し出します。
台湾高山烏龍茶には色々ありますが、おすすめの一つとして挙げられるものが梨山。
この記事では良質な梨山の茶葉を販売している王錦珍(WangJinJen)というお店について紹介します。
1952年創業の老舗、王錦珍
創業1952年。
王錦珍(WangJinJen)は70年近い歴史を持つお店です。
商業の場として繁栄した歴史を持つ台北の大稻埕には多くの老舗がありますが、王錦珍(WangJinJen)も三世代に渡り大稻埕で商いを続けている老舗の一つです。
創業者と王錦珍(WangJinJen)の沿革
王錦珍公式サイトの情報によると、創業者は王明德さん。
1948年、中国の福建省泉州安渓県から台湾に渡ってきた王明德さんは、台北の甘州街にある茶荘で働き、苦労しながら起業資金を貯めました。
1952年に独立、安西街で商売をはじめます。
現在の店舗がある民生西路に移転したのは、1965年のことになります。
王錦珍(WangJinJen)の店内
王錦珍(WangJinJen)のお店はこじんまりしているものの、店内で茶葉の他、茶器やお茶請けの販売をしています。
茶杯の他にも、お茶を淹れる時に使用するアイテムが販売されています。
こちらは台湾で購入する茶器ブランドとして人気の陶作坊の商品。
陶作坊の店舗はいくつかありますが、旅行者の方は永康街にある店舗利用がおすすめです。
王錦珍で販売されている台湾高山烏龍茶
王錦珍(WangJinJen)では色々な茶葉を取り扱っていますが、台湾高山烏龍茶としては…
- 梨山
- 杉林渓
- 阿里山
茶区の標高比較をしたものがお店の中に展示されています。
梨山、杉山渓、阿里山、どれも定番の台湾高山茶になりますが、おすすめは標高2,000m以上にある茶区で作られた梨山。
阿里山や杉林渓よりも高い標高の茶畑で育まれた梨山のお茶は、繊細な香りと優しい甘みがあるところがその特徴です。
透き通るようなさっぱり感があり、お茶を飲んだ後に口の中に甘みが漂う、そんな繊細なお茶です。
茶葉は150g単位でパッキングされています。
王錦珍(WangJinJen)では試飲が可能です。
店内にあるこちらのテーブル席で試飲させてもらうことができます。
試飲できる
お店で淹れてもらった梨山のお茶です。
試飲の際は茶葉の香りも確認できます。
王錦珍(WangJinJen)で購入した梨山の茶葉。
梨山のお茶が好きなので、他店で購入したものを含め、いくつか自宅にストックしていますが、王錦珍(WangJinJen)で購入した梨山の茶葉でお茶を淹れるたびに「やっぱり美味しいな!」と感じています。
繊細な香りや甘みを堪能したい時におすすめの烏龍茶です。
王錦珍(WangJinJen)のロケーション
住所:台北市大同區民生西路430號
MRT北門駅またはMRT大橋頭駅からアクセスが可能です。
どちらの駅からも所要時間は変わらず、徒歩で15分程度かかります。
大稻埕碼頭(大稻埕埠頭)のすぐ近くにあるので、迪化街観光がてら、埠頭(ふとう)を目指して歩いていく形がおすすめです。
まとめ:王錦珍は梨山の茶葉を購入したい時におすすめ
大稻埕には非常にたくさんの茶荘があります。
お店の規模は様々で、小さなお店から観光客が溢れている大きなお店まで、色々です。
王錦珍(WangJinJen)はお手頃な価格で良い茶葉を販売しているお店としておすすめです。
特に梨山のお茶を探している時は、購入先の候補に入れてみてください。
以上、王錦珍(WangJinJen)についての紹介でした!