クアラルンプール植物園の北部に位置し、国家記念碑のすぐ近くにあるTaman Tugu。
そこはまさに森…と呼べる青々とした木々が生い茂るエリアでありながら、気軽にトレッキングを楽しむことができるスポットでもあります。
Taman Tuguのトレッキングコースの種類
Taman Tuguのトレッキングコースは、
- Main Trails(メイントレイルズ)
- Nursery Trails(ナーサリートレイルズ)
…という2つコースに分けられています。
Main TrailsとNursery Trailsの入口は別の場所にあります。
上記はMain Trailsの場所を示す標識。
Nursery Trailsはメイントレイルよりも短いミニコースになっています。
Taman Tuguのトレイルマップ
Taman Tuguのトレイルコースマップ。
メイントレイルは上記画像のグリーン(1.5km)とイエロー(1.6km)のコース。
グリーン+イエローのコースを両方選択すると、合計3km程度のトレッキングを楽しむことができます。
時間にすると、ゆっくり歩いて約1時間のコースです。
Nursery Trailsのマップ。
1キロ程度のコースになります。
Main Trails(メイントレイルズ)
メイントレイルの入口。
この先にトレッキングコースが広がっています。
道が整備されているので、歩きやすくなっています。
ただし、少し滑りやすくなっているところもあるので、足元には気をつけてください。
Taman Tuguで見る植物
Taman Tuguには4,000以上の木々があります。
そのうち1,000を超える木々は、絶滅または危険ゾーンに分類される木にあたり、保全対象になっています。
樹齢100年以上あると思われる大きな木。
この場所に自生している木々だけではなく、新たに植えられた木も多く存在します。
バナナリーフ(バナナの葉)
道端や民家の庭など、至るところにあるバナナの木。
パンダンリーフ
パンダンリーフ。
パンダンの葉は食べ物やお菓子の香りづけや色づけによく使われている植物です。
アブラヤシの木&実
トレッキングコースを歩いていると、上記画像にあるような赤い実が地面にたくさん落ちていることに気づく人がいるかもしれません。
これはアブラヤシの実。
アブラヤシであるPalm Oil Tree(パームオイルツリー)。
パーム油やパーム核油の原料となる木です。
アフリカが起源であると言われるアブラヤシですが、Taman Tugu公式サイトの情報によるとこれらのアブラヤシはイギリス統治時代に、英国人によりもたらされたものである可能性が高いとなっています。
トレッキングコース内にある施設
Taman Tugu内にはブランコがあったり…
見晴台があります。
Nursery Trails(ナーサリートレイルズ)
短い距離のトレッキングを楽しむことができるNursery Trails。
このエリアは苗床となっていることから、Nursery Trails(ナーサリートレイルズ)と呼ばれています。
短いコースなので、気軽に散策を楽しむことができます。
全体的に緑が大半ですが、所々に花も咲いています。
トレッキングコースの歩き方
Taman Tugu内にあるトレッキングコースは指定された番号に沿って歩いていく形になっています。
例えば、CPというコースなら、CP1→CP2→CP3という形で進んでいきます。
出口を示す標識が見えてきたら終了です。
留意事項
蚊が非常に多い場所であるため、肌が露出しない格好をするか虫除けスプレーを持っていく方が良いと思います。
また、場所によっては滑りやすいところもあるため、ランニングシューズを履いていくことをおすすめします。
また、雨が降ったあとはトレッキングコースが滑りやすくなるため、注意してください。
Taman Tuguのロケーションとアクセス情報
住所:Taman Tugu, Pesiaran Sultan Salahuddin, Kuala Lumpur, 50480 Kuala Lumpur
通常時の開園時間は7:00〜18:30(最終入場は17:45)。
18:00になると閉園を知らせる笛が鳴り、閉園時間に遅れると罰金が課されます。
入場料は無料です。
最寄駅を挙げるとすればBank Negara駅またはMasjid Jamek駅になりますが、どちらも徒歩で30分程度かかるような距離にあるため、車でのアクセスをおすすめします。
ボタニカルガーデン側からもアクセスできますが、距離があります。(この場合、MRTのMuzium Negara駅が最寄駅になります。)
駐車場について
トレッキングコースのすぐ近くに駐車場があり、無料で利用できます。
Taman Tuguは良い場所ではあるもののアクセスに車が必要になるため、ちょっとした散策を楽しみたいのであれば、植物園に足を運ぶ方が楽です。
旅行者の場合、植物園に行く方が簡単なので、ケースバイケースで検討してみてください。