台南で購入するお土産に人気の帆布バッグ。
老舗から新しいお店まで色々な帆布店がありますが、
どこが一番おすすめ?
…と迷ってしまうことがあるかもしれません。
この記事では台南にある4つの帆布店をピックアップ、それぞれの特徴とおすすめのお店について紹介します。
台南にある帆布バッグのお店
この記事で取り上げるお店は、
- 永盛帆布行
- 合成帆布行
- 清隆帆布行
- 廣富號
…の4店。
①の永盛、②の合成、③の清隆は、台南で長い歴史を持つお店になります。
④の廣富號は比較的新しいお店になりますが、老舗にはないデザインの帆布商品を販売しています。
台南の帆布店の位置情報
それぞれのお店の位置関係を示したイメージマップがこちら。
いずれも林百貨店から徒歩圏内で、
- 永盛:林百貨から徒歩2分
- 合成:林百貨から徒歩7分
- 清隆:林百貨から徒歩2分
- 廣富號:林百貨から徒歩10分
…という距離感になっています。
台南帆布老舗の歴史
台南の帆布店のなかでも、老舗として特に有名なお店が合成と永盛。
両店のルーツは1932年(1920年という説もあり)に台南で創業した來福帆布行。
来福帆布行の創業者が亡くなった後に、創業者の子孫が事業を継がない決断をしたことから、来福帆布行で働いていた曾、廖、許という3人の従業員が事業を引き継ぎます。
そして、1956年に「合成帆布行」として登記し、3人が合成の創業者となります。
曾、廖、許それぞれの子供たちが成長した1979年に許家が合成帆布行、曾家が永盛帆布行、廖家が志成帆布行として独立し、現在に至ります。
台南の帆布バッグの値段はいくら?
どのお店でどんな商品を購入するのかにより異なります。
小物であればNT$100程度で購入できるものがあったり、おしゃれな帆布バッグであればNT$3,000近くするものもあります。
キャンバストートバッグの場合、価格帯のイメージとしてはNT$400〜NT$1,000程度。
ただし、廣富號は全体的に価格が高いので、デザインが良いな…と感じるバッグはNT$2,000以上するものが多くなっています。
それぞれのお店の価格帯のイメージは以下の通り。(2023年12月時点)
- 永盛:トートバッグはNT$450〜NT$950程度
- 合成:小物はNT$100〜、トートバッグはNT$450〜NT$650程度
- 清隆:小ぶりのバッグはNT$500〜NT$600程度
- 廣富號:トートバッグはNT$1,500〜NT$3,000程度
為替レートにもよりますが、廣富號で買い物する時は日本円にして7,000円〜14,000円程度の予算、そのほかのお店でトートバッグを買う時は日本円で2,000円〜4,000円程度の予算を考えていけば良いというイメージです。
台南帆布店の特徴と比較
永盛帆布行
台南の帆布店のなかで、個人的にとても好きなお店が永盛帆布行。
他店と比較して、永盛帆布行の布地は厚めで、強度が一番しっかりしています。
どこか懐かしさを感じるクラシックなデザインも魅力です。
永盛帆布行の帆布バッグは、重たいものを入れても型崩れしない頑丈さがあります。
本当の意味でのキャンバスバッグを買えるお店だと感じています。
商品の品質に対して価格は手頃で、本記事で紹介するお店のなかでコスパが一番です。
店内ではオーナー自らミシンを使い帆布バッグを作っていて、商品選びに迷っていても優しく見守ってくれる好きにならずにはいられないお店です。
合成と比較すると価格が高めですが、布地の強さが全く異なるので、質を考慮するとコスパが良いと言えます。
合成帆布行
台南の帆布店のなかで最も有名な合成帆布行。
企業向けのグッズを数多く手がけるなど、台南最大手の帆布店になります。
合成帆布行は小物が充実しているところが特徴で、NT$100〜NT$300程度で購入できる安いアイテムが多く、ちょっとした帆布のお土産を購入したい時に使えるお店です。
トートバッグに関しても手頃な価格帯になっていますが、永盛と比較すると強度が弱めなので、この点が好き嫌いが分かれるポイントになります。
ただ、合成帆布行の小物はかわいいので、帆布を使ったコインケースやポーチを探している時におすすめのお店です。
清隆帆布行
レトロな商品が多い清隆帆布行。
永盛と合成の店内には多くの帆布商品があることに対し、清隆帆布行の店内は商品が少なめです。
お店の人の話では後継者がいないと言っていたので、そんな背景もあり観光客向けに商品を作るということはしていない雰囲気で、店内にも展示品のみという商品が多めになっています。
しかしながら、清隆帆布店には他店にはないレトロな商品があるところが特徴で、例えば牛乳バッグや白花油のバッグ。
個人的に欲しいものがあったので清隆帆布店で買い物をしましたが、「欲しいものがない」と感じてしまう人の方が大多数だと思います。
そのため、普通のキャンバスバッグを探している人にはおすすめしないお店ですが、白花油のバッグなど、ややマニアックなバッグを探している人向けのお店です。
廣富號
台南の帆布店のなかで新しいお店にあたる廣富號。
ほかの帆布店とは異なる凝ったデザインの商品が多く、価格も高めです。
書包(スクールバッグ)などのレトロ商品もありますが、廣富號らしくおしゃれなアレンジを加えているところが特徴です。
価格は高めであるものの、デザインと機能性において優れている商品が多いお店になります。
上記画像にある2つのバッグの総額はNT$3,000程度(日本円で約14,000円)だったもののの、日本の有名な帆布店で商品を購入することを考えると安く買えた…と感じています。
画像の右側にあるバッグは収納ポケットが充実していて使いやすく、値段以上の価値があると感じています。
廣富號は日本人のテイストによく合うものが多く、店員さんの接客も非常に丁寧です。
どの帆布店がおすすめ?
シンプルな帆布トートバッグを買いたい時におすすめのお店は永盛。
デザイン性の高い帆布バッグが欲しい場合は、廣富號がおすすめです。
基本的には、
- 永盛
- 合成
- 廣富號
…の3店をまわってみて、自分好みのアイテムを見つける形がおすすめです。
以上、台南の帆布店についての紹介でした!