クアラルンプールを訪れる観光客の多くが足を運ぶアロー通り。
夕方になると多くのお店がオープンし、お祭りのような賑わいをみせる場所です。
クアラルンプールのアロー通りとは?
Jalan Alor(ジャランアロー)は、クアラルンプールのブキッビンタンにあるストリートの名称を指します。
夕方になると、レストランや露店がオープンし、日本でいう縁日のような雰囲気を持つ賑やかな場所です。
昼間は閑散としていますが、夜になると多くの人で賑わいをみせることから、クアラルンプールのナイトマーケット(夜市)として知られています。
ジャランアローの夜市にはどんなお店がある?
色々なお店がありますが、大まかな特徴について紹介します。
中華料理&海鮮のお店が多い
アロー通りにあるお店は、中華料理や中華系海鮮料理がメインです。
中華料理に関しては、一部中国東北料理もありますが、基本的にはマレーシアローカル式の中華料理が主体になります。
福建語で煮炒、広東語で大炒と呼ばれるスタイルのお店が大半で、中華鍋を使ってパパッと炒めて作る料理になります。
ベトナムやタイ料理のお店
アロー通りには、中華料理店ほど多くはないものの、ベトナム料理やタイ料理のお店もあります。
果物のお店
夜市の露店で販売されている果物。
ドリアンが旬の時期には、ドリアンを販売するお店が増えます。
伝統菓子のお店
Putu Piring(プトゥピリン)を販売するお店。
Putu Piringはライスフラワーやココナッツ、パンダン、グラマラッカを使った優しい味のマレー伝統菓子になります。
ストリートスナック
揚げバナナのピサンゴレンをはじめとした揚げ物のスナックを販売するお店。
果物の旬に応じて、揚げドリアンや揚げコパラミツ(Cempadak)も販売しています。
夜市には、ココナッツやドリアンのアイスクリームを販売しているお店もあります。
アロー通りで人気のレストラン
アロー通りで人気のレストランはいくつかありますが、一番有名なお店は黄亜華小食店(Wong Ah Wah Restaurant)。
ミッキーマウスのような偽ミッキーの看板が目印のお店になります。
チキンウィングが看板メニューになっているほか、マレーシア定番の中華料理が揃っています。
黄亜華小食店(Wong Ah Wah Restaurant)の近くにある林記飯店(Lim Kee Restaurant)。
明記焼魚(Meng Kee Grill Fish)も多くのお客さんで賑わっていることが多いお店です。
料理については黄亜華小食店よりも明記焼魚の方が美味しいと感じています。
明記焼魚(Meng Kee Grill Fish)のメニュー。
看板メニューのグリルフィッシュ。
マレーシアのグリルフィッシュには、Stingray(スティングレイ)という平たい魚(エイ)を使うことが定番です。
上記画像の明記焼魚(Meng Kee Grill Fish)のグリルフィッシュはRM50です。(日本円にして約1,500円)
チキンウィング。
サテー。
サテーにはチキンとビーフがあります。
滑蛋河。
河粉という幅広のライスヌードルを使ったあんかけ麺料理です。
上記画像の野菜は、マレー語でKacang Botolと呼ぶシカクマメをブラチャンで炒めたものになります。
とても美味しいおすすめの一品です。
明記焼魚(Meng Kee Grill Fish)の野菜炒めは分量が多めなので、1人や2人で注文すると食べきれないことがあるかもしれません。
ペナン名物の炒粿條。
麺類ではクアラルンプール式ホッケンミー(福建炒麺)もあります。
麺料理は1人で食べ切れる分量ですが、野菜炒めや炒飯は量が多めです。
4人くらいで利用するなら、いくつか注文してシェアするとちょうど良い分量になるかと思います。
アローストリートのロケーション
上記で紹介した中華レストランの位置情報をあらわしたものがこちら。
アロー通りの最寄駅は、Bukit Bintang駅になります。
MRTやモノレールのブキッビンタン駅側からアロー通りにアクセスした場合、黄亞華小食店(Wong Ah Wah Restaurant)は、通りの後方に位置しています。
上記イメージマップの赤丸をつけているNasi Ayam Hainan Chee Mengは、ハラールの海南チキンライスのお店で、Jalan Bukit Bintang(ジャラン ブキッビンタン)というブキッビンタンのメインストリートにあります。(この道を伊勢丹方向にまっすぐ歩いて行くとパビリオンKLに到着します)
アロー通りのアクセス方法
モノレールまたはMRTのBukit Bintang駅のどちらからでもアロー通りにアクセできます。
MRTのBukit Bintang駅にはいくつか出口があり、どの出口からもアクセスできますが、アロー通りに一番近いMRTの出口はA出口です。
A出口を出たところが、Changkat Bukit Bintang(チャンカット ブキッビンタン)という通りになり、少し前に歩くと左手側にアロー通りがあるので、そこから夜市にアクセスできます。
まとめ:アロー通りのグルメは観光客価格で高い?
アロー通りは観光客が大半を占める場所であることから、「観光客価格」になっている面が否定できません。
実際に少しだけ高いものの、そこまで大きな差があるわけではないので、価格についてはそれほど気にしなくても良いと思います。
ただ、一般的にシーフードは値段が高くなる傾向にあることはどこでも同じなので、蟹や高級魚を注文すると、それなりの価格になります。
この点だけに留意しておけば、特に問題はない場所です。
また、料理の味に関しては、アロー通りよりも現地の人が多く集まるお店の方が美味しい面がありますが、アロー通りにあるお店の味もそこまで悪くなく、何よりも色々なものがある場所なので旅行者の人には便利なスポットです。
以上、ジャランアロー(アロー通り)の観光&グルメ情報についての紹介でした!