2023年3月16日に完全開通したMRTのPutrajaya Line(プトラジャヤ線)。
この記事では、プトラジャヤ線の概要とMRTのPersiaran KLCC駅からツインタワーへのアクセス方法について紹介します。
MRTの新しいプトラジャヤ線とは?
MRTプトラジャヤ線は、Kwasa Damansara駅からPutrajaya Sentralまでを繋ぐ全長57.7kmの路線になります。
2022年6月からフェーズIとして一部稼働していたものの、完全開通したのは2023年3月16日になります。
KLCCエリアからプトラジャヤに1本で行ける
MRTプトラジャヤ線のポイントは、KLCCエリアからプトラジャヤまで乗り換えなしに1本で直行できることです。
例えば、ピンクモスクがあるプトラジャヤ方面までMRTを使ってKLCCからアクセスすることができます。
新しい金融エリアとして開発が進められているTRX(Tun Razak Exchange)駅がプトラジャヤ線に含まれている点も新しい路線のポイントです。
LRTのKLCC駅とMRTのPersiaran KLCC駅の位置関係
ツインタワーやスリアKLCCの最寄駅は、LRTのKLCC駅。
上記路線図の赤色の路線がLRTになります。
一方、MRTプトラジャヤ線はPersiaran KLCC駅という名称で、ツインタワーへの距離はLRTのKLCC駅ほど近くありませんが、徒歩圏内にあります。
MRT+KLIAトランジットの組み合わせで空港まで行ける新ルート
MRTプトラジャヤ線のもう1つの特徴は、KLIAトランジットと組み合わせることで、KLCC方面からクアラルンプール国際空港まで行けるということです。
- MRTでPersiaran KLCC→Putrajaya Sentral駅
- KLIAトランジットでPutrajaya & Cyberjaya駅→KLIA
…という流れでアクセスできます。
所要時間は52分で、運賃はRM13.70。
MRTプトラジャヤ線が開通する前は、
- LRTでKLCC→KL Sentral
- KLIAエクスプレスまたはKLIAトランジットでKL Sentral→KLIA
…という形が定番であったため、KLCCからKLセントラルに行くことなく、空港方面にアクセスできるようになったことが、MRTプトラジャヤ線のポイントです。
LRTのKLCC駅からKLセントラル駅までは20分程度の乗車時間で、KLIAエクスプレス利用で空港まで約30分かかるので、トータルで見た時の所要時間は、LRT+KLIAエクスプレスとMRT+KLIAトランジットで、ほとんど変わりません。
さらに、KLIAエクスプレスを利用する時と比較して、MRTとKLIAトランジットの運賃は非常に安い点もポイントです。
ツインタワーがあるSuria KLCCまでのアクセス方法
ここからは、MRTのPersiaran KLCC駅からツインタワーやスリアKLCCまでのアクセス方法について紹介します。
LRTのKLCC駅は、スリアKLCCやツインタワーに非常に近い場所にありますが、MRT Persiaran KLCC駅もそこまで遠くありません。
スタートはPersiaran KLCC駅のB出口。
B出口からまっすぐ歩いていきます。
目の前にツインタワーが見えるので、タワーがある方向に歩いていきます。
左手側にMasjid Asy-Syakirin(アシャキリン・モスク)が見えてきます。
モスクの横にある道に沿って歩きます。
目の前にSuria KLCCが見えます。(黄色い建物がSuria KLCCです)
Kenny Hilss Bistroがある場所がShoppes at Four Seasons Placeで、フォーシーズンズがそばにあります。
2023年7月現在、駅周辺で工事が行われているので、道が少しごちゃごちゃしているものの、このエリアの開発が落ち着けば、もっと道が綺麗になり、歩きやくなると思います。
距離と所要時間
MRTのPersiaran KLCC駅からスリアKLCCやツインタワーまでは、距離にして約800mで、徒歩にして10分程度です。
現状、地上を歩く形になっているので、雨が降っている時は不便ですが、天気が良い日であれば、駅からの道のりはそれほど苦になりません。
雨が降っている時は、地下通路でスリアKLCCやツインタワーと繋がっているLRTのKLCC駅の方が便利です。
まとめ:ツインタワーまではLRTのKLCC駅の方が便利だけど…
駅からツインタワーやSuria KLCCに直行したい時は、KLCC駅の方が利便性は上です。
ただ、MRTのPersiaran KLCC駅は、LRTのKLCC駅と比較して人が少なく快適で、時間に余裕がある時はPersiaran KLCC駅からKLCC公園まで歩いて行くルートも悪くありません。
以上、MRTプトラジャヤ線とPersiaran KLCC駅についての紹介でした!