Klang Valleyエリアで高い人気を誇る溏記海南茶室(Thong Kee Cafe)。
クロワッサンを使った朝食メニューのほか、同店の創業者が独自に生み出したSignature 1+1は溏记海南茶室(Thong Kee Cafe)の人気メニューになっています。
この記事では溏記海南茶室で食べるおすすめ朝食グルメについて紹介します。
溏記海南茶室(Thong Kee Cafe)
1988年にPahang州のBentong(ベントン)で創業した溏記海南茶室(Thong Kee Cafe)。
創業者は黄玟溏(Wong Mun Thong)さん。
現在も創業店はBentongにありますが、クアラルンプールやスランゴールなどに支店を広げ、Klang Valleyで高い人気を誇るコピティアムになります。
Thong Kee Cafeのメニュー
ドリンクメニューとフードメニュー。
クロワッサン、ホワイトブレッド、バンズ、全粒粉のパン、マフィンなど、様々なパンを使ったメニューが豊富です。
また、朝食セットもあります。
溏記海南茶室(Thong Kee Cafe)の麺類メニュー。
カヤパフやカリーパフの販売もしています。
価格帯はマレーシアの一般的なKopitiam(コピティアム)と同じで、低価格です。
看板ドリンクのSignature 1+1
溏記海南茶室の創業者が考案し看板メニューになったSignature 1+1(中国語のメニュー名は招牌1+1)。
Signature 1+1はコピとテーをミックスした飲み物で、Cham(チャム)に似たドリンクになりますが、Cham(チャム)と比較して紅茶のテイストが強めに作られています。
溏記海南茶室のCham(チャム)。
一般的なCham(チャム)と同じく、コーヒーのテイストが強めの仕上がりになっています。
ただ、紅茶の茶葉の味もしっかりと感じることができます。
紅茶にコンデンスミルクを入れたTeh(テー)。
溏記海南茶室(Thong Kee Cafe)はTehよりも1+1やChamまたはKopiの方が美味しいと感じています。
溏記海南茶室(Thong Kee Cafe)でお持ち帰りする時やデリバリーで注文した時はしっかりシールドした容器に入れてくれます。
上記画像はホットドリンク用の容器。
コールドドリンクはこちらの容器になります。
持ち帰り用の容器に追加料金がかかるため、お店で直接注文するローカルのお客さんのなかにはマイボトルを持参している人が多くいます。
ちなみに上記画像のドリンクはKopi Peng(アイスのKopi)。
Thong Kee CafeのKopi(コピ)は、現地の表現を使うと「Kaw」。
つまり、コーヒーが濃く抽出されていて濃厚な旨味があります。(Kopiにはコンデンスミルクが入っているので甘みは強いものの、コーヒーの味がしっかりしている分、その風味をしっかり堪能することができます。)
定番人気!カヤバタークロワッサン
溏記海南茶室(Thong Kee Cafe)はパンを使った朝食メニューが充実しているKopitiam(コピティアム)です。
なかでも人気はクロワッサン。
プレーンのクロワッサンも注文することもできますが、
- Kaya Butter (カヤバター)
- 3 in 1(スリーインワン)
- Otak-Otak(オタオタ)
…など、様々なフィリングが選択肢としてあります。
クロワッサンメニューのなかで一番のおすすめは、カヤ&バター入りのクロワッサン(Kaya + Butter Croissant)。
クロワッサンを使っている分、一般的なカヤトーストと比較してリッチな味わいがあります。
カロリーのことを考えると多少罪悪感が芽生えますが、食べている最中は「美味しい!」と満足感の高い一品です。
たっぷりのカヤが使われています。
3 in 1はチーズ+ハム+卵をサンドしたものになります。
シンプルなメニューであるものの、カヤバタークロワッサンと共におすすめのメニューになります。
キットカット入りのミニクロワッサン
クロワッサン系のメニューにはお菓子のキットカットを使ったものもあります。
クロワッサンのサイズはミニサイズになっています。
キットカットのウエハースのサクサク感がアクセントになっているチョコレートクロワッサンです。
ドーナッツ
ドーナッツメニューには砂糖がかかった普通のドーナッツのほか、チーズ+ハム+卵がセットになった3 in 1があります。
3 in 1に使われているドーナッツ自体は甘くないので、チーズ+ハム+卵とドーナッツの組み合わせは特に違和感はありません。
ただ、油っぽさがやや目立ちます。
食感や風味という意味においては、ドーナッツよりもクロワッサンの方がおすすめです。
また、パンを使ったメニューにはマフィンもあります。
カヤパフ
Kaya Kok(咖椰角)はココナッツジャムのKaya(カヤ)をパイ生地で包んで焼いたお菓子で、英語でKaya Puff(カヤパフ)と呼ばれるものになります。
広東語の発音でKaya Kokと呼ばれていますが、地域によって単純にKaya Puffと呼んでいるケースも多く、Kaya Puffと言えば通じます。
溏記海南茶室(Thong Kee Cafe)のカヤパフはパイ生地がサクサクで美味しいです。
できたての美味しさを味わうことができます。
デリバリーやテイクアウトで時間が経った場合は、オーブンで少し温めると、購入した直後のようなサクサク感が出ます。
カリーパフ
Curry Puff(カリーパフ)。
溏記海南茶室(Thong Kee Cafe)のカリーパフはマレーシアのIKEAで販売されているカリーパフに近い味がします。
ただ、コスパと味の面ではIKEAの方がおすすめです。
カヤトースト
Roti Bakar(ロティバカー)。
普通のホワイトブレッド(食パン)を使ったカヤトーストで、バター+カヤまたはマーガリン+カヤを選ぶことができます。
Roti Bakarはパンを焼いた(Bakar)ものですが、蒸したパンも選択可能です。
また、溏記海南茶室(Thong Kee Cafe)には全粒粉のパンを使ったカヤトーストもあります。(ただ、Thong Kee Cafeのカヤトーストはまぁまぁの味でクロワッサンメニューの方が美味しいです。)
Thong Kee Cafeの麺類
炒蝦麺(Fried Harmee・フライドハーミー)。
溏記海南茶室(Thong Kee Cafe)で注文する麺類系のおすすめメニューです。
瓦煲伊麺(Claypot Yee Mee)もおすすめです。
上記画像のClaypot Yee Mee(クレイポットイーミー)はデリバリーで注文したので土鍋に入っていませんが、土鍋で煮込んで作られたものになります。
クレイポット系のメニューには、Yee Mee(イーミー)のほか、老鼠粉があります。(老鼠粉よりもイーミーの方が美味しいです。)
炒粿條(Char Kueh Teow)。
プリプリの海老が入っています。
チリパンミー。
クアラルンプールにはチリパンミーが美味しいお店が多いので、チリパンミーに関しては専門店に足を運ぶ方が良いと思います。
お店で購入できるパンやカヤ
溏記海南茶室(Thong Kee Cafe)では、カヤトーストに使う食パンやバンズ、カヤの販売をしています。
コピティアムで定番のパン。
パンをトーストしてから、カヤとバターを塗れば、簡単にカヤトーストが作れます。
Buns(バンズ)もカヤ&バターによく合うパンで、コピティアムでお馴染みのパンです。
溏記海南茶室(Thong Kee Cafe)の自家製Kaya(カヤ)。
溏記海南茶室(Thong Kee Cafe)のロケーション
クアラルンプールおよびスランゴールに支店がいくつかあります。
例えば…
- Seapark(Petaling Jaya)
- Sri Petaling(Kuala Lumpur)
- Pandan Indah(Kuala Lumpur)
また、Puchongにも店舗があります。
2021年10月にはクアラルンプールのCheras(チェラス)に新店舗がオープンしています。
Sea Parkの店舗
住所:33, Jalan 21/1, Sea Park, 46300 Petaling Jaya, Selangor
溏記海南茶室(Thong Kee Cafe)の店舗のなかでも多くの人が集まる人気スポットは、Petaling JayaのSea Parkにある店舗。
車利用をおすすめしますが、公共交通機関を利用する場合はLRT(Kelana Jaya Line)のTaman Paramount駅が最寄駅になります。
Sea Parkにある溏記海南茶室(Thong Kee Cafe)があるコピティアムには、ペナン福建麺(ホッケンミー)、カリーミー、Nasi Lemakのお店などがあります。
ペナン福建麺のお店がおすすめです。
フードデリバリーにも対応
パンデミック前はフードデリバリーに対応していなかった溏記海南茶室(Thong Kee Cafe)ですが、現在はGrabFoodやfoodpanda、Shopee Foodなどに対応しています。
溏記海南茶室(Thong Kee Cafe)では注文システムのでデジタル化が進み、持ち帰り用に注文すると注文番号が書かれたレシートを発行し、準備ができ次第、店内にあるスクリーンで呼び出しを行います。
スクリーンにはテイクアウト用の番号のほか、GrabFood、foodpanda、Shopee Foodなどデリバリー用の番号も提示されています。
デリバリーアプリを使ってセルフピックアップする時はスクリーンで番号を確認することができるので便利です。
まとめ
パンデミック前の溏記海南茶室(Thong Kee Cafe)のSea Park店は、週末になると行列ができ、長い待ち時間が発生していたお店です。
非常に多くの人が集まるお店であったものの、デリバリー対応するようになり、現在はかなり便利になったと感じています。
おすすめメニューはドリンクのSignature 1+1とクロワッサンカヤバターです。
以上、溏記海南茶室(Thong Kee Cafe)についての紹介でした!