マレーシア最大のモスク、ブルーモスク。
圧倒的規模のモスクを目の前にして出てくる言葉は「壮観」の一言です。
ブルーモスクのドームを囲うようにしてそびえ立つ4つの塔はかつてギネス世界記録を保持していたという実績があります。
この記事ではブルーモスクの概要とアクセス方法について紹介します。
マレーシアのブルーモスクはどんなところ?
正式名称はSultan Salahuddin Abdul Aziz Mosque。
スランゴール州のShah Alam(シャーアラム)にあるマレーシア最大のモスクです。
1988年に完成したブルーモスクは一度に24,000人を収容できるほど規模が大きく、実際に訪れてみるとその大きさに圧倒されます。
天気が良い日は太陽に照らされたモスクのドーム部分が青々と光り輝いています。
ブルーモスクの概要
ブルーモスクではボランティアのガイドがモスク内を案内してくれます。
その際にブルーモスクの歴史や概要について説明してくれますが、ここではガイドの方に伺った話とWikipediaに掲載されている情報を元にブルーモスクの概要について簡単に紹介します。
ドームの直径は51.2m、地上からドームまでの高さは106.7mにも及びます。
ドームを取り囲むようにしてそびえたつ4本のミナレットと呼ばれる塔は142.3mもあり、かつて世界で一番高いミナレットとしてギネスに登録されていました。
現在は世界一の座をモロッコのHassan II Mosqueのミナレット(210m)に奪われた形になっていますが、世界的に見て現在でも高いミナレットを持つモスクとして位置付けられています。
ちなみにマレーシアで暮らしている人は聞いたことがあるアザーン(礼拝への呼びかけ)。
アザーンはミナレットから流れています。
ブルーモスク見学の流れ
ブルーモスクに到着したら、まずはこちらの受付カウンターに向かいます。
- 訪問者用の帳簿に氏名や人数などの情報を記帳
- 女性で肌や髪の毛が露出している場合はヘッドスカーフとローブを着用
- 係の人の指示に従ってツアー開始
ヘッドスカーフとローブについては無料でレンタルすることが可能です。
モスクへの入場についても無料です。
ガイドの言語については日本語ができる方もいますが、タイミングによっては英語ガイドになる可能性もあります。
ブルーモスクの内部
見学ツアーではブルーモスクの歴史や建物の概要、イスラム教の教えについて説明してくれます。
階段を登って、2階にある礼拝堂へと案内されます。
2階スペースにある廊下。
礼拝堂。
かなりの広さがあります。
上に視線を向けると、ドーム部分が目に入ります。
礼拝堂にはステンドグラスが使われ、幻想的な雰囲気に包まれています。
ブルーモスクの礼拝堂スペースにある絨毯です。
ピンクモスクの絨毯はピンク色ですが、ブルーモスクは青色になっています。
礼拝堂の見学が終わった後は階段を使って1階エリアに行きます。
一階エリアの一角にはイスラム教徒の方が結婚式を行う部屋があり、こちらも見学することができます。
こちらは婚礼の儀式で新郎と新婦がギフトを交換する時に使われるものです。
このように礼拝堂だけではなく、モスク内の設備の一部についても見学をしつつ、モスク見学が終了します。
ブルーモスク見学の所要時間
ガイドさんによってじっくり説明してくれる人、さらっと説明してくれる人がいて、所要時間はマチマチです。
じっくり説明してくれる方の場合、30分〜40分程度かかることもあるので、ブルーモスクを訪れる際は少しだけ長めに時間を確保していた方が無難です。
マレーシアのブルーモスクのロケーション&行き方
住所:Persiaran Masjid St., Sekysen 14, 40000 Shah Alam, Selangor
ブルーモスクから徒歩圏内にバス停はあるものの、交通の便があまり良くないためGrabやタクシーなど車利用がおすすめです。(流しのタクシーはぼったくりが多いので、Grab利用を強くおすすめします)
クアラルンプール中心部からアクセスする場合、車で30〜40分程度かかります。
付近の公共交通機関としてはKTM KomuterのShah Alam駅がありますが、駅からブルーモスクまで車で10分程度かかります。
そのため、はじめからGrabやタクシーを利用する方が便利です。
クアラルンプール中心部&ピンクモスクとの位置関係
ブルーモスクがあるシャーアラムはクアラルンプール中心部から見て西側にあり、ピンクモスクがあるプトラジャヤはクアラルンプール中心部から見て南側にあります。
ブルーモスクとピンクモスクはそれぞれ別の方角にあり、どちらもクアラルンプール中心部から車利用で30〜40分程度かかります。
一日でまわれないこともない距離ですが、ブルーモスクとピンクモスクを同日にまわるのは結構疲れるので、日程に余裕がある場合はそれぞれ別日に訪問する形がおすすめです。
まとめ
ブルーモスクは壮観さや独特の落ち着きがある場所です。
ボランティアガイドの方がかなり親切にモスクやイスラム教について教えてくれるので、マレーシアで異文化への理解を深めたい、そんな人におすすめすることができる場所です。
ぜひ、ブルーとピンク、双方のモスクに足を運んでみてください。
以上、青色にきらめくマレーシアのブルーモスクの魅力とアクセス方法についての紹介でした!